JFEの株価が上昇気味のレンジで推移・高配当利回り【5411】

鉄鋼事業を中心にエンジニアリング、商社事業も展開するJFEホールディングズ(5411)。

今後の株価と配当はどうなるのか、株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認してみました。

JFEホールディングスの株価POINT
  • 配当金は業績により大きく変化
  • 株価は上昇気味のレンジで推移
  • 更なる成長を目指すが、不透明感もあり
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JFEの株価情報と業績推移

ジェイエフイーホールディングスの株価情報と業績推移・株価チャートを確認していきます。

株価の指標

株価:1,870円
予想PER:5.72倍
PBR:0.51倍
予想EPS:327.05円
時価総額:1兆1,490億円

2023年5月9日終値時点のデータ
最新の株価参考:JFEホールディングス(株)【5411】:Yahoo!ファイナンス

同業種と比較すると、目立った割安さはないです。

業績の推移

下記はジェイエフイーホールディングスの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2020年3月期、2021年3月期は連続最終赤字で厳しくなりました。2022年3月期は大きく回復、2023年3月期は増収・減益となりました。

2024年3月期は増収・増益見通しとしています。

参考:業績ハイライト|JFEホールディングス

株価のチャート

下記はJFEホールディングス5年分の週足株価チャートです。

株価は2018年から下落していましたが2020年11月頃から上昇。

2021年9月以降は出来高が増え、上昇気味のレンジで推移しています。

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JFEの配当情報と株主優待

ジェイエフイーホールディングスの配当情報と株主優待制度を確認していきます。

配当情報

2024年3月期の予定年間配当:100円
予想年間配当利回り:5.35%

配当利回りは高いです。

配当金の推移について

下記はJFEホールディングスの配当金推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

JFEホールディングスの年間配当金推移

2019年3月期:95円
2020年3月期:20円
2021年3月期:10円
2022年3月期:140円
2023年3月期:80円
2024年3月期:100円(予)

2022年3月期は年間140円に大きく増配も、2023年3月期は減配しています。

配当性向は2023年3月期が28.5%、2024年3月期の予想が約31%です。

株主還元方針の確認

配当方針として「配当性向(連結ベース)を30%程度とすることを基本」としています。

参考:配当の推移|JFEホールディングス株式会社

株主優待について

JFEホールディングスの株主優待制度は「工場見学会」です。現状の株主優待が、株価に与える影響はなさそうです。

参考:株主優待|JFEホールディングス株式会社

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JFEの事業内容と今後について

ジェイエフイーホールディングスの事業内容と財務情報の確認と今後について考えてみます。

JFEホールディングス(5411)の概要

JFEホールディングス株式会社(ジェイエフイーホールディングス、英: JFE Holdings, Inc.)は、大手鉄鋼メーカーのJFEスチールを中心に、JFEエンジニアリング、JFE商事を傘下に持つ持株会社である。

JFEによれば、社名の JFE は日本 (Japan)、鉄鋼(鉄の元素記号Fe)、エンジニアリング (Engineering) を組み合わせたものであり、また日本を代表する未来志向の企業グループ (Japan Future Enterprise) を意味する。

JFEホールディングス – Wikipediaより抜粋

「鉄鋼事業」のJFEスチール株式会社、「エンジニアリング事業」のJFEエンジニアリング株式会社、「商社事業」のJFE商事株式会社の3つの事業を中心としています。

3カ月決算の実績

下記はJFEホールディングスの連結税引前利益の推移と前期との比較です。

2024年3月期の連結税引前利益は2,700億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記はJFEホールディングスのキャッシュ・フロー推移です。

好調な営業CFの推移です。

参考:JFEホールディングス|Google Finance

JFEの今後について

2020年3月期、2021年3月期は世界経済の落ち込みにより鉄鋼事業が大幅に減少。しかし、2022年3月期は想定以上に回復しています。

2023年3月期は、急激な円安進行、棚卸資産評価差等が減益要因となりました。

中長期目標とリスク要因

中期経営計画にて事業拡大、M&A・業務提携を活用し、2030年度には売上収益1兆円規模を目指すとしています。当然、多くの投資が必要となります。

エンジニアリング事業や商社事業も展開していますが、中心事業は鉄鋼事業です。そのため、鉄鉱石などの原材料価格や為替の影響を受けます。

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