家電量販店の「ケーズデンキ」を展開するケーズホールディングス(8282)、株主優待制度は買い物優待券を実施しており、長期保有で利回りが高めです。株主優待に加え、業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。
株価情報と株主優待
ケーズホールディングスの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2024年9月26日終値時点)
株価:1,544円
予想PER:22.29倍
PBR:1.01倍
予想EPS:69.26円
時価総額:2,934億円
最新の株価参考:(株)ケーズホールディングス【8282】:Yahoo!ファイナンス
株主優待について
株主優待制度は「お買物優待券」を実施、優待権利月は9月と3月の年2回です。
保有株式数 | 優待内容 |
---|---|
100株以上 | 1,000円(1,000円券×1枚) |
500株以上 | 3,000円(1,000円券×3枚) |
1,000株以上 | 5,000円(1,000円券×5枚) |
3,000株以上 | 10,000円(1,000円券×10枚) |
6,000株以上 | 20,000円(1,000円券×20枚) |
10,000株以上 | 30,000円(1,000円券×30枚) |
1年以上の長期保有で優待券が追加されます(100株以上で+1枚、1,000株以上で+2枚)。
優待利回りについて
100株保有で年間2,000円相当とした場合、優待利回りは約1.3%です。1年以上の長期保有の場合、年間4,000円相当なので優待利回りは約2.6%です。
利用制限は1回で32枚までなので実質条件なしです。
配当金の情報
2025年3月期の予定年間配当:44円
予想年間配当利回り:2.85%
配当金の推移について
下記は配当金の推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。
2025年3月期の配当は据え置き予定としています。
配当性向は2024年3月期が105.7%、2025年3月期の予想が約64%です。
配当方針について
配当方針は「減配はしないよう安定配当を目指し、業績に裏付けられた成果配分を行うことを方針」としています。
業績推移と株価推移
ケーズホールディングスの業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。
2021年3月期は需要増の影響もあり大きく過去最高益を更新しましたが、その後は連続減益で推移しています。
2025年3月期は増益見通しとしています。
株価のチャート
下記は5年分の週足株価チャートです。
株価は2021年4月以降に想定以上の反動減の影響で下落。
2022年は不安定な推移でしたが、2023年以降は上昇が強めの推移です。
事業内容と財務状況
ケーズホールディングスの事業内容と財務状況を確認していきます。
ケーズホールディングス(8282)の概要
株式会社ケーズホールディングス(K’s Holdings Corporation)は、家電量販店チェーンを展開する企業。
子会社8社及びその他フランチャイズ契約加盟店により構成される(2021年3月現在)。家電量販店の売上高では国内3位(2023年1月2日現在)。主に「ケーズデンキ」(アルファベット表記はK’s)の屋号で、家電量販店チェーンを展開している。
ケーズホールディングス – Wikipediaより抜粋
ケーズホールディングスは関東地方を地盤に全国展開する、大手家電量販店です。
店舗数は毎年増えていますが、ここ数年の増加ペースはやや落ちています。
3か月決算の実績
下記は各決算期の連結経常利益の推移と前期との比較です。
2025年3月期の連結経常利益は240億円見通しとしています。
キャッシュフロー
下記はケーズホールディングスのキャッシュ・フロー推移です。
2023年3月期の営業CFはマイナスですが、2024年3月期は大きくプラスになっています。
優待・配当について
株主優待制度は長期保有で金額が増え、配当は安定推移で合計利回りが高いです。
しかし、利益が減少しており、配当性向が上昇しているのは気になるポイントです。