ハウス食品の株価が安値圏から上昇・安定配当の優待銘柄【2810】

カレー・シチュー用のルーで国内トップのハウス食品グループ本社(2810)。

今後の株価と配当がどうなるのか、株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認してみました。また、株主優待制度も確認していきます。

ハウス食品グループ本社の株価POINT
  • 目立った割安感・割高感はない
  • 株価は下落後安値圏で推移していたが上昇
  • 安定配当・優待実施だが利回りは高くない
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ハウス食品の株価情報と業績推移

ハウス食品グループ本社の株価情報と業績推移・株価チャートを確認していきます。

株価の指標

株価:3,186円
予想PER:17.76倍
PBR:1.11倍
予想EPS:179.42円
時価総額:3,210億円

2023年9月15日終値時点のデータ
最新の株価参考:ハウス食品グループ本社(株)【2810】:Yahoo!ファイナンス

目立った割高感・割安感は無いです。

業績の推移

下記はハウス食品グループ本社の売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

利益は2022年3月期に想定より下振れて着地、2023年3月期は減益となりました。

2024年3月期は増益見通しとしています。

参考:財務・非財務情報|ハウス食品グループ本社

株価のチャート

下記はハウス食品グループ本社5年分の週足株価チャートです。

株価は2019年5月末から下落、2020年3月以降は持ち直す場面もありましたが、想定より厳しめの業績もあり株価の動きは弱くなりました。

2022年も安値圏で推移し厳しい動きでしたが、2023年5月に上昇し安値から抜けて推移しています。

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ハウス食品の配当情報と株主優待

ハウス食品グループ本社の配当情報と株主優待制度を確認していきます。

配当金の情報

2024年3月期の予定年間配当:46円
予想年間配当利回り:1.44%

配当金の推移について

下記はハウス食品グループ本社の配当金推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

ハウス食品の年間配当金推移

2019年3月期:44円
2020年3月期:46円
2021年3月期:46円
2022年3月期:46円
2023年3月期:46円
2024年3月期:46円(予)

ここ数年の配当は年間46円で据え置き推移です。

配当性向は2023年3月期が32.9%、2024年3月期の予想配当性向は約26%です。

利益配分方針の確認

配当の基本方針は「企業結合に伴い発生する特別利益やのれん償却の影響を除く連結配当性向30%以上を基準とした安定的な配当を継続する」としています。

参考:株主還元・株主優待|ハウス食品グループ公式サイト

株主優待について

株主優待制度は「自社グループ製品の詰め合わせ」、優待権利月は3月と9月の年2回、半年以上継続保有していることが条件です。

保有株式数優待内容
100株~200株未満自社グループ製品 1,000円相当
200株~1,000株未満自社グループ製品 2,000円相当
1,000株以上自社グループ製品 3,000円相当

優待利回り

100株保有で年間2,000円相当とした場合、優待利回りは約0.6%です。

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ハウス食品の事業内容と今後について

ハウス食品グループ本社の事業内容と財務情報の確認と今後について考えてみます。

ハウス食品グループ本社(2810)の概要

ハウス食品グループ本社株式会社(ハウスしょくひんグループほんしゃ、英: HOUSE FOODS GROUP INC.)は、ハウス食品やハウスウェルネスフーズなどを傘下に有する。

2015年12月8日株式会社壱番屋に対しTOBを行い、同社を連結子会社化。
2016年6月30日株式会社ギャバンに対しTOBを行い、同社を連結子会社化。
2017年8月1日マロニー株式会社の全株式を取得し、同社を完全子会社化

ハウス食品グループ本社 – Wikipediaより抜粋

ハウス食品は、ルウカレー・インスタントカレー・スパイスなどの「香辛・調味加工食品事業」、CoCo壱番屋の「外食産業」、健康食品事業、海外食品事業、その他の食品関連事業で構成されています。

3カ月決算の実績

下記はハウス食品グループ本社の連結経常利益の推移と前期との比較です。

2024年3月期の連結経常利益は209億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記はハウス食品グループ本社のキャッシュ・フロー推移です。

営業キャッシュフローは比較的安定した推移です。

参考:ハウス食品グループ本社|Google Finance

ハウス食品の今後について

2023年3月期は、円安影響、原材料・エネルギーなどのコスト上昇を価格改定でカバーしきれずやや厳しくなりました。

2024年3月期は合理化・効率化、価格改定の実施などで増益を見込んでいます。

伸びしろとリスク

伸びしろとしては、「健康食品・機能性飲料」、「海外事業」がポイントとなりそうです。

リスク要因としては、原材料・エネルギーコストなどの更なる増加、食の安全などが挙げられます。

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