東レの株価と配当はどうなるか。業績下方修正で配当性向上昇。増配期待値も低く株価も下落して推移【3402】

炭素繊維で世界トップの東レ(3402)の株価と配当について、今後どうなるのか。業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。業績下方修正を行い株価推移は厳しいですが、配当金はこれまで安定的に推移しています。

東レの株価POINT
  • 株価は割安で年間の配当利回りも高め
  • 配当性向上昇により増配期待値は低く、減配する可能性も
  • 業績下方修正に加え相場環境悪化で株価は大きく下落
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東レの事業内容と株価指標

はじめに東レの事業内容と株価指標を確認していきます。

東レ(3402)とは

東レ株式会社(とうレ、英称:Toray Industries, Inc.)は、合成繊維・合成樹脂をはじめとする化学製品や情報関連素材を取り扱う大手化学企業。三井グループの中核企業の一つとしてその名を知られており、コーポレート・スローガンは、「Innovation by Chemistry」(化学による革新と創造)。社名にあるレは再生繊維のレーヨンを意味する(旧社名:東洋レーヨン)が、同社は現在、レーヨンの生産は行っていない。

wikipediaより抜粋

主要事業は「繊維」、「機能化成品」、「炭素繊維複合材料」、「環境・エンジニアリング」、「ライフサイエンス」です。中でも構成比としては低いですが、炭素繊維複合材料は飛行機のボーイングにも利用されるなど世界最大級です。

参考:事業内容|TORAY

株価指標と配当利回り

現在の株価:435.7円

予定年間配当:16円

年間配当利回り:約3.67%

予想PER:9.7倍、PBR:0.6倍

※株価は2020年3月16日終値

株価指標は割安、配当利回りは平均より高めです。

東レの業績推移と株価チャート・配当推移

次に東レの業績推移と株価チャート・配当推移を確認していきます。

売上高・経常利益の推移

売上・利益ともに安定していません。利益は2期連続で減益予想とやや厳しい状況です。

参考:セグメント情報|TORAY

株価チャートの推移

下記は東レ5年分の週足株価チャートの推移です。

中期で見ても株価は下落気味に推移し、ここ最近では相場環境の悪化で大きく下落しています。現在の400円周辺は止まりやすい場所ではあるものの、さらに下落した場合は250-300円あたりも見えてきます。

配当金の推移

下記は東レの配当金の推移です。年2回、中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施しています。

東レの年間配当金推移

2015年3月期:11円
2016年3月期:13円
2017年3月期:14円
2018年3月期:15円
2019年3月期:16円
2020年3月期:16円 (予)

配当は増配して推移しています。

配当方針として「必要な内部留保等を総合的に勘案し、適切な配当を行うこと」としています。2020年3月期の予想配当性向は業績下方修正を行ったことで約35%と上昇し、過去と比較しても高めです。これまで安定的に推移しているので可能性は低いものの減配する可能性も出てきています。

参考:株主還元|TORAY

東レの直近決算と今後について

最後に東レの直近決算内容の確認と今後について考えてみました。

最近の決算の確認

2020年2月10日の決算にて2020年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は1,010億円と発表、あわせて通期の同利益を従来予想の1,380億円から1,210億円に下方修正しました。

前年同期比で9.4%減で推移し、業績下方修正により増益の見通しから減益見通しとなりました。

今後について

株価指標は割安、年間配当利回りも高めで株価は過去と比較してかなり安くなっています。しかし、業績はやや軟調に推移しROEも下落して推移しています。

海外売上比率も高く、諸外国の景気動向や為替の影響など不安な点は多いです。しかし、技術力は有り世界でも有数で、電子情報材料、医薬・医療機器などの需要は今後も見込めます。

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