日本通信の株価分析!連続赤字だが株価はやや上昇・業績推移と今後について【9424】

赤字が続き株価が大きく下落していたMVNO第一人者の日本通信(9424)ですが、2018年から株価が不安定な動きをし上昇・下落しています。FPoSを開発し、多くのアナリストから再度、推奨銘柄に推されているのを見ますが、果たして今後どうなるのか。業績推移や株価チャートを分析してみました。

日本通信の株価POINT
  • 期待値が高くアナリスト推奨銘柄に選ばれているが、あくまでも期待値
  • 業績は連続赤字、株価指標もかなり割高
  • 大きく業績が伸びる可能性もあるが当然リスクはある
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日本通信の事業内容と株価指標について

はじめに日本通信の事業内容と株価指標を確認していきます。

株価指標・財務状況

株価:202円
予想配当:0円
PBR:107倍
時価総額:332億円

2020年8月21日終値時点のデータ

PBRはかなり割高です。配当はこれまで一度も出していません。

日本通信(9424)とは

日本通信株式会社(にほんつうしん、英語: Japan Communications Inc.)は、個人向けデータ通信事業、法人向けワイヤレスデータ通信を行う仮想移動体通信事業者(MVNO)。主にb-mobileブランドを展開している。

日本通信はウィルコムからPHS回線のリセール(回線領域買い取り)で事業を始め、MVNOとして日本では第一号の会社となった。ベンチャー企業の日本通信はこのMVNO制度を利用して、個人・法人向けにデータ通信サービス事業を行っている。2008年からはNTTドコモのFOMAハイスピード網(FOMA網含む)を利用したMVNOサービスを開始している。

日本通信 – Wikipediaより抜粋

創業は1996年と比較的若い会社です。MVNOサービスの先駆者で格安SIMの販売を行っています。近年、スマートフォンで安全なネット取引を実現するプラットフォームとして「FPoS」(FinTech Platform over SIM)を開発し投資を行っています。

参考:早わかり!日本通信|日本通信株式会社

日本通信の業績推移と株価チャート

次に日本通信の業績推移と株価チャートを確認していきます。

売上高と経常利益の推移

赤字幅はやや縮小しましたが5期連続で赤字です。また、配当金はこれまで一度も出していません。赤字だからというわけではなく、ベンチャーなので黒字になったとしても投資に回すためしばらく配当は出ない可能性が高いです。

株価チャートの推移

下記は日本通信5年分の週足株価チャートの推移です。

長い目で見ると下落していますが、2018年からはところどころで上昇しています。ここ最近で見てもやや上昇しています。

2019年にやや株価が上昇推移した理由として「赤字幅の縮小」、「今後の見通し」もありますが、多くのアナリストが推奨銘柄に上げたというのもあるのではないかと考えられます。

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日本通信の決算と今後について

最後に日本通信の決算内容確認と今後の株価を考えてみます。

決算内容を確認

2020年8月6日の決算にて2021年3月期1Q(4-6月)の連結最終損益は2.2億円の赤字と発表。

日本通信の株価上昇ポイント

まずはアナリストの多くが推奨している理由のFPoSです。FPoSとは「FinTech Platform over SIM」の略称で、ものすごく簡単に言うとオンラインバンキングのセキュリティ方法の一つです。

オンラインバンキングは普及と共に不正アクセスなどの犯罪が多発し、セキュリティ強化を進めています。その結果、利便性が悪くなってきているというのも事実です。また、手口の高度化・巧妙化も進んでいるため、この双方に対応したのがFPoSです。

日本通信はこのFPoSに力をいれており、子会社の「My FinTech株式会社」を2018年11月に設立しました。海外では成果が出始め、国内でも導入実験が進んでおり期待値の高い技術、大きな需要が見込める技術であることは間違いないです。

参考:My FinTech株式会社

日本通信の株価下落ポイント

まず連続赤字企業であることです。当然ですが、連続赤字企業の株を保有するのはかなりのリスクです。また、新しい技術のFPoSですが、この先の需要が見込めるかもしれませんが、大手が参入、または別の手段で画期的なものができる可能性があります。MVNOでは第1人者で大きく利益を伸ばし、株価が急上昇しましたが、その後は多くの企業が参入し競争の激化により落ち込みました。

今後、黒字になったのに競合の出現で再び赤字になってしまっては元も子もないです。FinTechに関しては多くの企業が注目しているのでどうなるか見えない部分は大きいです。

また、成長企業なので利益を投資に回します。基本的に配当金は無いためキャピタルゲイン狙いになります。そのため、現在の株価がねらい目かどうかが重要な判断基準になります。アナリストに推奨されているというのは既に注目されている可能性が高いです。2018年中旬から出来高が増えるタイミングがいくつかあります。このような銘柄の多くはいつかババ抜きが始まります。それが今なのか、株価500円なのか、タイミングを見極めるのは難しいです。

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