丸亀製麺を展開するトリドールHD(3397)が株主優待を拡充。今後の株価はどうなる?

丸亀製麺を展開するトリドールホールディングス(3397)が2019年9月末から株主優待を拡充すると発表しました。昨年も優待を拡充したトリドールですが、今回の拡充でさらにお得な優待となります。

株主優待だけでなく、現在の株価や各指標などから今後、株価がどうなるか考えてみました。

トリドールHDの株主優待の確認

まずはトリドールHDの優待内容の確認です。

トリドールHDの株主優待は自社店舗で使える優待券です。保有株数に応じてもらえる金額が異なります。初めは年に一回でしたが、2018年11月に年に2回に拡充決定し、2019年8月14日には優待を倍にすると発表しました。

保有株式数優待内容
実施回数年2回
100株以上~500株未満100円割引券 40枚綴り(4,000円相当)
500株以上~1,000株未満100円割引券 100枚綴り(10,000円相当)
1,000株以上100円割引券 150枚綴り(15,000円相当)

昔は100株保有の場合、年2000円相当だったものが、現在は100株保有していると年8000円相当になります。

さらに、200株以上保有している場合、継続保有優待が通常優待にプラスで貰えます。

保有株式数 継続保有優遇制度
実施回数年2回
100株以上~200株未満
200株以上~500株未満100円割引券 30枚綴り(3,000円相当)
500株以上~1,000株未満100円割引券 30枚綴り(3,000円相当)
1,000株以上100円割引券 30枚綴り(3,000円相当)

例えば、200株を1年間保有していたら1年で14000円相当(!)の優待券がいただけます。一気にめちゃくちゃお得になった感があります・・・。

利用できる店舗の冊子と一緒に届きます。有効期限は1年あり、100円券になっているので何度かに分けて使いやすくなっています。

トリドールHD(3397)とは

低価格のセルフ式うどんチェーンで有名な「丸亀製麺」を展開する会社です。

もともとは焼き鳥店発祥ですが、現在は「丸亀製麺」にシフトして、海外にも積極的に展開しています。売上高、利益、配当が年々増加していましたが、2019年3月期の決算は予想と大きく乖離したため、大幅な減配当となりました。

トリドールHDの株価推移

トリドールHDの週足のチャートです

ここ最近は国内で伸び悩みの影響が大きく、厳しい状況です。これから大きく伸ばすには海外展開の成否にかかっていそうです。

各指標でみる現在のトリドール

トリドールホールディングスの現在の株価は2394円。予想PERは約36倍、PBRは約2.8倍なので割安感はないです。また、2020年の予想配当は12.5円なので配当利回りは0.5%です。

※株価、各数値は2019年8月15日終値

優待利回りですが、100株保有の場合は1年で8000円相当の優待券がいただけるので3%超えです。

配当に関して

ここ数年の配当を見てみます。

2015年2016年2017年2018年2019年2020年(予)
年間配当10円24円26円26.5円1.5円12.5円

2019年の予想配当は当初30円でしたので大きな減配当です。

トリドールHDは適正な利益還元、配当性向を重要課題としているため、仮に2020年も利益が予想を下回ると予定している配当の12.5円もどうなるか不透明な部分はあります。

「無理をして配当は出さない」のは人により見方が異なるかと思います。私個人的には会社の成長のためにはその決断も必要だと思います。もちろん、一時的に株価は下落しますが。

直近トリドールの業績に関して

2019年8月14日に決算発表を行い、4-6月の連結税引き前利益は前年同期比39.2%減の13.6億円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の6.3%→5.2%に悪化となりました。個人的にはなかなか厳しい出だしという印象で、ここからどこまで伸ばせるかがカギとなりそうです。

丸亀製麺の今後

トリドールホールディングスは「丸亀製麺」以外にも「コナズコーヒー」なども展開していますが、収益の柱は「丸亀製麺」です。この先もしばらくは変わらないでしょう。国内での売上、利益は頭打ちになっていて今後は海外展開で利益を伸ばすことを大きな課題としています。

事業拡大のためには出店することが一番ですが、日本国内で多すぎる出店は立地条件、人材確保・育成の面で不安定になり品質の低下につながる可能性もあるので無理に国内を伸ばすのではなく、海外に展開するのは一つの作戦だと思います。

もちろん、海外ではそもそもの国の文化や法律などの違いといった面で業績に大きな影響があるとは思いますが、日本のフードチェーンの多くが海外展開する流れは当たり前になってきているので、逆に海外で展開しないほうが業績を伸ばすチャンスを失うと考えます。

今後の懸念点としては丸亀製麺に限らず外食産業すべてに言えることですが、「消費税増税」、「人件費」、「原材料費高騰」の問題があります。

さいごに

トリドールHDは2019年5月14日、2019年3月期の決算発表で大幅な減収益と減配当で株価が急落しました。

一時期は株価が4000円をこえたことを考えると現在の株価は安く感じますが、まだ現状の株価に割安感はありません。また業績も伸び悩んでいるのが実状です。海外展開を積極的に行い、好評のようなのでこれからの伸びは海外の伸び次第と言ったところでしょうか。

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