JT株は買い時なのか。高配当株、優待株だが今後どうなるか。

2018年12月初旬に、JT(日本たばこ産業株式会社)からカレンダーが届きました。

2018年6月末の株主優待権利対象者の方で希望者に届くというものです。

もう一つ、希望者に届くものとして「プルーム・テックのスターターキット」がずいぶんと前に届いていましたが、開封していなくてそのままでしたのでついでに写真を撮りました。

今回は、高配当株、優待銘柄として取り上げられることが多いJT株を「買い」なのかを考えてみます。




JT株を買って良いと感じる点

株主優待では「パックご飯」や「カップラーメン」などから選ぶことができます。カレンダー、プルームキットがもらえて配当も5%をこえています。(2019年3月8日時点)

過去、いろいろな株を保有していますが、その中でもJT(日本たばこ産業)は株主に手厚いサービスをしているという印象です。株主を大事にするというのは良い事ですね。

また、筆頭株主は財務大臣で以前は株の50%近く保有していましたが、現在は33%を保有しています。(法律でJT株の3分の1以上を政府が保有する事になっています)

このことからも、下はかたく、よほどのことがない限り比較的安心な株といえます。100%安全というわけではないです。かなり安全な株と言われていた電力会社の株の例もあるので投資に絶対はないです。

また、ここ5年程増配傾向で年々増えています。高配当は下支えになることが多く、今のところ減配気配もないため下は結構固そうです。

JT株を買って良くないと感じる点

株式投資で一番重要なのは、「この先どうなるか」ということです。いくら今の配当がよくても、優待があっても「その企業がちゃんと利益を上げることができなければ当然ですが株価は下落します」

現在のJTは事業の多角化を進めていますが、売り上げは海外タバコが半分以上をしめ、国内タバコを含めると80%をこえることから、まだまだ当面の主力はタバコです。

日本国内ではタバコ人口の減少、たばこ税増税による販売減、電子タバコへの遅れなどで今後、厳しくなることが予測されます。そのため、数年前より海外たばこ事業をM&Aで取得し、事業拡大をしています。

日本などの先進国ではタバコの消費が減っていますが、途上国ではまだまだ伸びる可能性はあります。しかし、不透明感でいうと海外のほうが怖さはあります。

先述したようにJT株は財務大臣(政府)が3分の1を保有しています。仮にJTの業績が悪化して配当が出せなくなると、政府が現在受け取っている600億円以上の配当金収入がなくなります。

そのため、日本国内ではタバコをいきなり無くすことや、ものすごく売り上げが減るようなことはできないです。じわじわと税金を上げたり、中途半端に徐々に規制しているのがいい例ですね。日本が先進国の中でもタバコに甘いと言われている原因です。

しかし、海外では公共場所での禁煙。たばこの販売禁止などの規制がいきなり発動されることが多々あります。多くの国で健康被害での訴訟も抱えています。為替リスク、地政学リスクもあります。そのため、やはりタバコ以外での事業が今後どのように伸びていくかがカギとなりそうです。

また、利益はここ数年横ばいの中、配当を増やしています。そのため、高配当となっていますが、配当性向は年々上がっており、2019年12月の予測では74.6%です

正直、この配当性向は少々高いと感じており、この高配当や株主優待が会社の成長を鈍化させている原因の一つとなっているのでは。とも考えています。

最後に

JTは2019年7月以降の株主優待を下記のように変更しました。

日付条件優待内容
現行年2回例:100株保有で自社商品1000円相当
2019年7月以降年1回、1年以上保有の方。例:100株保有で自社商品2500円相当

優待内容だけを見ると長期保有者にとっては良い変更になっています。企業側にしても負担が少し減るのかな?という感じです。

現在の株価は2900円を割っているので比較的割安であるといえますが、電子タバコが今後どうなるか、海外たばこ事業がどうなるかなど不確定要素は多いです。近い将来「株価が倍になるか」と言われると、それはかなり厳しいと感じます。ただ、株価が半分になるかと言われると、それもよっぽどのことがない限りなさそうです。

日本人はタバコに厳しい人が多いですが、NISAでは多くの人がJT株を保有するという不思議なことが起きていたりします。

JT株に限らないですが、株を保有する場合は「優待」「配当」を見るのではなく、まずその企業が何をしているのか、この先しっかり利益を上げることができるのか。をよく考えることが重要です。

個人的には、まだまだ利益につながっていないですが、医療事業、食品事業に期待をしています。

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