マクセルホールディングスが配当復配予定!今後の株価と配当がどうなるか分析【6810】

電気機器メーカーのマクセルホールディングス(6810)。2019年6月に特別配当を実施し年間配当利回りが16%近くまで上昇し注目を集めました。しかし、その後の業績悪化により2021年3月期は無配と苦しい状況です。果たして今後のマクセルホールディングスの株価と配当はどうなるのか。特別配当の振り返りと業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

マクセルホールディングス特別配当のPOINT
  • 2020年3月期に特別配当実施も2021年3月期は無配転落
  • 特別配当発表で大きく株価が上昇・下落
  • 特別配当狙いは発表後に手を出すのは難しい
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マクセルの株価指標と事業内容

はじめに、マクセルホールディングスの株価情報と事業内容を見ていきます。

株価指標と配当利回り

株価:1,340円
予定年間配当:24円
年間配当利回り:1.79%
予想PER:18.9倍
PBR:0.79倍
時価総額:715億円

2021年8月6日終値時点のデータです。
最新の株価はコチラ⇒マクセルホールディングス(株)【6810】:Yahoo!ファイナンス

株価指標は割安です。配当は復活予定です。

マクセルホールディングス(6810)とは

記録メディアと電池を中心とした電気機器メーカー。

電池ではアルカリマンガン乾電池や酸化銀電池を日本初でそれぞれ製品化している。過去には、記憶メディア部門はTDKやソニー、乾電池部門はパナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社とのシェア争いが熾烈を極めた時期もあったが、現在の部門別売上高ではそれぞれ後塵を拝している。

社名の「マクセル」は乾電池のブランド名「MAXELL」(Maximum Capacity Dry Cell=最高の性能を持った乾電池)から。

マクセルホールディングス – Wikipediaより抜粋

マクセルホールディングスは「マクセルグループを統括する持ち株会社」です。マクセル株式会社は一般向けには電池や美容家電が強く、昔はカセットテープやCD-RなどのCMもしていました。日立製作所(HITACHI)の完全子会社時代もありました。

マクセルの業績推移と株価チャート

次に、マクセルホールディングスの業績推移と株価チャートを見ていきます。

マクセルの売上高と経常利益の推移

売上はやや伸び悩み、利益は特別損失計上の影響もあり急落。2020年3月期の最終損益は104億円の赤字となりました。2021年3月期も最終損益は93.7億円の赤字で厳しかったですが、2022年3月期は回復予定です。

株価チャートの推移

下記はマクセルホールディングス5年分の週足株価チャート推移です。

長期の株価は下落。2020年3月期の決算はかなり厳しく、2021年3月期の配当を見送ることを発表しましたが、ある程度織り込まれていたのもあり株価への反応は限定的でした。短期的な株価は底値から抜けていますが上昇する勢いは弱いです。

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マクセルの配当推移と特別配当

次に、マクセルホールディングスの配当推移と「2019年6月の特別配当実施」を確認していきます。

配当金の推移

下記はマクセルホールディングスの配当金推移です。

マクセルの年間配当金推移

2017年3月期:36円
2018年3月期:44円
2019年3月期:36円
2020年3月期:268円
2021年3月期:0円
2022年3月期:24円(予)

2020年3月期の特別配当が突出しています。特別配当がない場合の1株当たりの年間配当金は18円。2021年3月期の配当は業績悪化により無配。2022年3月期は復配予定です。

特別配当を実施した理由

2020年3月期に大きな特別配当を実施した理由ですが、下記が公式サイトのIR情報の一部です。

基本配当方針‐安定的かつ適正な利益還元を継続的に行うことを基本とし、具体的には、業績を反映させ、財務状況や将来への投資などを総合的に勘案し、配当性向3~4割を目安として実施します。

MG20期間中の株主還元‐ 適正な資本構成をめざし、MG20の期間中(2019~2020年度)は、総還元性向100%以上を目安とし、株主の皆様への利益還元を機動的に実施します。

中期経営計画の修正及び株主還元に関するお知らせ|マクセルホールディングスより一部抜粋

基本の配当方針は「配当性向3~4割を目安」。2019年-2020年度の配当はあくまでも特別な株主還元策として配当性向100%以上を目安として行ったためです。

マクセルの特別配当狙いについて

最後に、マクセルホールディングスの特別配当について振り返ってみます。

株価の動きがかなり不安定に

下記はマクセルホールディングス2019年の日足株価チャートです。

2019年のGW明けは相場全体で見るとあまりさえませんでしたが、マクセルホールディングスの株価は「特別配当」と「自社株買い」の発表で大きく上昇。しかし、その後の株価は勢いがなく、特別配当権利日以降に株価が大きく下落しました。

マクセルHDの特別配当狙いは厳しい結果

特別配当と自社株買いの発表時には大きく株価が上昇しましたが、その後は下落。下落した原因はいくつかありますが、その一つに旧村上ファンド系の南青山不動産が株の保有率を大きく下げた事もあると考えられます。

大量保有とシナリオ

南青山不動産は2018年10月にマクセル株を5%以上保有した後も買い増し、2019年5月の保有報告書時点では14.7%保有していました。しかし、2019年7月の報告書では5%以下まで減らしています。特別配当もあり、どこからどこまでがシナリオだったのかはわからないですが。

配当は重要だがそれだけを見るのは危険

特別配当発表後に買った人は「株を売却した人」、「配当金をもらった人」そのどちらも苦しい結果です。特別配当で配当利回りが高くなる場合は事前に保有していれば「売却して利益を手にする」もしくは「配当をうけとり、利益を手にする」チャンスがありますが、発表後に手を出すと厳しい結果となる可能性が高いです。

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