トリドール(丸亀製麺)の株価分析!業績悪化も株価は上昇!高い優待利回り【3397】

低価格うどんの「丸亀製麺」を展開するトリドールホールディングス(3397)。業績悪化見通しですが、株価は上昇しています。果たして今後のトリドールホールディングスの株価はどうなるのか、業績推移・株価チャートを分析してみました。

トリドールホールディングスは株主優待制度を実施しており、2019年9月末に株主優待を拡充、2020年3月末に株式分割を実施し優待利回りが上昇しています。

トリドールの株価POINT
  • 優待拡充で高い優待利回り
  • 配当は安定配当方針も未定に変更
  • 2021年3月期は厳しいが2022年3月期の計画はかなり強気
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トリドールの事業内容と株価指標

はじめにトリドールホールディングスの事業内容と株価指標を確認していきます。

株価指標と配当利回り

株価:1,683円
予定年間配当:未定
予想PER:—
PBR:3.63倍

2021年3月11日終値時点のデータ

PBRは割高です。2021年3月期は赤字見通しの為PER算出不可、配当金は未定に変更しています。

トリドールホールディングス(3397)とは

2000年代後半以降の主力業態は、釜揚げ讃岐うどんを主力商品としてフードコートや郊外ロードサイドに出店している「丸亀製麺」となっており、経営資源をうどん事業に集中しつつある。

現在は売り上げの8割以上が丸亀製麺となっており、新規出店もほぼ丸亀製麺のみに絞り込まれている。セルフうどん店舗数および売上ではなまるうどんを大きく引き離し、日本一となっている。丸亀製麺の影響を受け、店舗設計、製麺機の導入、価格、メニューを模倣したうどん店が展開されたり、大手の外食チェーンがうどん市場に参入している。

トリドールホールディングス – Wikipediaより抜粋

トリドールホールディングスは低価格のセルフ式うどんチェーンで有名な「丸亀製麺」を展開する企業です。

焼き鳥店(とりどーる)が発祥ですが、現在は「丸亀製麺」にシフトし海外にも積極的に展開しています。売上と利益は年々増加していましたが、2019年3月期の決算は予想と大きく乖離し大幅な減配当となりました。

参考:セグメント情報|株式会社トリドールホールディングス

トリドールの株主優待と配当推移

次にトリドールホールディングスの株主優待制度と配当金の推移を確認していきます。

株主優待制度

トリドールホールディングスの株主優待は「自社店舗で使える優待券」です。

保有株式数優待内容
100株以上 200株未満100円割引券 30枚綴り (3,000円相当)
200株以上 1,000株未満100円割引券 40枚綴り (4,000円相当)
1,000株以上 2,000株未満100円割引券 100枚綴り (10,000円相当)
2,000株以上100円割引券 150枚綴り (15,000円相当)

200株以上を1年以上保有の場合+30枚(3,000円分)です。100株保有で年間6,000円相当なので優待利回りは約3.6%です。利用制限も無く高い利回りです。

2015年以前は100株保有で年間1,000円分(株式分割前)でしたので、2015年以前から100株を保有し続けていた場合、長期保有・株式分割により優待金額が14倍です。

参考:株主優待の内容|トリドールHD公式サイト

配当金の推移

下記はトリドールの配当金の推移です。期末(3月末)の一括配当としています。株式分割後の株数に換算した金額です。

2019年3月期は大きく減配、2021年3月期は据え置き予定でしたが未定に変更しています。

トリドールの配当方針は「業績に応じて安定した配当を継続」です。2019年3月期は大きく減配しており、以前は無理をして配当は出さないという印象でした。その後、安定配当を掲げ2021年3月期は赤字見通しながら配当を据え置く予定でしたが、想定以上の業績悪化見通しで一旦、未定としています。そのため、減配、無配となる可能性も考えられます。

参考:配当政策|トリドールホールディングス

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トリドールの業績推移と株価チャート

次にトリドールホールディングスの業績推移と株価チャートを確認していきます。

売上高と経常利益の推移

下記はトリドールホールディングスの売上高と経常利益の推移です。

売上は右肩上がりですが利益は2019年3月期に大きく減少、2020年3月期は回復しましたが物足りなさが強く、2021年3月期は売上・利益ともに減少で大きく赤字見通しです。

株価チャートの推移

下記はトリドールホールディングス5年分の週足株価チャートの推移です。

株価は中期で見ると上昇しています。大きく業績悪化見通しですが株価は強めです。株主優待のお得感もあり、株価の下支えとなっていそうです。

トリドールの決算内容と今後の株価について

最後にトリドールホールディングスの決算内容確認と今後の株価について考えていきます。

決算内容の確認

2021年2月12日の決算にて2021年3月期3Q累計(4-12月)の連結経常損益は32.8億円の赤字と発表。あわせて通期の同損益を14億円の赤字から101億円の赤字に下方修正、6.25円予定の期末配当を未定に変更しています。

今後について

短期的に見ると、多くの外食店と同様に自粛要請や時短営業の影響を受け、2021年3月期はかなり厳しく、2022年3月期にどこまで回復するか現時点ではまだ不透明感が強いです。

株主優待を拡充し優待利回りが高いため、株価下落時には魅力的に見えます。しかし、お得な優待は時としてコスト増につながります。どの優待にも言えますが、負担が大きい場合、改悪をする可能性があります。

長期的に見ると、「丸亀製麺」以外に「コナズコーヒー」なども展開していますが、収益の柱は「丸亀製麺」です。この先もしばらくは変わらないです。国内での売上、利益はやや頭打ちになっており、今後は海外展開で利益を伸ばすことを大きな課題としています。

事業拡大のためには出店することが一番ですが、国内で多すぎる出店は立地条件、人材確保・育成の面で不安定になり品質の低下につながる可能性もあります。そのため、無理に国内を伸ばすのではなく、海外に展開するのは一つの作戦です。当然、海外展開には伸びしろと共にリスクもあります。

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