トリドール(丸亀製麺)の株価分析!業績悪化も株価は下落から上昇へ【3397】

低価格うどんの「丸亀製麺」を展開するトリドールホールディングス(3397)が業績悪化により株価が下落していましたが、ここにきてやや上昇の兆しが出ています。果たして今後のトリドールホールディングスの株価はどうなるのか、業績推移・株価チャートを分析してみました。

また、トリドールホールディングスは株主優待制度を実施しており、2019年9月末に株主優待を拡充、2020年3月末に株式分割を実施し優待利回りが上昇しているので優待も確認していきます。

トリドールの株価POINT
  • 株主優待は拡充でかなり高い利回りになったが株価指標は割高
  • 配当は安定配当方針で赤字ながら据え置き予定
  • 2021年3月期は厳しいが2022年3月期の計画はかなり強気
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トリドールの事業内容と株価指標

はじめにトリドールホールディングスの事業内容と株価指標を確認していきます。

株価指標と配当利回り

株価:1,348円
予定年間配当:6.25円
年間配当利回り:0.46%
予想PER:—
PBR:2.78倍

2020年8月28日終値時点のデータ

PBRは割高です。2021年3月期は赤字見通しの為PER算出不可、年間の配当利回りは低いです。

トリドールホールディングス(3397)とは

2000年代後半以降の主力業態は、釜揚げ讃岐うどんを主力商品としてフードコートや郊外ロードサイドに出店している「丸亀製麺」となっており、経営資源をうどん事業に集中しつつある。

現在は売り上げの8割以上が丸亀製麺となっており、新規出店もほぼ丸亀製麺のみに絞り込まれている。セルフうどん店舗数および売上ではなまるうどんを大きく引き離し、日本一となっている。丸亀製麺の影響を受け、店舗設計、製麺機の導入、価格、メニューを模倣したうどん店が展開されたり、大手の外食チェーンがうどん市場に参入している。

トリドールホールディングス – Wikipediaより抜粋

トリドールホールディングスは低価格のセルフ式うどんチェーンで有名な「丸亀製麺」を展開する企業です。

焼き鳥店(とりどーる)が発祥ですが、現在は「丸亀製麺」にシフトし海外にも積極的に展開しています。売上と利益は年々増加していましたが、2019年3月期の決算は予想と大きく乖離し大幅な減配当となりました。

参考:セグメント情報|株式会社トリドールホールディングス

トリドールの株主優待と配当推移

次にトリドールホールディングスの株主優待制度と配当金の推移を確認していきます。

株主優待制度

トリドールホールディングスの株主優待は「自社店舗で使える優待券」です。

保有株式数優待内容
100株以上
200株未満
100円割引券 30枚綴り
(3,000円相当)
200株以上
1,000株未満
100円割引券 40枚綴り
(4,000円相当)
1,000株以上
2,000株未満
100円割引券 100枚綴り
(10,000円相当)
2,000株以上100円割引券 150枚綴り
(15,000円相当)

さらに、200株以上を1年以上保有の場合+30枚(3,000円分)です。100株保有で年間6,000円相当なので優待利回りは約4.5%です。500円につき1枚などの利用制限は無く、非常に使いやすく利回りが高い優待です。

2015年以前は年に1回で1,000円分(株式分割前)でしたのでかなり拡充しています。

参考:株主優待のご案内|トリドールHD公式サイト

配当金の推移

下記はトリドールの配当金の推移です。期末(3月末)の一括配当としています。株式分割後の株数に換算した金額です。

2019年3月期は大きく配当減額修正。

トリドールは「適正な利益還元、配当性向を重要課題、原則配当性向20%以上」としています。2019年3月期を見てもわかるように、無理をして配当は出さないという印象が強かったですが、現在は安定配当を掲げ2021年3月期は赤字見通しながら配当を据え置く予定としています。

参考:株主還元について|トリドールホールディングス

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トリドールの業績推移と株価チャート

次にトリドールホールディングスの業績推移と株価チャートを確認していきます。

売上高と経常利益の推移

下記はトリドールホールディングスの売上高と経常利益の推移です。

売上は右肩上がりですが利益は2019年3月期に大きく減少、2020年3月期は回復しましたがやや物足りなさが強く、2021年3月期は売上・利益ともに減少で赤字見通しです。

株価チャートの推移

下記はトリドールホールディングス5年分の週足株価チャートの推移です。

現在の株価はやや下落した位置ですが、底値圏から抜け出しやや上昇する気配が見えます。

赤字見通しと考えると株価は耐えている印象を受けます。株価1,000円以下では株主優待のお得感が強くなるので下支えになりそうです。

トリドールの決算内容と今後の株価について

最後にトリドールホールディングスの決算内容確認と今後の株価について考えていきます。

決算内容の確認

2020年8月13日の決算にて2021年3月期1Q(4-6月)の連結経常損益は39.2億円の赤字と発表しました。(2021年3月期の上期は54億円の赤字、通期は14億円の赤字見通し)

今後について

トリドールは「丸亀製麺」以外にも「コナズコーヒー」なども展開していますが、収益の柱は「丸亀製麺」です。この先もしばらくは変わらないです。国内での売上、利益はやや頭打ちになっており、今後は海外展開で利益を伸ばすことを大きな課題としています。

事業拡大のためには出店することが一番ですが、日本国内で多すぎる出店は立地条件、人材確保・育成の面で不安定になり品質の低下につながる可能性もあるので無理に国内を伸ばすのではなく、海外に展開するのは一つの作戦だと思います。

「いきなり!ステーキ」を展開するペッパーフードサービスは店舗が増えすぎたことで店舗同士の競争となり、出店計画を見直すこととなりました。もちろん、同じようになるというわけではないですが、出店計画は多くの飲食店が抱える悩みの一つです。

株主優待を拡充し優待利回りが高いため、株価下落時には魅力的に見えます。しかし、お得な優待は時としてコスト増につながります。2021年3月期は厳しいですが、2022年3月期は大きく収益回復で過去最高益更新計画とはいえ、現時点では海外展開がどこまで伸びるか見えにくい部分はあります。

短期的に見ると2021年3月期1Qは業績悪化していますが、想定以上ではないという見方もできます。まだ不透明感は有りますが、月次売上を見ても復活しつつあるため今後の巻き返し期待値は高いです。

参考:月次売上高レポート|株式会社トリドールホールディングス

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