トリドール(丸亀製麺)の株価分析!株主優待がお得。株式分割で買いやすい、株価下落は買い時?【3397】

丸亀製麺を展開するトリドールホールディングス(3397)が2019年9月末から株主優待を拡充、2020年3月末には1株を2株に株式分割を実施しました。今回はトリドールホールディングスについて、株主優待の確認だけでなく業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

トリドールの株価POINT
  • 株主優待は拡充でかなり高い利回りになったが株価指標は割高
  • 配当は安定配当方針で赤字ながら据え置き予定
  • 2021年3月期は厳しいが2022年3月期の計画はかなり強気
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トリドールの事業内容と株価指標

はじめにトリドールホールディングスの事業内容と株価指標を確認していきます。

トリドールホールディングス(3397)とは

2000年代後半以降の主力業態は、釜揚げ讃岐うどんを主力商品としてフードコートや郊外ロードサイドに出店している「丸亀製麺」となっており、経営資源をうどん事業に集中しつつある。

現在は売り上げの8割以上が丸亀製麺となっており、新規出店もほぼ丸亀製麺のみに絞り込まれている。セルフうどん店舗数および売上ではなまるうどんを大きく引き離し、日本一となっている。丸亀製麺の影響を受け、店舗設計、製麺機の導入、価格、メニューを模倣したうどん店が展開されたり、大手の外食チェーンがうどん市場に参入している。

トリドールホールディングス – Wikipediaより抜粋

トリドールホールディングスは低価格のセルフ式うどんチェーンで有名な「丸亀製麺」を展開する企業です。

もともとは焼き鳥店(とりどーる)が発祥ですが、現在は「丸亀製麺」にシフトし海外にも積極的に展開しています。売上と利益は年々増加していましたが、2019年3月期の決算は予想と大きく乖離し大幅な減配当となりました。

参考:セグメント情報|株式会社トリドールホールディングス

株価指標と配当利回り

2020年6月19日終値時点のトリドールの株価指標と配当利回りです。

株価:1,300円
予定年間配当:6.2円
年間配当利回り:0.48%
予想PER:—、PBR:2.47倍

PBRは割高です。2021年3月期は赤字見通しの為PER算出不可、年間の配当利回りは低いです。

トリドールの株主優待と配当推移

次にトリドールホールディングスの株主優待制度と配当金の推移を確認していきます。

株主優待制度

トリドールHDの株主優待は「自社店舗で使える優待券」です。以前は年に1回でしたが、2018年11月に年2回に拡充し、2019年8月14日には優待金額が倍になりました。

保有株式数優待内容
100株以上
200株未満
100円割引券 30枚綴り
(3,000円相当)
200株以上
1,000株未満
100円割引券 40枚綴り
(4,000円相当)
1,000株以上
2,000株未満
100円割引券 100枚綴り
(10,000円相当)
2,000株以上100円割引券 150枚綴り
(15,000円相当)

さらに、200株以上を1年以上保有の場合+30枚(3000円分)です。100株保有で年間6,000円相当なので優待利回りは約4.6%です。

参考:株主優待のご案内|トリドールHD公式サイト

配当金の推移

下記はトリドールの配当金の推移です。期末(3月末)の一括配当としています。株式分割後の株数に換算した金額です。

2019年3月期は大きく減額修正。

トリドールは「適正な利益還元、配当性向を重要課題、原則配当性向20%以上」としています。以前は無理をして配当は出さないという印象が強かったですが、現在は安定配当を掲げ2021年3月期は赤字見通しながら配当を据え置く予定としています。

参考:株主還元について|トリドールホールディングス

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トリドールの業績推移と株価チャート

次にトリドールホールディングスの業績推移と株価チャートを確認していきます。

売上高と経常利益の推移

下記はトリドールホールディングスの売上高と経常利益の推移です。

売上は右肩上がりですが利益は2019年3月期に大きく減少、2020年3月期は回復しましたがやや物足りなさが強く、2021年3月期は売上・利益ともに減少で赤字見通しです。2022年3月期は過去最高益の計画をしています。

株価チャートの推移

下記はトリドールホールディングス5年分の週足株価チャートの推移です。

現在の株価はやや下落した位置ですが、赤字見通しと考えると耐えている印象を受けます。株価1,000円以下では株主優待のお得感が強くなるため、下支えになりそうですが、株価指標の割高感は強めです。

トリドールの決算内容と今後の株価について

最後にトリドールホールディングスの決算内容確認と今後の株価について考えていきます。

決算内容の確認

2020年5月25日の決算にて2020年3月期の連結経常利益は28.3億円と発表、2021年3月期の同損益は14億円の赤字見通し、年間配当は6.25円予定としています。

2020年3月期は通期計画の52.6億円を大きく下回り着地しました。

今後について

トリドールは「丸亀製麺」以外にも「コナズコーヒー」なども展開していますが、収益の柱は「丸亀製麺」です。この先もしばらくは変わらないです。国内での売上、利益は頭打ちになっていて今後は海外展開で利益を伸ばすことを大きな課題としています。

事業拡大のためには出店することが一番ですが、日本国内で多すぎる出店は立地条件、人材確保・育成の面で不安定になり品質の低下につながる可能性もあるので無理に国内を伸ばすのではなく、海外に展開するのは一つの作戦だと思います。

「いきなり!ステーキ」を展開するペッパーフードサービスは店舗が増えすぎたことで店舗同士の競争となり、出店計画を見直すこととなりました。もちろん、同じようになるというわけではないですが、出店計画は多くの飲食店が抱える悩みの一つです。

株主優待を拡充し優待利回りが高いため、株価下落時には魅力的に見えます。しかし、お得な優待は時としてコスト増につながります。2021年3月期は厳しいですが、2022年3月期は大きく収益回復で過去最高益更新計画とはいえ、現時点では海外展開がどこまで伸びるか見えにくい部分はあります。

株を保有するときは「株主優待がお得」、「配当利回りが高い」の前に今後の伸びしろを見ることが重要です。

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