日本通信の株価分析!連続赤字だが株価は大きく上昇と下落・業績推移と今後を分析【9424】

MVNO第一人者の日本通信(9424)。2018年から株価が急上昇・急落する不安定な動きをしています。FPoSを開発し、多くのアナリストから推奨銘柄に推されているのを見ますが、果たして今後どうなるのか。業績推移や株価チャートを分析してみました。

日本通信の株価POINT
  • アナリスト推奨銘柄に選ばれことがあるが、あくまでも期待感から
  • 業績は連続赤字、指標もかなり割高
  • 大きく業績が伸びる可能性もあるが当然リスクはある
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日本通信の株価指標と事業内容

はじめに、日本通信の株価指標と事業内容を見ていきます。

株価指標・財務状況

株価:203円
予想配当:0円
PBR:99.02倍
時価総額:333億円

2021年8月16日終値時点のデータです。
最新の株価はコチラ⇒日本通信(株)【6424】:Yahoo!ファイナンス

PBRはかなり割高です。配当はこれまで一度も出していません。

日本通信(9424)とは

日本通信株式会社(にほんつうしん、英語: Japan Communications Inc.)は、個人向けデータ通信事業、法人向けワイヤレスデータ通信を行う仮想移動体通信事業者(MVNO)。主にb-mobileブランドを展開している。

日本通信はウィルコムからPHS回線のリセール(回線領域買い取り)で事業を始め、MVNOとして日本では第一号の会社となった。ベンチャー企業の日本通信はこのMVNO制度を利用して、個人・法人向けにデータ通信サービス事業を行っている。2008年からはNTTドコモのFOMAハイスピード網(FOMA網含む)を利用したMVNOサービスを開始している。

日本通信 – Wikipediaより抜粋

創業は1996年と比較的若い会社です。MVNOサービスの先駆者で格安SIMの販売を行っています。近年はスマートフォンで安全なネット取引を実現するプラットフォームとして「FPoS」(FinTech Platform over SIM)を開発し投資を行っています。

日本通信の業績推移と株価チャート

次に、日本通信の業績推移と株価チャートを見ていきます。

売上高と経常利益の推移

赤字幅は縮小していますが連続赤字です。また、配当金はこれまで一度も出していません。赤字だからというわけではなく、ベンチャーなので黒字になったとしても投資に回すためしばらく配当は出ない可能性が高いです。

参考:財務ハイライト|日本通信株式会社

株価チャートの推移

下記は日本通信の5年分の週足株価チャートです。

2018年、2019年に株価が急上昇、急下落しています。株価が大きく動いた要因として「赤字幅の縮小による今後の回復期待」もありますが、「多くのアナリストが推奨銘柄に上げたことによる出来高急上昇」も影響していると考えられます。

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日本通信の決算と今後について

最後に、日本通信の決算内容確認と今後を考えてみます。

決算内容を確認

2021年8月5日の決算にて、2022年3月期1Q(4-6月)の連結経常利益は2500万円の黒字と発表。前年同期は1億9700万円の赤字です。

日本通信の株価上昇ポイント

これまで赤字続きでしたが、2021年3月期は3Q,4Q単体で黒字、2022年3月期1Qも黒字となりました。MVMO事業モデルが整ったため、2022年3月期は7年ぶりの通期黒字化を目指しています。

期待値の高い技術

アナリストの多くが推奨しているFPoSが今後の大きなカギを握ります。FPoSとは「FinTech Platform over SIM」の略称で、簡単に言うとオンラインバンキングのセキュリティ方法の一つです。

オンラインバンキングは普及と共に不正アクセスなどの犯罪が多発し、セキュリティ強化を進めています。その結果、利便性が悪くなってきているというのも事実です。この問題点を解決した、「強いセキュリティかつ利便性が良い」というのがFPoSです。

日本通信はこのFPoSに力をいれており期待値の高い、大きな需要が見込める技術であることは間違いないです。

日本通信の株価下落ポイント

まず連続赤字企業であることです。当然ですが、連続赤字企業の株を保有するのはかなりのリスクです。また、新しい技術のFPoSですが、需要が見込めるかもしれませんが大手が参入、または別の手段で画期的なものができる可能性があります。

警戒するポイント

以前はMVNOの第1人者で大きく利益を伸ばし、株価が10倍に急上昇しました。しかし、その後は多くの企業が参入し競争激化により落ち込み。今後も携帯電話関係は政府の指導もあり大きく変化する可能性があります。

大きく株価が上下

多くのアナリストが推奨したこともあり、2018年中旬以降に出来高が急激に増えるタイミングがいくつかあります。このような銘柄の多くは株価が上昇した時に、どこかでババ抜きが始まります。そのタイミングを見極めるのは難しいです。

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