すかいらーくの株価分析!業績悪化で無配転落・株主優待も改悪・今後どうなる【3197】

ファミレス国内最大手のすかいらーくホールディングス(3197)。株主優待はお得な人気優待として紹介されることが多いです。しかし、業績悪化で減配、2020年9月10日には株主優待制度の改悪を発表しました。果たして、今後の株価や配当はどうなるのか。株主優待を廃止する可能性はあるのか。業績推移・会社方針・株価チャートを分析してみました。

すかいらーくホールディングスの株価POINT
  • 配当は業績悪化で無配転落
  • 株価はまだまだ弱い推移
  • 優待廃止の可能性は低いが、変更可能性は想定される
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すかいらーくの株価指標と事業内容

はじめに、すかいらーくの株価指標と事業内容を見ていきます。

株価指標と配当利回り

株価:1,527円
予想年間配当:未定
予想PER:867倍
PBR:2.22倍

2021年8月18日終値時点のデータです。
最新の株価はコチラ⇒(株)すかいらーくホールディングス【3197】:Yahoo!ファイナンス

予想PERはかなり高いです。配当は未定ですが、中間配当を見送っており厳しくなるのが想定されます。

すかいらーくホールディングス(3197)とは

すかいらーくホールディングス(英: SKYLARK HOLDINGS CO., LTD.)は、すかいらーくグループを統括する純粋持株会社である。

すかいらーくグループ(英: SKYLARK GROUP)は、「ガスト」や「バーミヤン」、「ジョナサン」などのファミリーレストランチェーンで知られる外食産業系企業である。2000年代頃から他のレストラン企業やフードビジネス企業のM&Aを実施し、スケールメリットを生かした経営戦略を行っている。

すかいらーく – Wikipediaより抜粋

すかいらーくホールディングスはファミレス最大手の企業で「ガスト」、「バーミヤン」、「夢庵」などを展開しています。主力は合計店舗数の半数近くをしめる「ガスト」です。

すかいらーくの業績推移と株価チャート

次に、すかいらーくの業績推移と株価チャートを見ていきます。

売上高と経常利益の推移

2020年12月期は取り巻く環境の悪化により、大きく赤字となりました。しかし、それまでの利益も減少していました。2021年12月期は黒字回復見通しですが外食産業全体の不透明感はまだあります。

株価チャートの推移

下記はすかいらーくホールディングス5年分の週足株価チャートです。

利益減少・減配当がありましたが2020年まで株価は上昇。人気優待銘柄ならではの強さを見せていましたが、2020年に入り大きく下落、優待改悪もあり株価は厳しい推移です。

株価のメドについて

上昇した場合のメドは1,800円、下落した場合は1,400円辺りと見ることが出来そうです。

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すかいらーくの株主優待制度と配当推移

次に、すかいらーくの株主優待制度と配当推移を見ていきます。

株主優待制度の内容

すかいらーくの株主優待はすかいらーくグループで使える「株主優待カード(食事券)」です。6月末と12月末の年2回が対象です。2020年12月末の優待から金額が減額されました。

保有株式数年間合計
100株~299株4,000円分
300株~499株10,000円分
500株~999株16,000円分
1,000株~34,000円分

「ガスト」をはじめ、多くのファミリーレストランで利用することができ、100株保有で年間4,000円分なので優待利回りは約2.6%です。優待改悪で減額されましたが高い利回りです。

参考:株主優待情報|すかいらーくグループ

株主優待コストが利益を圧迫

すかいらーくは2016年12月期に最高益となりましたが、その後減益が続いています。減益の主な要因として「株主優待コスト上昇」と「人件費上昇」をあげています。特に優待コストが増えたのは2017年に優待金額を3倍に拡充してからです。拡充したことで優待利回りが上昇、多くの個人株主が増えて一気に優待コストが膨らみました。

過去に株主優待を拡充した理由

すかいらーくの株主優待は2017年に優待金額を3倍に拡充しています。個人株主を増やす、株主還元という目的もありますが、元々すかいらーく株の多くは投資会社のベインキャピタルが保有していました。

2017年、投資会社が「保有している株を出来るだけ高く売りたい」と考え、すかいらーく側も「大量の売りで株価を下げたくない」という思惑がありました。そして、株主優待拡充を2017年2月に発表。その9カ月後の2017年11月には投資会社が保有していたすかいらーく全株式の売却が完了しています。

環境変化により優待改悪

2019年12月期2Q決算にて、株主優待コストは膨らむことはなくフラットになるので人件費上昇の方が業績に与える影響が大きいと会社は見ていました。しかし、その約1年後に環境が大きく変化したことも影響して優待改悪を発表。

この先の株主優待はどうなる

今後はいきなり廃止する可能性は低いと考えられます。しかし、長期保有限定条件を追加する、年1回にする、さらに優待金額を変更する。業績次第ですが、これらの変更可能性は十分にありえると考えられます。特に近年は株主優待に長期保有条件を付けることが多く、それによる株価への影響は割と限定的です。

参考:決算説明会資料|すかいらーくグループ

配当金の推移

下記はすかいらーくホールディングスの配当推移です。年2回、中間配当(6月)と期末配当(12月)を実施しています。

2019年12月期は半分に減配、2020年12月期は無配となりました。2021年12月期の配当は未定ですが、中間配当は無配としており、利益予想を考えると年間配当も厳しくなる可能性が高いです。

参考:配当の推移|すかいらーくグループ

すかいらーくの決算内容と今後について

最後に、すかいらーくの決算内容確認と今後を考えてみます。そもそも業績が回復すれば優待が廃止される可能性やさらに改悪する可能性はかなり低いです。

決算内容について

2021年8月13日の決算にて、2021年12月期2Q累計(1-6月)の連結経常損益は19.4億円の赤字と発表。前年同期は198億円の赤字のため、赤字が大きく縮小しています。

今後の見通しについて

2019年12月期の業績悪化で決断したのは減配でした。そして2020年12月期には配当だけでなく、株主優待にもメスが入りました。

短期的な不安と可能性

外食産業は短期的な不安・長期的な不安の両方に悩まされる企業が多く出ています。需要が完全に回復するのはいつになるか不透明感があります。しかし、2021年12月期の2Q単体では黒字化しており、ここからの巻き返しも十分考えられます。

長期的な不安点

長期的には他社とどれだけ差別化しお客を呼べるか、コストをどれだけ減らすことができるか、様々な問題があります。しかし、今回の株主優待改悪は必ずしもマイナスな事ばかりではないです。早めにコストカットに踏み切ったという見方もできます。

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