神戸製鋼所の配当が大きく増配で高利回り・株価は下落推移に【5406】

鉄鋼大手の神戸製鋼所(5406)、大きく増配し高い利回りです。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。

神戸製鋼所のPOINT
  • 大きく増配して高い利回り
  • 株価は高い位置で推移していたが下落推移に
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株価情報と配当状況について

神戸製鋼所の株価指標と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年12月10日終値時点)

株価:1,526.5円
予想PER:5.02倍
PBR:0.54倍
予想EPS:304.02円
時価総額:6,050億円

最新の株価参考:(株)神戸製鋼所【5406】:Yahoo!ファイナンス

株主優待について

株主優待制度は実施していないです。

配当金の情報

2025年3月期の予定年間配当:90円
予想年間配当利回り:5.9%

配当金の推移について

下記は配当金の推移です。年2回中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施しています。

2020年3月期は業績悪化で無配当になりましたが、2022年3月期は大きく回復。2024年3月期は更に大きく増配しています。

配当性向は2024年3月期が32.4%、2025年3月期の予想が約30%です。

配当方針の確認

配当方針は「財政状態・業界動向など総合的に考慮」、「配当性向の目安は、親会社株主に帰属する当期純利益(連結)の30%程度」としています。

配当性向の目安を15%~25%程度から30%程度へ変更した影響もあり、大きく増配しています。

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業績推移と株価推移について

神戸製鋼所の業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2020年3月期の最終損益は約680億円の赤字となりましたが、2022年3月期は製造業を中心とした持ち直しにより大きく業績回復。

2024年3月期は大きく増益に、2025年3月期は営業減益見通しとしています。

参考:財務ハイライト|KOBELCO 神戸製鋼

株価のチャート

下記は5年分の週足株価チャートです。

株価は業績悪化などで厳しく推移し、一時は200円台まで大きく下落しました。

しかし、2023年2月以降に大きく上昇。2024年7月以降は下落推移しています。

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事業内容と財務状況について

神戸製鋼所の事業内容と財務状況を確認していきます。

神戸製鋼所(5406)の概要

株式会社神戸製鋼所(こうべせいこうしょ、英: Kobe Steel, Ltd.)は、日本の大手鉄鋼メーカー(高炉メーカー)。統一商標・国際ブランド名は、「KOBELCO」。

大手鉄鋼メーカーの中では最も鉄鋼事業の比率が低く、素材部門・機械部門・電力部門を3本柱とする複合経営が特徴。

第一勧銀グループ・三和グループの一員であり、みどり会の会員企業である。

神戸製鋼所 – Wikipediaより抜粋

鉄鋼メーカーですがアルミ・銅・電力事業なども行っています。

3か月決算の実績

下記は2025年3月期の各決算期における連結経常利益の推移と前期との比較です。

2025年3月期の連結経常利益は1,300億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記は神戸製鋼所のキャッシュ・フロー推移です。

営業CFが増えています。

配当について

配当は大きく増配しており高い利回りです。しかし、過去の配当を見ると業績に連動しており良くも悪くも不透明感があります。

また、株価は上昇していましたが、下落推移しています。

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