日産自動車の株価分析!長期で株価は下落!業績悪化で配当金は無配に転落【7201】

業績悪化などにより日産自動車(7201)の株価が長期で下落しています。厳しい業績ですが、NISAでは人気銘柄の一つです。果たして今後の日産自動車の株価と配当はどうなるのか。業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

日産自動車の株価POINT
  • 業績悪化から配当金は無配に転落
  • 業績見通しは厳しく、配当復活に時間がかかる可能性もある
  • 将来的にかなり安い株価となる可能性があるが、当然リスクもある
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日産自動車の事業内容と株価指標

はじめに日産自動車の事業内容と株価指標を確認していきます。

株価指標と配当利回り

株価:587.2円
予定年間配当:0円
年間配当利回り:—
予想PER:—
PBR:0.63倍

2021年2月22日終値時点のデータ

PBRはかなり割安です。2021年3月期は赤字予想で配当金は無配予定です。

日産自動車(7201)とは

日産自動車株式会社(にっさんじどうしゃ、英語: Nissan Motor Co., Ltd.)は、日本の大手自動車メーカー。通称とブランド名は日産(Nissan)。北アメリカやヨーロッパなどの50か国では高級車ブランドのインフィニティ(Infiniti)、また新興国向けには低価格ブランドのダットサン(Datsun)を展開する。

日産自動車の筆頭株主はフランスのルノー。(2018年11月時点で)日産自動車の株式の43.4%をルノーが保有している。 そしてルノー、日産自動車、三菱自動車工業の3社は、ルノー・日産・三菱アライアンスを形成している。

日産自動車 – Wikipediaより抜粋

2018年11月19日に当時の代表取締役会長だったカルロスゴーン氏が金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑で逮捕。2019年5月には2017年度に発表した6か年計画の目標を下方修正しています。

参考:日産|中期計画

事件は売りの株式投資格言

株式相場の格言に「事故は買い、事件は売り」というのがあります。

事故が起きた時、一時的に業績が悪化し短期的には投げ売りがでます。しかし、会社の経営に問題がなければ再び浮上して株価が適正に戻る。という事から「事故で投げ売りされて安くなった株は買い」と言われてます。

反対に事件の場合、根本的な問題が会社にあるため「全てを解消できるか不透明」かつ「解消するまでに時間がかかる」ため「事件の株は売り」と言われています。新たな問題が出てくることも過去の事件にはよくあることです。カルロスゴーン氏の金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)事件ですが会社に根本的な問題があり、現状では「事件は売り」として株を売却した人が正解と言えます。

日産自動車の業績推移と株価チャート

次に日産自動車の業績推移と株価チャートを確認していきます。

売上高と経常利益の推移

2020年3月期は主に欧米での落ち込みや為替の円高により大きく減収・減益。最終損益は減損損失の計上もあり、6,712億円の赤字となりました。2021年3月期も引き続きかなり厳しい予想で、最終損益は5,300億円の赤字見通しです。

参考:日産|財務・業績ハイライト

株価チャートの推移

下記は日産自動車5年分の週足株価チャートの推移です。

株価は2018年11月の事件以降、特に大きく下落しています。2020年11月以降は赤字縮小予想により上昇していますが、まだまだ厳しいです。

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日産自動車の配当推移と株主優待制度

次に日産自動車の配当金の推移と株主優待制度を確認していきます。

配当金の推移

下記は日産自動車の配当金の推移です。2021年3月期は無配予定です。

日産自動車の年間配当金推移

2016年3月期:42円
2017年3月期:48円
2018年3月期:53円
2019年3月期:57円
2020年3月期:10円
2021年3月期:0円(予)

2019年3月期までは増配していましたが、2020年3月期は想定以上の業績悪化により大きく配当を減額。2021年3月期の配当も無配予定と急激に配当金が減っています。2期連続で大きく赤字予定なので、今後の配当金も不透明感が強いです。

参考:配当情報|日産

株主優待について

日産は株主優待を実施していますが、「株主が日産車新車を購入する」or「株主が紹介した人が日産車新車を購入」した場合にもらうことができるハードルが高いものです。

内容も株主に5,000円ギフトカード、紹介されて車を購入した人に5,000円相当のカタログギフトというものです。優待というよりは紹介みたいな感じです。公式サイトでも「紹介特典制度」としています。

参考:株主様紹介特典制度について|日産

日産自動車の決算内容と今後の株価について

最後に日産自動車の決算内容確認と今後の株価について考えてみます。

決算内容を確認

2021年2月9日の決算にて2021年3月期3Q累計(4-12月)の連結最終損益は3,677億円の赤字と発表。あわせて通期の同損益を6,150億円の赤字から5,300億円の赤字に上方修正しています。

今後の株価について

今後の日産ですが、2019年7月25日の決算時に5年をめどに1万2,500人の人員削減と海外工場の閉鎖を発表しました。人員削減はコスト削減になりますが、育てた人材を外に流出してしまうというリスクもあります。それだけ切羽詰まっているとも考えられます。

2008年、2009年はリーマンショックの影響で業績悪化、無配当で大きく株価が下落しました。しかし、その後復活しています。同じように立て直すことができれば、将来「こんなに安く買えるチャンスがあった」となります。

「日産なら大丈夫、これから復活するから応援したい」という気持ちならば長期保有するのは良いです。しかし、国内の自動車産業は日産に限らず、円高の影響、日米関税問題など不透明感は強いです。

自動運転も海外に比べ日本のメーカーは遅れているのも現実です。どの銘柄にも言えることですが、あくまでも指標は参考にして最終的にはその会社を応援できるかが株を保有する重要なポイントです。

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