ダスキンの株主優待は商品・サービスなどの優待券。配当は増配推移【4665】

「清掃用具レンタル」や「ミスタードーナッツ事業」を展開するダスキン(4665)、株主優待制度はミスタードーナッツ、モスバーガーなどで利用できる優待券を実施しています。株主優待に加え、株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。

ダスキンのPOINT
  • 株主還元に積極的、株主優待は使いやすいが低めの利回り
  • 配当は連続増配、安定期待もあるが高い配当性向で推移
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株価情報と株主優待について

ダスキンの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年11月19日終値時点)

株価:3,834円
予想PER:21.32倍
PBR:1.21倍
予想EPS:179.83円
時価総額:1,917億円

最新の株価参考:(株)ダスキン【4665】:Yahoo!ファイナンス

株主優待について

株主優待制度は自社サービスやミスタードーナッツ各店舗、モスバーガーでも利用できる「株主優待券」を実施しています、優待権利月は3月と9月の年2回です。

保有株式数優待内容
100株以上株主優待券1,000円分
300株以上株主優待券2,000円分

3年以上の長期保有で+500円分です。

優待利回り

100株保有で年間2,000円分とした場合、優待利回りは約0.5%です。

参考:株主優待|株式会社ダスキン

配当金の情報

2025年3月期の予定年間配当:110円
予想年間配当利回り:2.87%

配当金の推移について

下記は配当金の推移です。配当権利日は、9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

2021年3月期は業績悪化で減配しましたが、2022年3月期は大きく増配。2025年3月期は増配予定としています。

配当性向は2024年3月期が105.3%、2025年3月期の予想が約60%です。

配当方針の確認

配当方針は中期経営計画(~2025年3月期)にて「連結配当性向60%または自己資本配当率(DOE)2.5%のいずれか高い額」としています。

参考:株主還元|株式会社ダスキン

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業績推移と株価推移について

ダスキンの業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2020年3月期、2021年3月期は連続減益となりましたが、2022年3月期は大きく回復。2023年3月期、2024年3月期は減益に。

2025年3月期は大きく増益見通しとしています。

参考:業績ハイライト|株式会社ダスキン

株価のチャート

下記は5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年3月に大きく下落しましたが、すぐに下落前の水準に戻りました。

一時的なものを除くと2,500-3,000円あたりのレンジで推移していましたが、2023年以降はレンジを抜けて上昇。2024年は大きく上昇、下落する場面が出ています。

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事業内容と財務状況について

ダスキンの事業内容と財務状況を確認していきます。

ダスキン(4665)の概要

株式会社ダスキン(英文名称:Duskin Co., Ltd.)は、清掃業務を中心に、外食産業なども展開する。ミスタードーナツの事業本部でもある。

埃取り用のモップ・化学雑巾・浄水器などの清掃・衛生用品レンタルサービスや各種清掃サービスを中核とするクリーンサービス事業を行っている。また、ミスタードーナツを中心とする外食事業も会社の売上高の多くの比重を占める。

ダスキン – Wikipediaより抜粋

メイン事業は清掃用具レンタル・ハウスクリーニングを主とした「訪販グループ事業」ですが、近年はミスタードーナッツを中心とした「フードグループ事業」が伸びています。

3か月決算の実績

下記は3か月決算の連結経常利益の推移と前期との比較です。

2025年3月期の連結経常利益は107億円見通しとしています。

キャッシュフローの推移

下記はキャッシュ・フローの推移です。

営業CFは2022年3月期に増加していますが、比較的安定しています。

配当・優待について

株主優待制度はミスタードーナツ、モスバーガーなど様々な商品・サービスで利用できますが、利回りは低めです。

配当利回りは高めで、配当方針にDOEも組み込まれているため、ある程度の安定に期待が持てます。しかし、高い配当性向なのは注意するポイントです。

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