日本カーボンの株価分析!高配当利回りだが業績悪化で配当性向上昇【5302】

炭素製品大手の日本カーボン(5302)。業績悪化による株価下落で配当利回りが高いです。はたして今後の株価と配当はどうなるのか。業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

日本カーボンの株価POINT
  • 配当利回りはかなり高いが減配する可能性も
  • 業績急上昇から急悪化、株価も大きく上下
  • 株価にはお得感があるが、当然リスクもある
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日本カーボンの事業内容と株価指標

はじめに日本カーボンの事業内容と株価指標を確認していきます。

株価指標と配当利回り

株価:4,240円
予定年間配当:200円
年間配当利回り:4.72%
予想PER:23.4倍
PBR:1.08倍

2021年5月27日終値時点のデータ

PBRはやや割安です。年間配当利回りは高いです。

日本カーボン(5302)とは

日本カーボン株式会社(にっぽんカーボン、英文社名:Nippon Carbon Co., Ltd.)は、炭素製品の大手メーカーである。1927年、日本では初となる人造黒鉛電極の製造に成功する。

日本カーボン – Wikipediaより抜粋

炭素製品の大手メーカーで、電炉向け電極、半導体やリチウムイオン電池向け製造を行っています。各製品を世界各国に輸出するとともに、海外企業と共同で用途開発を行うなど、積極的な世界市場展開を進めています。

参考:日本カーボンについて|日本カーボン株式会社

日本カーボンの業績推移と株価チャート

次に日本カーボンの業績推移と株価チャートを確認していきます。

売上高と経常利益の推移

2018年12月期、期初の経常利益予測は70億円でしたが半導体市場の好調を受けて最終的に165億円と大幅増益で着地。しかし、2019年12月期は下方修正を行い減収・減益、2020年12月期は大きく減収・減益となりました。

参考:財務ハイライト|日本カーボン株式会社

株価チャートの推移

下記は日本カーボン5年分の週足株価チャート推移です。

業績上方修正・半導体需要増加の期待から、2018年10月頃までは大きく株価が上昇。その後は業績伸び悩みで株価が下落、2020年3月以降はなだらかに上昇しています。業績見通しがやや厳しめのため、ここから更に株価を伸ばすには新たな好材料がないと厳しいのが想定されます。

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日本カーボンの配当推移と決算内容

次に日本カーボンの配当推移と決算内容を確認していきます。

配当金の推移

下記は日本カーボンの配当金の推移です。年2回、中間配当(6月)と期末配当(12月)を実施しています。

日本カーボンの年間配当金推移

2016年12月期:50円
2017年12月期:50円
2018年12月期:100円
2019年12月期:200円
2020年12月期:200円
2021年12月期:200円(予)

2019年12月期に年間配当200円に大幅増配しています。

配当性向は2019年12月期が22.8%、2020年12月期が122%、2021年12月期の予想は約110%とかなり高くなる見通しです。今後、減配する可能性も考えられます。

配当方針

配当方針は「収益状況に対応した配当を行うことを基本としつつ、収益基盤の確保・強化のため内部留保の充実、財務体質の強化により、将来における安定した配当の維持」です。

参考:IRライブラリ|日本カーボン株式会社

決算内容を確認

2021年5月10日の決算にて2021年12月期1Q(1-3月)の連結経常利益は3.6億円と発表。前年同期比66.8%減、通期計画の36億円に対する進捗率は10.2%となりました。

日本カーボンの今後の株価について

最後に日本カーボンの今後の株価について考えてみます。

今後の株価について

2018年12月期、2019年12月期は業績好調で大幅増配、株価も上昇しました。しかし、2020年12月期はかなり厳しくなり、2021年12月期の回復期待値も現状では小さめです。短期ではやや上昇している株価ですが、半導体需要の停滞や為替の影響など不透明感は強めです。

今後の配当について

現在の配当水準を維持できれば安い株価で高い配当利回りですが、配当性向は100%を超えています。当然、何年も維持することは難しいため、配当を維持するには利益の回復が必要となります。

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