エイチ・アイ・エス(HIS)の株価分析!業績悪化で株価下落・赤字で配当は無配に【9603】

大手旅行業者HIS(9603)の株価が業績悪化により大きく下落しています。果たして今後の株価と配当はどうなるのか、業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。また、株主優待も確認していきます。

HISの株価POINT
  • 業績は大きく赤字見通しで配当は無配に
  • 株主優待は旅行好きには良い高めの利回り優待
  • 短期的にも長期的にも不透明感が強い
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HISの事業内容と現在の株価

はじめにHISの事業内容と株価指標を確認していきます。

株価指標と配当利回り

株価:1,910円
予定年間配当:0円
年間配当利回り:—
予想PER:—
PBR:1.49倍

2020年9月28日終値時点のデータ

2020年10月期は最終損益318億円の赤字見通し、配当は無配予定としています。

エイチ・アイ・エス(9603)とは

株式会社エイチ・アイ・エス(英: H.I.S. Co., Ltd.)は、旅行業法に基づく旅行業者である。

海外旅行および国内旅行の企画・販売・手配を行う総合旅行会社。旅行業界のベンチャーとして、格安航空券をはじめ、オーストラリアでのホテル事業、また1996年には航空会社・スカイマークエアラインズの設立を発表(1998年定期運航開始。その後グループ外となり「スカイマーク株式会社」に社名変更)するなど、新たなチャレンジを繰り返してきた。

日本国外への格安航空券の販売が主であるが、現社名に変更された1990年頃から自社企画の海外パッケージツアー商品も販売するようになり、グループのホテルなども持つようになる。

エイチ・アイ・エス – Wikipediaより抜粋

旅行だけでなく、テーマパークやホテル事業も行っています。とはいえ、売上・利益の柱は旅行事業です。

参考:グループ企業|HISグループ

HISの株主優待制度と配当推移

HISの株主優待制度と配当金の推移を確認していきます。

株主優待について

HISの株主優待は「株主優待券」と「入場割引券」です。4月末、10月末の年2回が権利日です。

保有株式数優待内容
100株以上HIS株主優待券 2,000円(1,000円券 2枚)
ハウステンボス入場割引券 500円
ラグーナテンボス入場割引券 500円
500株以上HIS株主優待券 4,000円(1,000円券 4枚)
ハウステンボス入場割引券 500円
ラグーナテンボス入場割引券 500円
1,000株以上HIS株主優待券 6,000円(1,000円券 6枚)
ハウステンボス入場割引券 500円
ラグーナテンボス入場割引券 500円

優待券は1回の旅行につき12,000円以上で1枚、24,000円以上で2枚利用できます。入場割引券は1枚で5人まで利用できます。

仮に年間6,000円分とした場合の優待利回りは約3.1%ですが、この算出方法はかなり微妙です。旅行好きな人には良いかもしれないです。

参考:株主優待のご案内|HISグループ

配当金の推移

下記はHISの配当金の推移です。期末(10月)の一括配当を実施しています。

HISの年間配当金推移

2015年10月期:22円
2016年10月期:22円
2017年10月期:29円
2018年10月期:29円
2019年10月期:33円
2020年10月期:0円(予)

2020年10月期は当初、据え置きの33円予定でしたが無配に変更しています。

過去には利益以上の配当を出したこともありますが、2020年10月期は大きく赤字予想で無配を決定しました。

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HISの業績推移と株価チャート

次にHISの業績推移と株価チャートを確認していきます。

売上高と経常利益の推移

HISの経常利益推移

2015年10月期:226億円
2016年10月期:86億円
2017年10月期:196億円
2018年10月期:194億円
2019年10月期:170億円
2020年10月期:-360億円(予)

売上は比較的順調ですが、利益推移はかなり厳しいです。

2020年10月期の予定経常利益ですが当初195億円の黒字予想でしたが、360億円の赤字予想となっています。

参考:過去実績|HISグループ

株価チャートの推移

下記はHIS5年分の株価チャートの推移です。

株価は長期では比較的広めのレンジで推移していましたが、2020年に入るとレンジを抜けて大きく下落、数カ月で株価は半分以上下落しました。

HISの決算内容と今後について

最後にHISの決算内容の確認と今後について考えていきます

決算内容について

2020年9月25日の決算にて2020年10月期3Q累計(2019年11月-2020年7月)の連結最終損益は169億円と発表。あわせて通期の業績予想は連結最終損益が318億円の赤字見通し、期末一括配当を見送り無配予定としています。

今後について

メインとなる旅行事業ですが、短期ではもちろんまだまだ厳しいですが、長期的にも日韓関係の悪化に代表されるような諸外国との関係が大きく業績に影響します。現在の株価下落は業績悪化の影響もありますが、これから先の悪材料をかなり織り込んだ状態です。

短期的にはまだまだ大きく上下する可能性は高いですが、将来、終息して旅行支援が大きくなれば、立て直すことも十分可能です。しかし、赤字が大きく、完全に戻るのはいつになるのか。立て直しにどれだけ時間がかかるか不透明感は強いため株価が下落しているという見方もできます。

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