日本航空(JAL)の株価分析!業績悪化で株価下落!無配転落で不透明感は強い【9201】

日本の航空会社といえば「日本航空(JAL)」と「全日本空輸(ANA)」です。今回は日本航空(9201)の株価と配当が今後どうなるのか、業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。また、株主優待も確認していきます。

日本航空(JAL)の株価POINT
  • 業績への影響が大きくは2021年3月期は大きく赤字見通し
  • 短期的な不安材料が強く株価は過去最安値を記録
  • 配当は無配転落
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日本航空の事業内容と株価指標

まずは基本となる日本航空(JAL)の事業内容と株価指標を確認していきます。

日本航空の株価指標

株価:2,285円
予想年間配当:0円
年間配当利回り:—
予想PER:—
PBR:0.98倍

2021年2月19日終値時点のデータ

赤字見通しなのでPERは算出不可、配当は無配に転落予定です。

日本航空(9201)とは

日本航空株式会社(にほんこうくう、英語: Japan Airlines Co., Ltd.、略称: JAL(ジャル))は、日本の航空会社。日本で最も長い国内線と国際線の歴史を持つ。

2004年に日本航空株式会社から「日本航空インターナショナル」に社名変更し、国際線と一部の国内線を担当する会社として発足したが、のちに国内線の多くを担当する日本航空ジャパンを吸収合併したことにより、JAL便の運航を受け持つ単一の事業会社となった。

2010年1月に会社更生法の適用を申請、更生手続の過程で持株会社「株式会社日本航空」や金融事業会社「ジャルキャピタル」などを吸収合併した。2012年9月東京証券取引所に再上場。

日本航空 – Wikipediaより抜粋

日本航空(JAL)は誰もが知っている航空会社です。

2010年に会社更生法を適用し経営破綻して上場廃止。その後、公的資金の投入・整理解雇(リストラ)・第3者割当増資で2011年に民間企業に復帰し、2012年に再上場しています。

複数の事業を展開していますが、主力の航空運送事業が売上高の70%を占めています。

参考:主要事業データ|JAL企業サイト

日本航空の業績推移と株価チャート

次に日本航空(JAL)の売上・利益の推移と株価チャートの推移を確認していきます。

売上高と経常利益の推移

JALの最終損益推移

2016年3月期:1,744億円
2017年3月期:1,641億円
2018年3月期:1,354億円
2019年3月期:1,508億円
2020年3月期:534億円
2021年3月期:-3,000億円(予)

2020年3月期の経常利益は当初1,710億円の見込みでしたが1,025億円で着地。2021年3月期は大きく減収・減益見通しと厳しいです。

参考:財務・業績ハイライト|JAL企業サイト

株価チャートの推移

下記は日本航空(JAL)5年分の週足株価チャートの推移です。

株価は比較的レンジで推移していましたが、需要減少の影響により大きく下落。過去の株価と比較するとかなり安値圏ですが業績への影響が大きく、不透明感も強いです。まだまだ下落する可能性もあります。

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日本航空の配当推移と株主優待

次に日本航空(JAL)の配当金の推移と株主優待制度を確認していきます。

配当金の推移

下記は日本航空の配当金の推移です。2021年3月期は無配予定です。

JALの年間配当金推移

2016年3月期:120円
2017年3月期:94円
2018年3月期:110円
2019年3月期:110円
2020年3月期:55円
2021年3月期:0円(予)

日本航空の配当方針は「配当性向を概ね35%程度を目安としつつ、継続性・安定性および予測可能性を重視して決定」です。2020年3月期は期末配当を見送り、2021年3月期の配当は無配予定と厳しいです。

参考:配当情報|JAL企業サイト

株主優待制度について

日本航空(JAL)の株主優待は「国内線50%割引優待券」と「ツアー割引優待券」です。保有株式数により優待券の枚数が細かく設定されているため、下記では一部だけ抜粋してあります。

保有株式数優待内容
100株〜199株優待券 1枚(3月)
ツアー割引券 各2枚(3月)
200株〜299株優待券 1枚(3月)
優待券 1枚(9月)
ツアー割引券 各2枚(3月,9月)
300株〜399株優待券 2枚(3月)
優待券 1枚(9月)
ツアー割引券 各2枚(3月,9月)

保有株式数が増えると割引券の枚数が増え、10万株保有していると優待券は203枚になります。3年以上の長期保有でさらに優待券がプラスされます。

参考:株主優待のご案内|JAL企業サイト

50%割引はかなりお得に感じますが、他の割引と併用できないので早割、往復割の方が安い場合もあり、優待利回りには算出しにくいです。

日本航空の決算内容と今後について

最後に日本航空(JAL)の決算内容の確認と今後について考えてみます。

決算内容について

2021年2月1日の決算にて2021年3月期3Q累計(4-12月)の連結最終損益は2,127億円の赤字と発表。あわせて通期の同損益を2,550億円の赤字から3,000億円の赤字に下方修正、期末一括配当を見送り無配予定としています。

今後について

日本航空は2010年に会社更生法の適用を申請、一度は経営破たんしました。しかし、経営陣を一新し破たんから3年かからず東証1部へ再上場しました。

新型コロナウイルス感染症の影響で大きく需要が減少し、国際線はもちろん、国内線もまだまだ完全回復の見通しが立っていません。東京オリンピックに備えて先行投資を進め需要増を見込んで動いていた点でもかなりの痛手です。

今後、東京オリンピックがどうなるのかを含め、まだまだ不透明感があります。また、航空会社には長年、燃料価格の値上がりリスクもあります。これら厳しい状況から株価は一時、再上場以降の過去最安値付近まで下落しました。

2021年3月期は大きく赤字見通しでかなり厳しいです。しかし、政策などにより急回復となれば株価上昇のきっかけとなる可能性も秘めています。

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