ファミレス国内最大手のすかいらーくホールディングス(3197)。
今後の株価や配当はどうなるのか、株主優待を廃止する可能性はあるのか。株価指標と業績推移、株価チャートを確認してみました。
- 株価は2023年以降で見ると上昇推移
- 厳しい業績、強い不透明感
- 黒字回復予定だが不安材料もある
すかいらーくの株価情報と業績推移
すかいらーくホールディングスの株価情報と業績推移・株価チャートを確認していきます。
株価の指標
株価:1,818円
予想PER:413.18倍
PBR:2.64倍
予想EPS:4.4円
時価総額:4,136億円
2023年5月24日終値時点のデータ
最新の株価参考:(株)すかいらーくホールディングス【3197】:Yahoo!ファイナンス
PERは割高感が強いです。
業績の推移
下記はすかいらーくホールディングスの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2020年12月期は取り巻く環境の悪化により、大きく赤字に。2021年12月期は時短協力金233億円の計上もあり大きく黒字回復も、2022年12月期は再び赤字に。
2023年12月期は黒字回復見通しとしています。
株価のチャート
下記はすかいらーくホールディングス5年分の週足株価チャートです。

株価は人気優待銘柄ならではの強さで2020年まで上昇していました。
しかし、2020年に入り大きく下落。その後も業績悪化・不透明感に加え、優待改悪もあり厳しめの推移に。
2023年以降で見ると上昇しています。
すかいらーくの配当情報と株主優待
すかいらーくホールディングスの配当情報と株主優待制度を確認していきます。
配当金の情報
2023年12月期の予定年間配当:3円
予想年間配当利回り:0.17%
配当利回りは低いです。
配当金の推移について
下記はすかいらーくホールディングスの配当金推移です。配当権利日は6月(中間配当)と12月(期末配当)です。

2018年12月期:38円
2019年12月期:19円
2020年12月期:0円
2021年12月期:12円
2022年12月期:0円
2023年12月期:3円(予)
2019年12月期は大きく減配、2020年12月期は無配となりました。
2021年12月期に復配しましたが、2022年12月期は再び無配となりました。
株主優待について
株主優待制度はすかいらーくグループで使える「株主優待カード(食事券)」、優待権利月は6月と12月の年2回です。2020年12月末の優待から金額を減額しています。
保有株式数 | 年間合計 |
---|---|
100株~299株 | 4,000円分 |
300株~499株 | 10,000円分 |
500株~999株 | 16,000円分 |
1,000株~ | 34,000円分 |
100株保有で年間4,000円分とした場合、優待利回りは約2.5%です。
過去の株主優待拡充について
すかいらーくの株主優待は2017年に優待金額を3倍に拡充しています。
個人株主を増やす、株主還元という目的もありますが、当時、すかいらーく株の多くは投資会社のベインキャピタルが保有していました。2017年、投資会社が「保有している株を出来るだけ高く売りたい」と考え、すかいらーく側も「大量の売りで株価を下げたくない」という思惑がありました。
そして、株主優待拡充を2017年2月に発表。その9カ月後の2017年11月には投資会社が保有していた全株式の売却が完了しています。
環境の変化もあり優待改悪・今後どうなる
優待を拡充したことで多くの個人株主が増えて優待コストが膨らみました。そして2020年に環境が大きく変化した影響もあり優待改悪を発表。
どの企業にも言えますが厳しい業績が続けば配当・優待に悪影響となる可能性は高いです。また、長期保有限定の条件追加や優待金額を変更するなどの可能性も十分にありえることです。
すかいらーくの事業内容と今後について
すかいらーくホールディングスの事業内容と財務情報の確認と今後について考えてみます。
すかいらーくホールディングス(3197)の概要
すかいらーくホールディングス(英: SKYLARK HOLDINGS CO., LTD.)は、すかいらーくグループを統括する純粋持株会社である。
すかいらーくグループ(英: SKYLARK GROUP)は、「ガスト」「バーミヤン」「ジョナサン」などのファミリーレストランチェーンを運営する外食産業系企業である。2000年代頃から他のレストラン企業やフードビジネス企業のM&Aを実施し、スケールメリットを生かした経営戦略を行っている。
すかいらーく – Wikipediaより抜粋
すかいらーくホールディングスはファミレス最大手の企業です。
「ガスト」、「バーミヤン」、「ジョナサン」、「夢庵」など多くのを外食チェーン店を展開しています。
キャッシュフロー
下記はすかいらーくホールディングスのキャッシュ・フロー推移です。

参考:すかいらーくホールディングス|Google Finance
すかいらーくの今後について
2019年12月期の業績悪化で減配を行い、2020年12月期には配当だけでなく株主優待にもメスが入りました。
2021年12月期に配当復配も、2022年12月期は再び赤字となり厳しさが見えます。
不透明感
外食産業の需要は回復していますが、食材価格の高騰やエネルギーコスト・物流コストなどの上昇で厳しい状況もあります。
長期的には他社とどれだけ差別化しお客を呼べるか、コストをどれだけ減らすことができるか、様々な問題があります。
早めの対策
株主優待改悪は必ずしもマイナスな事ばかりではないです。早めにコストカットに踏み切ったという見方もできます。