日本通信の株価は安いが買っても良いのか、赤字続きだが株価が上昇中【9424】

赤字が続き大きく株価が下落していたMVNOの第一人者の日本通信(9424)ですが、2019年に入り株価が上昇してきました。FPoSを開発し、多くのアナリストに推奨されているが、果たして今後どうなるのか業績推移・株価チャートを分析してみました。

日本通信の株価POINT
  • 期待値が高くアナリスト推奨銘柄に選ばれているが、あくまでも期待値
  • 株価は安いので無くなってもいい覚悟での保有ならありかも
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日本通信の事業内容と株価指標について

はじめに日本通信の事業内容と現在の株価指標を確認していきます。

日本通信(9424)とは

日本通信株式会社(にほんつうしん、英語: Japan Communications Inc.)は、個人向けデータ通信事業、法人向けワイヤレスデータ通信を行う仮想移動体通信事業者(MVNO)。主にb-mobileブランドを展開している。

日本通信はウィルコムからPHS回線のリセール(回線領域買い取り)で事業を始め、MVNOとして日本では第一号の会社となった。ベンチャー企業の日本通信はこのMVNO制度を利用して、個人・法人向けにデータ通信サービス事業を行っている。2008年からはNTTドコモのFOMAハイスピード網(FOMA網含む)を利用したMVNOサービスを開始している。

創業は1996年と比較的若い会社です。

MVNOサービスの先駆者で格安SIMの販売を行っています。

参考:早わかり!日本通信|日本通信株式会社

株価指標・財務状況

現在の株価:235円

PBR:54.91倍

時価総額:約390億円

自己資本比率:46.8%

ROE:-83.7%、ROA:-29.6%

※株価は2020年1月27日終値

配当金は有りません。赤字の為PERの算出不可、PBRはかなり割高です。この手の企業の指標はある意味あまり気にしなくていいかもしれません。

日本通信の業績推移と株価チャート

次に日本通信の業績推移と株価チャートを確認していきます。

売上高と経常利益の推移

赤字幅は縮小しているものの4期連続で赤字です。2020年3月期の業績予想は開示していませんが赤字となる可能性は高いです。

また、配当金はこれまで一度も出していません。赤字だからというわけではなく、ベンチャーなので黒字になったとしても投資に回すためしばらく出さない可能性は高いです。

株価チャート

下記は日本通信5年分の週足株価チャートです。

大きな視点でみるとかなり下落していますが、ところどころで上昇しています。100円前後で推移していた時に比べると現在は若干上昇してきています。

大きめのニュースが入ると一時的に株価が上昇していますが、大体、その後に下落しています。2019年から比較的株価が上昇して推移しているのは「赤字幅の縮小」、「今後の見通し」もありますが、多くのアナリストが推奨銘柄に上げているというのもあるのではないかと見ています。

日本通信最近の決算について

日本通信の直近決算を見ていきます。

最近の決算を確認

2019年11月7日の決算にて2020年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終損益は3.3億円の赤字と発表しました。

経常利益の前年同期比は1Qが14.3%減、2Qが20.3%増と盛り返してきていますが、赤字です。

日本通信は買っても良いのか

最後に日本通信を買っても良いのか個人的な意見を書いていきます。

買って良いと考えるポイント

まずはアナリストの多くが推奨している理由のFPoSです。FPoSとは「FinTech Platform over SIM」の略称で、ものすごく簡単に言うとオンラインバンキングのセキュリティ方法の一つです。

オンラインバンキングは普及と共に不正アクセスなどの犯罪が多発し、セキュリティ強化を進めています。その結果、利便性が悪くなってきているというのも事実です。また、手口の高度化・巧妙化も進んでいるため、この双方に対応したのがFPoSって感じです。

日本通信はこのFPoSに力をいれており、子会社の「My FinTech株式会社」を2018年11月に設立しました。海外では成果が出始め、国内でも導入実験が進んでおり、期待値の高い技術であることは間違いないです。

参考:My FinTech株式会社

株価が安いというのも買いやすいポイントの一つです。100株であれば2~3万円で購入できるので最悪なくなってもいい勉強代と割り切れる金額です。(もちろん、なくなったら痛いですが)

買って良くないと考えるポイント

次に買って良くないと考えるポイントです。

まずは基本的に赤字企業であることです。FPoSはこの先の需要が見込めるかもしれませんが、大手が参入、または別の手段で画期的なものができる可能性があります。MVNOは第1人者で大きく利益を伸ばしましたが、その後は多くの企業が参入し競争の激化により落ち込みました。

今後、黒字になったのに、競合の出現で再び赤字になってしまっては元も子もないです。FinTechに関しては多くの企業が注目しているのでどうなるか見えない部分は大きいです。

また、配当金はないのでキャピタルゲイン狙いになります。そのため、現在の株価がねらい目かどうかが重要な判断基準になります。勘の良い人(?)は既に100円前後で購入し、現在の株価は2倍になっています。もちろん、ここから更に倍となる可能性もありますが、このような銘柄の多くはいつかババ抜きが始まります。それが今なのか、500円なのか、1000円なのか、そのタイミングを見極めるのはとてつもなく難しいです。

現在の株価は将来の期待値の金額です。株価は業績ではなく需要と供給で成り立っているのも事実です。好材料が出れば大きく上がる可能性もありますが、悪材料で大きく下がる可能性もあります。

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