あおぞら銀行【8304】大きく減配当で株価が大きく下落

旧日本債券信用銀行のあおぞら銀行(8304)、配当は大きく減配を発表したことで株価が大きく下落しています。株価指標と業績推移、株価チャートと配当金の推移を確認していきます。

あおぞら銀行のPOINT
  • 配当は年4回実施計画も、業績連動感が強い
  • 株価は減配の影響から大きく下落
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あおぞら銀行の株価情報と配当・優待

あおぞら銀行の株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年2月2日終値時点)

株価:2,150円
予想PER:—
PBR:0.62倍
予想EPS:-239.71円
時価総額:2,543億円

最新の株価参考:(株)あおぞら銀行【8304】:Yahoo!ファイナンス

配当金の情報

2024年3月期の予定年間配当:76円
予想年間配当利回り:3.53%

配当金の推移について

下記はあおぞら銀行の配当金推移です。年4回の配当(3月、6月、9月、12月)を実施しています。

あおぞら銀行の年間配当金推移

2019年3月期:154円
2020年3月期:156円
2021年3月期:124円
2022年3月期:149円
2023年3月期:154円
2024年3月期:76円(予)

配当は2021年3月期に減配も、2022年3月期、2023年3月期と回復。2024年3月期は大きく減配予定です。

配当性向は2023年3月期が206.2%、2024年3月期は最終赤字予想です。

株主還元方針の確認

配当方針は「配当性向50%で年間158円への増配を目指す、四半期ベースの配当を実施」としています。

2024年3月期は、資本健全性の改善を図るべく第3四半期配当および期末配当を無配予定としています。

参考:配当・株主優待制度|あおぞら銀行

株主優待について(廃止)

株主優待制度は「商品券」を実施していましたが、2021年9月30日を最後に廃止しています。

保有株数優待内容
100株以上定期預金500万円以上入金で3,000円分の商品券。
投資信託または金融商品仲介業務取扱商品(仕組債等)
を購入時100万円につき2,000円分の商品券。

廃止の理由は「公平な利益還元の観点から、配当金による利益還元を優先」としています。

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あおぞら銀行の業績推移と株価推移

あおぞら銀行の業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記はあおぞら銀行の売上高・経常利益・最終利益の推移です。

厳しい利益が続いていましたが2022年3月期は増益に。2023年3月期は大きく減益となりました。

2024年3月期は赤字見通しとしています。

参考:決算ハイライト|あおぞら銀行

株価のチャート

下記はあおぞら銀行5年分の週足株価チャートです。

株価は厳しい推移でしたが、2021年に入ると、やや上昇した後に緩やかにレンジで推移。

2023年4月以降は上昇していましたが、2024年2月に大幅減配発表などから大きく下落しています。

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あおぞら銀行の事業内容と財務状況

あおぞら銀行の事業内容と財務状況を確認していきます。

あおぞら銀行(8304)の概要

株式会社あおぞら銀行(あおぞらぎんこう、英称:Aozora Bank, Ltd.)は、普通銀行。

1998年に経営破綻し、特別公的管理銀行として預金保険機構の管理下に置かれた日本債券信用銀行が、2000年9月にソフトバンクグループ・オリックス・東京海上火災保険が組成した投資ファンドへ売却され、商号を変更した。

2006年4月1日には普通銀行に転換し現体制となった。

あおぞら銀行 – Wikipediaより抜粋

収益の柱は「不動産融資」と個人・法人向け「金融商品販売」です。

GMOインターネットと共同出資という形でネット銀行(GMOあおぞらネット銀行)を開業しています。

キャッシュフロー

下記はあおぞら銀行のキャッシュ・フロー推移です。

あおぞら銀行の配当について

2024年3月期の配当は、第3四半期および期末を無配予定としています。今後の配当も良くも悪くも変動する可能性が高いです。

また、大きく減配の影響で株価が大きく下落しています。

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