マクセルホールディングス(6810)の特別配当を振り返り株価を確認してみる

マクセルHD(6810)は2019年6月30日を基準日とする特別配当を1株あたり250円実施しました。これにより年間配当は1株当たり286円。

年間配当利回りは16%になり多くの注目をあつめました。はたしてマクセルHD(6810)の株は買っても良かったのか振り返ります。

マクセルホールディングス特別配当の理由

細かい情報は公式サイトのIR情報を見ていただくのが良いですが、一部を抜粋すると下記となります。

基本配当方針‐安定的かつ適正な利益還元を継続的に行うことを基本とし、具体的には、業績を反映させ、財務状況や将来への投資などを総合的に勘案し、配当性向3~4割を目安として実施します。

MG20期間中の株主還元‐ 適正な資本構成をめざし、MG20の期間中(2019~2020年度)は、総還元性向100%以上を目安とし、株主の皆様への利益還元を機動的に実施します。

※maxell公式サイト(中期経営計画の修正及び株主還元に関するお知らせ)より

基本の配当性向は3~4割を目安とした「投資」と「株主還元」を考えたかなり妥当な数字で、あくまでも今回の高配当は特別に「株主還元」として行うものです。

ちなみに、過去の配当は下記のとおりです。

2014年2015年2016年2017年2018年2019年2020年(予)
63円63円36円36円44円36円286円

仮に特別配当がない場合、1株当たりの配当は36円となり、予想配当利回りは約2%です。

マクセルHDについて

マクセルHDはマクセルグループを統括する持ち株会社で、マクセル株式会社では一般向けには電池や美容家電が強く、昔、カセットテープやCD-RなどのCMを見たことがある人もいるかもしれません。

2019年4月26日の決算では、2019年3月期の連結最終利益は前期比25.5%減の53.1億円になり、2020年3月期も前期比43.5%減の30億円に落ち込む見通しと発表。

同時に、株主還元策として「特別配当」と「自社株買い」を発表しました。2020年3月期の利益予想は若干厳しく、配当性向の方針を見ると来期以降も利益を伸ばせないと将来的に減配の可能性があります。

しかしながら、直近3カ月の実績である1-3月期(4Q)の連結最終利益は前年同期比3.7倍の23.1億円に急拡大しており、このまま順調に利益を伸ばすと将来的に増配の可能性があります。

マクセルHD最新のチャートを確認

下記はマクセルHDの週足のチャートです。

GW明けは地合いが悪かったですが、「増配」、「自社株買い」の力で急伸しましたがその後の株価は軟調で特別配当権利日以降にも株価が大きく下がりました

マクセルHDの配当狙いは厳しい結果に

今回のマクセルHDは、特別配当と自社株買いの発表時には大きく株価が上昇しましたが、その後の動きは軟調でした。

軟調になった原因はいくつかありますが、その一つに旧村上ファンド系の南青山不動産が株の保有率を大きく下げた事(売却)があると考えられます。

南青山不動産は2018年10月にマクセルHDの株を5%以上保有した後もどんどんと買い、2019年5月には14.7%を保有していました。しかし、7月の報告書では5%以下まで減らしています。

どこからどこまでがシナリオだったのかはわからないですが、特別配当発表時に買った人もそれ以前に保有していた人も配当以上に含み損が膨らんでいる人が多いと感じます。

さいごに

現在、高配当銘柄と言えばJT(2914)です。特別配当で高配当と言うわけではないので別件ですが、気を付ける点は多いと感じます。

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