すかいらーくの株価分析!業績悪化で無配転落・株主優待改悪!今後の優待はどうなるか【3197】

ファミレス国内最大手のすかいらーくホールディングス(3197)。株主優待は「ガスト」、「バーミヤン」、「ジョナサン」などで利用できる便利な食事券で、お得な人気優待として紹介されることが多いです。

しかし、すかいらーくは業績が悪化し減配。さらに、2020年9月10日に株主優待制度の改悪を発表しました。果たして、今後のすかいらーくホールディングスの株価や配当はどうなるのか。また、株主優待を廃止する可能性はあるのか。業績推移・会社方針・株価チャートを分析してみました。

すかいらーくホールディングスの株価POINT
  • 株主優待を廃止する可能性は低いが、条件等を変更する可能性は想定される
  • 配当は業績悪化で無配転落
  • 株価は底値から抜けやや上昇しているが弱め
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すかいらーくの事業内容と株価指標

はじめにすかいらーくの事業内容と株価指標を確認していきます。

株価指標と配当利回り

株価:1,689円
予想年間配当:未定
予想PER:832倍
PBR:2.93倍

2021年3月10日終値時点のデータ

外食系人気優待銘柄にはありがちな割高です。予想PERはかなり高いです。配当は未定ですが、現状の利益予想から厳しくなるのが想定されます。

すかいらーくホールディングス(3197)とは

すかいらーくホールディングス(英: SKYLARK HOLDINGS CO., LTD.)は、すかいらーくグループを統括する純粋持株会社である。

すかいらーくグループ(英: SKYLARK GROUP)は、「ガスト」や「バーミヤン」、「ジョナサン」などのファミリーレストランチェーンで知られる外食産業系企業である。2000年代頃から他のレストラン企業やフードビジネス企業のM&Aを実施し、スケールメリットを生かした経営戦略を行っている。

すかいらーく – Wikipediaより抜粋

すかいらーくホールディングスはファミレス最大手企業で「ガスト」、「バーミヤン」、「夢庵」などを展開しています。主力は合計店舗数の半数近くをしめる「ガスト」です。

参考:すかいらーくのビジネス|すかいらーく

すかいらーくの株主優待制度について

次にすかいらーくの株主優待制度について確認していきます。

株主優待制度の内容

すかいらーくの株主優待はすかいらーくグループで使える「株主優待カード(食事券)」です。6月末と12月末の年2回が対象、金額は保有株式数により異なります。2020年12月末の優待から減額されました。

保有株式数年間合計
100株~299株4,000円分
300株~499株10,000円分
500株~999株16,000円分
1,000株~34,000円分

「ガスト」をはじめ、多くのファミリーレストランで利用することができ、100株保有で年間4,000円分です。優待利回りは約2.3%です。改悪で減額されましたが高い利回りです。

参考:株主優待情報|すかいらーくグループ

株主優待コストが利益を圧迫

すかいらーくは2016年12月期に最高益となりましたが、その後減益が続いています。減益の主な要因として「株主優待コスト上昇」と「人件費上昇」をあげています。特に優待コストが増えたのは2017年に優待金額を3倍に拡充してからです。3倍に拡充したことで優待利回りが上昇、多くの個人株主が増えて一気にコストが膨らみました。

過去に株主優待を拡充した理由

すかいらーくの株主優待は2017年に優待金額を3倍に拡充しています。個人株主を増やす、株主還元という目的もありますが、元々すかいらーく株の多くは投資会社のベインキャピタルが保有していました。

2017年、投資会社が「保有している株を出来るだけ高く売りたい」と考え、すかいらーく側も「大量の売りで株価を下げたくない」という思惑がありました。そして、株主優待拡充を2017年2月に発表。その9カ月後の11月には投資会社が保有していたすかいらーく全株式の売却が完了しています。

この先の株主優待はどうなるか

2019年12月期2Q決算にて、株主優待コストは膨らむことはなくフラットになるので人件費上昇の方が業績に与える影響が大きいと会社は見ていました

しかし、その約1年後に取り巻く環境が大きく変化したことも影響し、優待改悪を発表。この先の可能性としては長期保有限定条件を追加する、年1回にする、さらに優待金額を変更する。これらの可能性はあると考えられます。特に近年は株主優待に長期保有条件を付けることが多く、それによる株価への影響は割と限定的です。

参考:決算説明会資料|すかいらーくグループ

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すかいらーくの業績推移と株価チャート・配当推移

次にすかいらーくの業績推移と株価チャート・配当推移を確認していきます。

売上高と経常利益の推移

2020年12月期は増益見通しでしたが、取り巻く環境の悪化により大きく赤字となりました。しかし、それまでの利益も減少しています。2021年12月期は黒字確保の見通しですが、全ての外食産業に言えますが、まだ不透明感があります。

株価チャートの推移

下記はすかいらーくホールディングス5年分の週足株価チャートの推移です。

ここ数年は利益が減少し配当も減りましたが株価は下落せず、2020年までは上昇していました。人気の高利回り優待銘柄ならではの強さを見せていましたが、2020年に入り大きく下落。やや持ち直す動きを見せていますが、まだ弱いです。

配当金の推移

下記はすかいらーくホールディングスの配当推移です。年2回、中間配当(6月)と期末配当(12月)を実施しています。

2019年12月期は半分に減配、2020年12月期は無配となりました。2021年12月期の配当は未定ですが、利益予想を考えると厳しくなる可能性が高いです。

参考:配当の推移|すかいらーくグループ

すかいらーくの決算内容と今後の株価について

最後にすかいらーくの決算内容確認とこの先の見通しを確認していきます。そもそもこの先の業績が問題なければ優待が廃止される可能性やさらに減額する可能性はかなり低いです。

決算内容について

2021年2月12日の決算にて2020年12月期の連結経常損益は264億円の赤字と発表。2021年12月期は10億円の黒字見通しとしています。

今後の見通しについて

2019年12月期の業績悪化で決断したのは減配でした。そして2020年12月期には配当だけでなく、株主優待にもメスが入りました。

外食産業は短期的な不安・長期的な不安の両方に悩まされる企業が多く出ています。すかいらーくも需要が完全に回復するのはいつか、利益を確保できるのはいつごろか、まだまだ不透明感があります。

長期的には他社とどれだけ差別化しお客を呼べるか、コストをどれだけ減らすことができるか様々な問題があります。しかし、今回の株主優待改悪は必ずしもマイナスな事ばかりではないです。早めにコストカットに踏み切ったという見方もできます。

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