日産自動車【7201】配当は回復推移・株価はレンジで推移

自動車大手の日産自動車(7201)、配当が回復推移ですが、利回りは過去と比較すると低めです。配当状況に加え、株主優待制度、株価指標と業績推移、株価チャートを確認していきます。

日産自動車のPOINT
  • 割安感強め、株主優待は紹介特典
  • 配当は無配に転落したが回復推移
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日産自動車の株価情報と配当・優待

日産自動車の株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年3月19日終値時点)

株価:605.7円
予想PER:6.06倍
PBR:0.4倍
予想EPS:100.03円
時価総額:2兆4,287億円

最新の株価参考:日産自動車(株)【7201】:Yahoo!ファイナンス

配当金の情報

2024年3月期の予定年間配当:15円
予想年間配当利回り:2.48%

配当金の推移について

下記は日産自動車の配当金の推移です。

2020年3月期は業績悪化で大きく減配、2021年3月期は無配に転落しました。2022年3月期に復配し、増配していますが過去と比較すると厳しいです。

2023年3月期の配当性向は17.6%、2024年3月期の予想配当性向は約14%です。

参考:配当情報|日産

株主優待について

株主優待制度は「株主が紹介した人(株主本人含む)が日産車新車を購入」した場合に対象となります。

内容は「デジタルカタログギフト5,000円分」です(株主本人が購入の場合は10,000円分)。優待というよりは特典のような形で、公式サイトでも「紹介特典制度」としています。

参考:株主様紹介特典制度について|日産

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日産自動車の業績推移と株価推移

日産自動車の業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記は日産自動車の売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

日産自動車の最終損益推移

2019年3月期:3,191億円
2020年3月期:-6,712億円
2021年3月期:-4,487億円
2022年3月期:2,155億円
2023年3月期:2,219億円
2024年3月期:3,900億円(予)

2020年3月期は、欧米での落ち込みや為替の円高により大きく減収・減益に。2021年3月期も厳しくなり最終損益は連続赤字となりました。

その後は黒字回復、2024年3月期は増益見通しとしています。

参考:財務・業績|日産自動車

株価のチャート

下記は日産自動車5年分の週足株価チャートです。

株価は2018年11月の事件以降に大きく下落。2020年11月に黒字見通しなどから底値を抜けてレンジ推移に。

2023年は上昇推移も10月以降は下落しています。

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日産自動車の事業内容と財務状況

日産自動車の事業内容と財務状況を確認していきます。

日産自動車(7201)の概要

日産自動車株式会社(にっさんじどうしゃ、英語: Nissan Motor Co., Ltd.)は、日本の多国籍自動車メーカー。

北アメリカやヨーロッパなどの50か国では高級車ブランドのインフィニティ(Infiniti)、また新興国向けには低価格ブランドのダットサン(Datsun)を展開していた。

日産自動車 – Wikipediaより抜粋

フランスのルノー、三菱自動車工業との3社でアライアンスを形成。

2018年11月19日に当時の代表取締役会長だったカルロスゴーン氏が金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑で逮捕されました。

キャッシュフロー

下記は日産自動車のキャッシュ・フロー推移です。

営業CFは比較的安定した推移です。

日産自動車の配当・優待について

割安感があり、予想配当性向が低めです。更に配当が回復して高い利回りとなる期待感もあります。

2008-2009年はリーマンショックの影響で業績悪化、無配当となりましたが、その後は復活しています。同じように配当が回復したら「こんなに安く買えるチャンスがあった」となりますが、その見極めは難しいです。

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