花王の株価分析!連続増配銘柄だが配当金の推移と配当性向を確認【4452】

多くの家庭用品を手掛ける花王(4452)は業績が右肩上がりで30期連続で増配当している優良企業です。株価も長期で上昇推移していますが、果たして今後の花王の株価と配当はどうなるのか。株価指標・業績推移・株価チャートに加え配当推移や配当性向を分析してみました。

花王の株価POINT
  • 株価指標は割高で現在の年間配当利回りはやや低め
  • 利益は下方修正で減益見通し、配当性向も上昇
  • 利益還元は配当重視のため株主優待を実施する可能性は低い
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花王の事業内容と株価指標

はじめに花王の事業内容と株価指標を確認していきます。

株価指標と配当利回り

株価:7,636円
予定年間配当:140円
年間配当利回り:1.83%
予想PER:27.4倍
PBR:4.23倍

2020年7月31日終値時点のデータ

業績が安定成長、連続増配当の人気銘柄というのもあり株価指標は割高です。年間の配当利回りも平均より若干低いです。

花王(4452)とは

花王株式会社(かおう、英語:Kao Corporation)は大手化学メーカーである。

洗剤、トイレタリーで国内では1位、化粧品は2位。世界では化粧品・トイレタリー企業のシェアランキング7位。化粧品メーカーのカネボウ化粧品は100%子会社。原料からの一貫生産と物流・販売システムに強みがあり、国内外に多くの工場や販売拠点をもっている。

花王 – Wikipediaより抜粋

主要事業は「化粧品事業」、「スキンケア・ヘアケア事業」、「ヒューマンヘルスケア事業」、「ファブリック&ホームケア事業」、「ケミカル事業」の5つです。

売上・利益ともに一つの事業に依存しているわけではないため非常に安定しています。国内での売上は若干頭打ちですが、海外(アジア・アメリカ)は着々と伸ばしています

参考:セグメント情報|花王

花王の配当推移と株主優待

次に花王の配当金の推移と株主優待を確認していきます。

配当金の推移

下記は花王の配当推移です。年2回、中間配当(6月)と期末配当(12月)を実施しています。

花王の年間配当金推移

2015年12月期:80円
2016年12月期:94円
2017年12月期:110円
2018年12月期:120円
2019年12月期:130円
2020年12月期:140円 (予)

花王の配当金は30期連続で増配しています。

2020年12月期も増配予定としています。配当性向は若干上昇し2020年12月期の予想配当性向は約50%です。配当性向の目標は40%としているこから、増配が止まる可能性も出ています。

参考:花王|株主還元方針

花王の株主優待について

日用品などを扱っている企業は宣伝もかねて自社製品の株主優待を実施している企業が多いですが、花王は株主優待を実施していないです。

花王の株主還元方針は「安定的・継続的な配当の実施を通じた利益還元を重視しており、自社製品などをお届けする株主優待制度はありません。」としています。外国人株主も多いため、今後も株主優待を実施する可能性は低そうです。

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花王の業績推移と株価チャートの推移

次に花王の業績推移と株価チャートの推移を確認していきます。

売上高と経常利益の推移

経常利益は順調に右肩上がりです。毎年のように過去最高益を更新しており2020年12月期も最高益を更新する見通しでした。しかし、2020年7月に業績下方修正を行い減益見通しとなっています。

参考:財務情報・経営指標|花王

株価チャートの推移

下記は花王5年分の週足株価チャートの推移です。

2018年9月には業績上振れ期待から株価は9,000円台となり1万円も視野にはいっていました。しかし、その後の決算で予想よりも大きく伸びるのが厳しいとみられて株価はやや下落。

ここ最近は広めのレンジで推移しているため株価が下落した時は良い押し目と考えることもできますが、株価指標の割高感は気になるところです。長期での株価チャートは上昇推移しています。

花王の決算内容と今後について

最後に花王の決算内容の確認と今後について考えてみます。

決算内容を確認

2020年7月29日の決算にて2020年12月期2Q(1-6月)の連結経常利益は737億円と発表、あわせて通期の同利益を2,250億円から1,890億円に下方修正しました。

今後について

花王は30期連続で増配していますが、これまでは決して無理をして配当を出しているわけではないです。今の年間配当利回りはあまり高くないですが、増配すると実質利回りが上昇することになるため、長期保有には連続増配当はプラスポイントです。ROEも20%近くで推移しておりかなり優秀な数値です。

しかし、株価指標は割高で配当性向も上昇しているのは気になる点です。直近ではインバウンド需要の低下、化粧品事業の売上減少により業績下方修正も行っています。

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