マクセル【6810】復配後は安定した配当推移・業績回復推移

電気機器メーカーのマクセル(6810)、業績悪化で無配当に転落していましたが、復配後は安定推移しています。株価指標と業績推移、株価チャート・配当推移を確認していきます。

マクセルのPOINT
  • 配当は復配後、安定推移
  • 過去の特別配当で一時的に高配当に
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マクセルの株価情報と配当・優待

マクセルの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2023年12月18日終値時点)

株価:1,564円
予想PER:12.36倍
PBR:0.79倍
予想EPS:126.56円
時価総額:777億円

最新の株価参考:マクセル(株)【6810】:Yahoo!ファイナンス

配当金の情報

2024年3月期の予定年間配当:40円
予想年間配当利回り:2.56%

配当金の推移について

下記はマクセルの配当金推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

マクセルの年間配当金推移

2019年3月期:36円
2020年3月期:268円
2021年3月期:0円
2022年3月期:40円
2023年3月期:40円
2024年3月期:40円(予)

2020年3月期は特別配当が突出しています。2021年3月期は業績悪化により無配、2022年3月期は復配しています。

2024年3月期の配当は据え置き予定、予想配当性向は約32%です。

株主優待について

株主優待制度は実施していません。

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マクセルの業績推移と株価推移

マクセルの業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記はマクセルの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2020年3月期の最終損益は104億円の赤字となり、2021年3月期、2022年3月期も最終赤字で3期連続最終赤字となりました。

2023年3月期は黒字回復、2024年3月期は増益見通しとしています。

参考:業績・財務情報|マクセル

株価のチャート

下記はマクセル5年分の週足株価チャートです。

2020年5月に2021年3月期の配当を見送ることを発表しましたが、ある程度織り込まれていたのもあり株価への反応は限定的でした。

2023年は上昇推移しています。

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マクセルの事業内容と財務状況

マクセルの事業内容と財務状況を確認していきます。

マクセル(6810)の概要

マクセル株式会社(英: Maxell, Ltd.)は、電池、磁気テープ、光学部品、理美容、健康、医療などの製造・販売、CD、DVDなどの光ディスクの販売を行う日本の企業。

電池ではアルカリマンガン乾電池や酸化銀電池を日本初でそれぞれ製品化している。

過去には、記憶メディア部門はTDKやソニー、乾電池部門はパナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社とのシェア争いが熾烈を極めた時期もあったが、現在の部門別売上高ではそれぞれ後塵を拝している。

マクセル – Wikipediaより抜粋

マクセル株式会社は一般向けには電池や美容家電などが強いです。

昔はカセットテープやCD-RなどのCMもしており、日立製作所(HITACHI)の完全子会社時代もありました。

3カ月決算の実績

下記はマクセルの連結経常利益の推移と前期との比較です。

キャッシュフロー

下記はマクセルのキャッシュ・フローの推移です。

不安定なCF推移です。

マクセルの配当について

大きな特別配当実施後は業績悪化で無配当となりましたが復配しています。

特別配当の実施理由と配当方針

2020年3月期の特別配当を実施した理由ですが、下記が公式サイトのIR情報の一部です。

基本配当方針‐安定的かつ適正な利益還元を継続的に行うことを基本とし、具体的には、業績を反映させ、財務状況や将来への投資などを総合的に勘案し、配当性向3~4割を目安として実施します。

MG20期間中の株主還元‐ 適正な資本構成をめざし、MG20の期間中(2019~2020年度)は、総還元性向100%以上を目安とし、株主の皆様への利益還元を機動的に実施します。

中期経営計画の修正及び株主還元に関するお知らせ|マクセルホールディングスより一部抜粋

特別配当はあくまでも特別な株主還元策として配当性向100%以上を目安として行ったものです。

基本の配当方針は「配当性向3~4割を目安」としています。利回りは悪くはないですが、高配当となるにはさらに利益が増えるのが必要と見えます。

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