日産自動車の株価はどこまで下がる?今後の株価・配当がどうなるか分析【7201】

カルロスゴーン氏の事件以降、業績悪化や減配当の影響もあり日産自動車(7201)の株価下落が止まらないです。そんな下落している日産株ですがNISAでは人気銘柄の一つです。そんな日産自動車の株価と配当について今後どこまで下がるのかを分析してみました。

日産自動車の株価POINT
  • 業績悪化から期末配当は無配になった
  • 業績の見通しも厳しく今後も無配の可能性がある
  • 復活すればかなり安い株価となるがリスクは当然ある
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日産自動車の事業内容と株価指標

はじめに日産自動車の事業内容と株価指標を確認していきます。

日産自動車(7201)とは

日産自動車株式会社(にっさんじどうしゃ、英語: Nissan Motor Co., Ltd.)は、日本の大手自動車メーカー。通称とブランド名は日産(Nissan)。北アメリカやヨーロッパなどの50か国では高級車ブランドのインフィニティ(Infiniti)、また新興国向けには低価格ブランドのダットサン(Datsun)を展開する。

日産自動車の筆頭株主はフランスのルノー。(2018年11月時点で)日産自動車の株式の43.4%をルノーが保有している。 そしてルノー、日産自動車、三菱自動車工業の3社は、ルノー・日産・三菱アライアンスを形成している。

wikipediaより抜粋

2018年11月19日に当時、代表取締役会長だったカルロスゴーン氏が金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑で逮捕されました。今は国外に逃亡しレバノンにいます。

2019年5月に2017年度に発表した6か年計画の目標を下方修正しています。

参考:日産|中期計画

事件は売りの格言

株式相場の格言に「事故は買い、事件は売り」というのがあります。

事故の場合は一時的な業績が悪化し短期的には投げ売りがでますが、会社の経営に問題がなければ再び浮上して、株価が適正に戻る。という事から「事故で投げ売りされて安くなった株は買い」と言われてます。

反対に事件の場合は根本的な問題が会社にあるため全てを解消できるか不透明かつ解消するまでに時間がかかるため「事件の株は売り」と言われています。新たな問題が出てくることも過去の事件にはよくあることです。カルロスゴーン氏の金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)事件ですが会社に根本的な問題があり、結果的に「事件は売り」として株を売却した人が正解でした。

株価指標と配当利回り

現在の株価:460.5円

予定年間配当:10円

年間配当利回り:2.17%

予想PER:27.7倍、PBR:0.36倍

※株価は2020年3月2日終値

年間配当は当初40円の予定でしたが、中間配当(2019年9月)の10円だけになりました。指標は業績悪化している銘柄という感じです。

日産自動車の業績推移と株価チャート

次に日産自動車の業績推移と株価チャートを確認していきます。

売上高と最終利益の推移

2019年期3月期は利益が大きく落ち込み、2020年3月期も主に欧米での落ち込みや為替の円高により大きく減収・減益となる見通しです。

参考:日産|財務・業績ハイライト

株価チャートを確認

下記は日産自動車の5年分の週足株価チャートです。

株価は事件以降、下落トレンドです。何度か止まりそうなポイントはありましたが、流れが変わることなく推移しています。最安値付近ですが、ここから更に下落する可能性も当然あります。

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日産自動車の配当推移と株主優待制度

次に日産自動車の配当金の推移と株主優待制度を確認していきます。

配当金の推移

下記は日産自動車の配当金の推移です。2020年3月期の期末配当は未定でしたが、見送りになりました。

配当金の推移

2015年3月期:33円
2016年3月期:42円
2017年3月期:48円
2018年3月期:53円
2019年3月期:57円
2020年3月期:10円

これまで増配していましたが、2020年3月期は想定以上の業績悪化により大きく配当を減らしました。2020年3月期の予想配当性向は約60%です。今後の配当もどうなるか不透明感は強いです。

参考:配当情報|日産

株主優待について

日産は株主優待を実施していますが、「株主が日産車新車を購入する」or「株主が紹介した人が日産車新車を購入」した場合にもらうことができるハードルが高いものです。

内容も新車購入で5,000円、紹介されて車を購入した人に5,000円相当のカタログギフトというものです。優待というよりは紹介みたいな感じですね。公式サイトでも「紹介特典制度」としています。

参考:株主様紹介特典制度について|日産

日産自動車の直近決算と今後

最後に日産自動車の直近決算内容の確認と今後について考えてみます。

最近の決算を確認

2020年2月13日の決算にて2020年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は392億円と発表。あわせて、通期の同利益を従来予想の1,100億円から650億円に下方修正しました。さらに、未定としていた下期配当は見送る方針とし、年間配当は10円となりました。

かなり厳しい状況で推移し、前回決算に引き続き下方修正を行いました。

今後について

今後の日産ですが、2019年7月25日の決算時に5年をめどに1万2,500人の人員削減と海外工場の閉鎖を発表しました。人員削減はコスト削減になりますが、せっかく育てた人材を外に流出してしまうというリスクもあります。当然わかっていることなので、それだけ切羽詰まっているとも考えられます。

「日産なら大丈夫、これからも応援したい」という気持ちならば長期保有するのは良いかと思います。2008年、2009年に業績悪化と無配当で大きく株価が下落しましたが、その後復活しています。同じように立て直すことができれば、将来「こんなに安く買えるチャンス」があったのかとなります。

しかし、国内の自動車産業は日産に限らず、消費税増税、円高の影響、日米関税問題など不透明感は強いです。自動運転も海外に比べ日本のメーカーは遅れをとり厳しいのも現実です。そのため、株価が安くなっています。

どの銘柄にも言えることですが、あくまでも指標は参考にして最終的にはその会社を応援できるかが株を保有する重要なポイントと考えています。

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