日産自動車の株価はどこまで下がる?株価・配当は今後どうなるか分析【7201】

カルロスゴーン氏の事件以降、2019年5月には減配当発表、業績悪化予想などの影響により日産自動車(7201)の株価下落が止まらないです。

しかし、そんな下落している日産株ですが、NISAでは人気銘柄の一つです。

その理由としては割安な事、減配したが高い配当利回りな事だと考えられます。そんな日産自動車の株価と配当について今後どこまで下がるのかを分析してみました。

日産自動車の株価POINT
  • 株価は割安だが、業績悪化から配当は未定に
  • 業績の見通しも厳しく減配・無配の可能性も
  • 復活すればかなり安い株価となるが、リスクは当然ある
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日産自動車の株価指標と事業内容

はじめに日産自動車の株価指標と事業内容を確認していきます。

株価指標と配当利回り

現在の株価:636.9円

予定年間配当:未定

予想PER:22.7倍、PBR:0.49倍

※株価は2020年1月10日終値

年間配当は当初40円の予定でしたが、現在は未定です。中間配当(2019年9月末)が10円でしたので、期末配当(2020年3月末)は良くて20円、最悪は無配となる可能性もありそうです。

年間配当を20円と仮定した場合の配当利回りは約3%となります。

日産自動車(7201)とは

説明するまでもないと思いますが、日本の大手自動車メーカーです。三菱自動車工業の筆頭株主で、フランスの自動車メーカーであるルノーが日産株の44%を保有し、ルノー・日産・三菱アライアンスを形成しています。

2018年11月19日に当時、代表取締役会長だったカルロスゴーン氏が金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑で逮捕されました。今は国外に逃亡しレバノンにいます。

事件は売りの格言

株式相場の格言に「事故は買い、事件は売り」というのがあります。

突発的な事故の場合、一時的に業績が悪化し短期的には投げ売りがでますが、会社の経営自体に問題がなければ再び浮上して、株価が適正に戻る。という事から「事故で投げ売りされて安くなった株は買い」と言われてます。

反対に事件の場合、根本的な問題が会社にあるため、全てを解消できるか不透明かつ解消するまでに時間がかかるため「事件の株は売り」と言われています。新たな問題が出てくることも過去の事件株にはよくあることです。

カルロスゴーン氏の金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)事件ですが会社に根本的な問題があり、結果的に「事件は売り」として株を売却した人が正解でした。

逮捕前には1,000円台だった株価は逮捕の影響で900円台まで落ちて推移していましたが、業績悪化により現在は700円以下まで下落しています。現在もまだまだ不安材料が多い状態です。

日産自動車の業績推移と株価チャート

次に日産自動車の業績推移と株価チャートを確認していきます。

売上高と最終利益の推移

2019年期3月期は利益が大きく落ち込み、2020年3月期も主に欧米での落ち込み為替の円高により大きく減収・減益となる見通しです。

株価チャートを確認

下記は日産自動車の5年分の週足株価チャートです。

株価は事件以降、下落トレンドです。何度か止まりそうなポイントはありましたが、流れが変わることなく推移しています。

一旦の下落メドは600円なので、600円台で買えるのはお買い得にみえますが、短期的にはまだ下がる可能性も当然あります。

日産自動車の配当推移と株主優待制度

配当金の推移

配当金の推移

2015年3月期:33円
2016年3月期:42円
2017年3月期:48円
2018年3月期:53円
2019年3月期:57円
2020年3月期:未定

増配していた配当金ですが、業績悪化により2020年3月期は減配となる40円の予定としました。

しかし、想定以上の業績悪化により、中間配当を10円、期末配当を未定に変更。かなり厳しい状況となっており、今後も配当もどうなるか不透明感は強いです。第一本線は期末配当も10円の年間20円です。

参考:配当情報|日産

株主優待について

日産は株主優待を実施していますが、「株主が日産車新車を購入する」or「株主が紹介した人が日産車新車を購入」した場合にもらうことができるハードルが高いものです。

内容も新車購入で5,000円、紹介されて車を購入した人に5,000円相当のカタログギフトというものです。優待というよりは紹介みたいな感じですね。公式サイトでも「紹介特典制度」としています。

参考:株主様紹介特典制度について|日産

日産自動車の最近の決算と今後

最後に直近の決算と今後について考えてみます。

最近の決算を確認

2019年11月12日の決算にて2020年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終利益は653億円と発表、あわせて、通期の同利益を従来予想の1,700億円から1,100億円に下方修正しました。

1Qの経常利益は前年同期比で77.8%減、2Qでも53%減とかなり厳しい推移です。

これからの動向

今後の日産ですが、2019年7月25日の決算時に5年をめどに1万2,500人の人員削減と海外工場の閉鎖を発表しました。人員削減はコスト削減になりますが、せっかく育てた人材を外に流出してしまうというリスクもあります。当然わかっていることなので、それだけ切羽詰まっているとも考えられます。

この先さらに業績が伸び悩み、減配もしくは無配となった場合はさらに株価が大きく下落する可能性が高いです。しかし、立て直すことができれば、将来「こんなに安く買えるチャンス」があったのかとなります。

国内の自動車産業は日産に限らず、消費税増税、円高の影響、日米関税問題など不透明感は強いです。自動運転も海外に比べ日本のメーカーは遅れをとっています。

「日産なら大丈夫、これからも応援したい」という気持ちならば長期保有するのは良いかと思います。しかし「何となく株価が安い、割安だから保有」と考えるのは危険です。

どの銘柄にも言えることですが、あくまでも指標は参考に、最終的にはその会社を応援できるかどうかが株を長期保有する重要なポイントと考えています。

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