すかいらーくHD【3197】株主優待は食事券・業績回復で優待と配当どうなる

ファミレス国内最大手のすかいらーくホールディングス(3197)、株主優待は食事券を実施しています。業績回復で株主優待はどうなるか、過去の株主優待の動きに加え、業績推移、株価チャート、配当推移を確認していきます。

すかいらーくのPOINT
  • 配当が復活し増配予定も利回り低い
  • 株主優待は業績悪化時に減額
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すかいらーくの株価情報と配当・優待

すかいらーくホールディングスの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年3月11日終値時点)

株価:2,209.5円
予想PER:67.02倍
PBR:3.10倍
予想EPS:32.97円
時価総額:5,027億円

最新の株価参考:(株)すかいらーくホールディングス【3197】:Yahoo!ファイナンス

配当金の情報

2024年12月期の予定年間配当:10円
予想年間配当利回り:0.45%

配当金の推移について

下記はすかいらーくホールディングスの配当金推移です。配当権利日は6月(中間配当)と12月(期末配当)です。

2020年12月期は無配、2021年12月期に復配しましたが、2022年12月期は再び無配となりました。

2023年12月期は復配、2024年12月期は増配予定としています。

参考:配当金・配当性向|すかいらーくホールディングス

株主優待について

株主優待制度はすかいらーくグループで使える「株主優待カード(食事券)」を実施、優待権利月は6月と12月の年2回です。2020年12月末の優待から金額を減額しています。

保有株式数年間合計
100株~299株4,000円分
300株~499株10,000円分
500株~999株16,000円分
1,000株~34,000円分

優待利回り

100株保有で年間4,000円相当とした場合、優待利回りは約1.8%です。

参考:株主優待制度|すかいらーくホールディングス

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すかいらーくの業績推移と株価推移

すかいらーくホールディングスの業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記はすかいらーくホールディングスの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2020年12月期は取り巻く環境の悪化により大きく赤字に。2021年12月期は時短協力金233億円の計上もあり大きく黒字回復も、2022年12月期は再び赤字に。

2023年12月期は黒字回復、2024年12月期は増益見通しとしています。

参考:業績ハイライト|すかいらーくホールディングス

株価のチャート

下記はすかいらーくホールディングス5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年に入り大きく下落。その後も業績悪化・不透明感に加え、優待改悪もあり厳しめの推移でしたが、2023年以降は上昇しています。

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すかいらーくの事業内容と財務状況

すかいらーくホールディングスの事業内容と財務状況を確認していきます。

すかいらーくホールディングス(3197)の概要

すかいらーくホールディングス(英: SKYLARK HOLDINGS CO., LTD.)は、すかいらーくグループを統括する純粋持株会社である。

すかいらーくグループ(英: SKYLARK GROUP)は、「ガスト」「バーミヤン」「ジョナサン」などのファミリーレストランチェーンを運営する外食産業系企業である。2000年代頃から他のレストラン企業やフードビジネス企業のM&Aを実施し、スケールメリットを生かした経営戦略を行っている。

すかいらーく – Wikipediaより抜粋

すかいらーくホールディングスはファミレス最大手の企業です。

「ガスト」、「バーミヤン」、「ジョナサン」、「夢庵」など多くのを外食チェーン店を展開しています。

キャッシュフロー

下記はすかいらーくホールディングスのキャッシュ・フローです。

2023年12月期の営業CFは増えています。

すかいらーくの配当・優待について

2019年12月期は業績悪化で減配当、2020年12月期は配当だけでなく株主優待にもメスが入りました。

過去の株主優待拡充について

すかいらーくの株主優待は2017年に優待金額を3倍に拡充。個人株主を増やす、株主還元という目的もありますが、当時、すかいらーく株の多くは投資会社のベインキャピタルが保有していました。

2017年、投資会社が「保有している株を出来るだけ高く売りたい」と考え、すかいらーく側も「大量の売りで株価を下げたくない」という思惑がありました。

そして、株主優待拡充を2017年2月に発表。その9カ月後の2017年11月には投資会社が保有していた全株式の売却が完了しています。

環境の変化もあり優待改悪に

優待を拡充したことで多くの個人株主が増えて優待コストが膨らみました。そして2020年に環境が大きく変化、業績が悪化した影響で優待改悪を発表しています。

業績回復で配当も復活しており、さらに業績が回復すれば優待が増額される可能性もゼロとは言えないですが、不透明感はあります。

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