三菱商事の株価分析!累進配当方針で安定高配当!株価は下落から上昇へ【8058】

総合商社の三菱商事(8058)。経営戦略にて「累進配当の方針(減配無し)」としており、配当に対する安心感・増配期待感が高いです。果たして三菱商事の株価と配当は今後どうなるのか。業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

三菱商事の株価POINT
  • 配当利回りは商社銘柄にありがちな高い水準
  • 累進配当方針なので配当が減る可能性は低い
  • 配当が高くても、まずは事業内容や将来の伸びしろを考えるのが重要
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三菱商事の事業内容と株価指標

はじめに三菱商事の事業内容と株価指標を確認していきます。

株価指標と配当利回り

株価:3,219円
予定年間配当:134円
年間配当利回り:4.16%
予想PER:23.8倍
PBR:0.89倍

2021年3月15日終値時点のデータ

PBRは割安ですが、商社銘柄は割安な銘柄が多いです。年間の配当利回りは商社銘柄にありがちな高さです。

三菱商事(8058)とは

三菱商事株式会社(みつびししょうじ、英: Mitsubishi Corporation)は、三菱グループの大手総合商社である。三井物産、住友商事、伊藤忠商事、丸紅と共に五大商社の一つ。単に「商事」と言った場合は三菱商事を指すことが多い。

三菱商事 – Wikipediaより抜粋

三菱商事は日本最大規模の総合商社です。国内外の拠点数は200を超え、多くの企業と連携しながらビジネスを展開しています。子会社には「三菱食品(7451)」、「ローソン(2651)」などいくつもあります。また、さまざまな業種に投資を行い多くの株式を保有しています。近年では2019年6月にコメダと業務提携、2020年6月に良品計画がローソンと提携したのも両方の株主である三菱商事の影響もあると考えられます。

参考:会社概要|三菱商事

三菱商事の配当推移と今後の配当について

次に三菱商事の配当推移と今後の配当について確認していきます。

配当金の推移

下記は三菱商事の配当推移です。年2回、中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施しています。

三菱商事の年間配当金推移

2016年3月期:50円
2017年3月期:80円
2018年3月期:110円
2019年3月期:125円
2020年3月期:132円
2021年3月期:134円(予)

配当は増配推移です。

三菱商事の株主還元の基本方針ですが、『中期経営戦略2018』にて減配せずに利益成長に合わせて増配していく「累進配当」を掲げました。『中期経営戦略2021』においても、「累進配当」を継続し、配当性向は30%から将来的に35%程度に引き上げていくことを目指しています

2020年3月期の配当は125円から132円に増額修正、2021年3月期も増配予定です。ただし、2021年3月期の予想配当性向は約99%でかなり高いです。

参考:配当情報|三菱商事

今後の配当について

中期経営戦略にて「2021年度(2022年3月期)の利益目標を9,000億円」としています。仮に配当性向を35%とした場合の年間配当は200円となります。もちろん、これはあくまでも目標計画で、2020年3月期は業績下方修正、2021年3月期も悪化する可能性が高く、目標達成は現状ではかなり厳しいのが現実です。

また、累進配当方針のため2021年度までは配当が減る可能性は低いですが、配当性向はかなり高くなる予想で、次期の経営戦略にて引き続き累進配当を継続できるか注目です。

参考:中期経営戦略2021|三菱商事

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三菱商事の業績推移と株価チャート

次に三菱商事の業績推移と株価チャートを確認していきます。

売上高・最終利益の推移

2016年3月期は赤字でしたが、その後大きく復活して2019年3月期は過去最高利益となりました。2020年3月期は減収・減益、2021年3月期も減収・減益が既定路線で、どこまで抑えることが出来るかという状況です。

株価チャートの推移

下記は三菱商事5年分の週足株価チャートの推移です。

短期の株価は上昇しています。厳しい業績見通しですが、過去と比較しても株価は高めです。ここからの上値メドは直近高値の3,600円、下値メドは2,750円と見ることが出来ます。

三菱商事の決算内容と今後

最後に三菱商事の決算内容確認と今後について考えてみます。

決算内容を確認

2021年2月3日の決算にて2021年3月期3Q累計(4-12月)の連結経常利益は2,933億円と発表。前年同期比46.9%減となりました。

今後について

三菱商事は国際的な総合商社のため、多くのセグメントがあります。国内の景気動向の影響はもちろん、海外の経済・政治・社会動向の影響を大きく受けます。エネルギー資源、金属資源、石油化学製品などの価格変動をはじめ、為替や多くの株式を保有していることによる株価変動など様々な要因が業績に大きく影響することがあり、基本的に世界的に景気が良くなれば業績は良くなり、悪くなれば悪化します

キャッシュフローを見ると、投資CFが目立って大きいのは2012年、2013年、2016年です。経済不安が広がり景気が悪くなっている時にしっかりと投資をおこない、非常に投資が上手いという印象を受けます。

経営戦略として累進配当を打ち出しているのはプラスポイントですが、株を保有するときは配当を見るのではなく、まずはこの先もしっかり利益を上げることが出来るかを考えることが重要です。配当を減らさない方針でも利益が無ければいずれ配当は無くなります。これはどの企業にも言えることです。

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