配当利回り16%!?マクセルHD(6810)は買ってよいか

マクセルHD(6810)が2019年6月30日を基準日とする特別配当を1株あたり250円実施すると発表しました。これにより予想年間配当は1株当たり286円となっています。

現在の株価は1811円なので、年間配当利回りは約15.8%です。はたしてマクセルHD(6810)の株は買ってもよいのか考えてみます。

※株価は5月14日終値




マクセルホールディングス高配当の理由

細かい情報は公式サイトのIR情報を見ていただくのが良いですが、一部を抜粋すると下記となります。

基本配当方針‐安定的かつ適正な利益還元を継続的に行うことを基本とし、具体的には、業績を反映させ、財務状況や将来への投資などを総合的に勘案し、配当性向3~4割を目安として実施します。

MG20期間中の株主還元‐ 適正な資本構成をめざし、MG20の期間中(2019~2020年度)は、総還元性向100%以上を目安とし、株主の皆様への利益還元を機動的に実施します。

※maxell公式サイト(中期経営計画の修正及び株主還元に関するお知らせ)より

基本の配当性向は3~4割を目安とした「投資」と「株主還元」を考えたかなり妥当な数字で、あくまでも今回の高配当は特別に「株主還元」として行うものです。

過去の配当は下記のとおりです。

2014年2015年2016年2017年2018年2019年2020年(予)
63円63円36円36円44円36円286円

仮に特別配当がない場合、1株当たりの配当は36円となり、予想配当利回りは約2%です。

マクセルHDについて

マクセルHDはマクセルグループを統括する持ち株会社で、マクセル株式会社では一般向けには電池や美容家電が強く、昔、カセットテープやCD-RなどのCMを見たことがある人もいるかもしれません。

4月26日大引け後の決算では、19年3月期の連結最終利益は前期比25.5%減の53.1億円になり、20年3月期も前期比43.5%減の30億円に落ち込む見通しと発表。

同時に、株主還元策として「特別配当」と「自社株買い」を発表しました。


20年3月期の利益予想は若干厳しく、配当性向の方針を見ると来期以降も利益を伸ばせないと将来的に減配の可能性があります。

しかしながら、直近3カ月の実績である1-3月期(4Q)の連結最終利益は前年同期比3.7倍の23.1億円に急拡大しており、このまま順調に利益を伸ばすと将来的に増配の可能性があります。

最新のチャートを確認

下記、週足のチャートです。

GW明けの地合いが悪い中でも「増配」、「自社株買い」の力で急伸し、個人的には市場全体の流れ次第では保有しても良いと考えています。


気を付ける点としては、松井証券(8628)やスズデン(7480)と同様に配当権利日以降に株価が大きく下がる可能性が高い事です。

やはり配当利回りで株を選ぶのはおすすめできない
以前、「高配当」だからという理由なだけで株を選ぶのは危険という記事を書きました。 今回は実際に2019年3月期の例を見...

配当金以上に下がる可能性もあるので、どちらかというとキャピタルゲイン狙いで行きたいと考えていますが、欲を出すと動けなくなるので注意は必要です。 (売却益より配当金の方が多い、まだまだ上がりそう等)

今は米中の問題が深刻化しているので、高配当銘柄は暴落に強いとはいえ、動くタイミングはかなり重要です。

追記:配当権利落ち後に書いた記事は下記になります。

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