シチズン時計の株価が大きく上昇も下落場面あり・高配当【7762】

腕時計大手のシチズン時計(7762)。

今後の株価と配当はどうなるのか、株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認してみました。大きく増配しており、高配当利回りです。

シチズン時計の株価POINT
  • 目立った割安感は無し、高配当利回り
  • 業績回復・方針により大幅配当
  • 株価は大きく上昇も下落場面あり
スポンサーリンク

シチズンの株価情報と業績推移

シチズン時計の株価情報と業績推移・株価チャートを確認していきます。

株価の指標

株価:854円
予想PER:10.66倍
PBR:0.92倍
予想EPS:80.12円
時価総額:2,101億円

2023年8月18日終値時点のデータ
最新の株価参考:シチズン時計(株)【7762】:Yahoo!ファイナンス

割安感がありますが目立つ感じでは無いです。

業績の推移

下記はシチズン時計の売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2020年3月期の最終損益が167億円の赤字、2021年3月期が251億円の赤字と厳しくなりました。

2022年3月期は大きく黒字回復、2024年3月期も比較的好調な見通しとしています。

参考:業績推移|シチズン時計株式会社

株価のチャート

下記はシチズン時計5年分の週足株価チャートです。

株価は2018年から下落し、2020年10月には業績悪化や不透明感などから過去最安値まで下落しました。

2021年からは想定以上の業績回復もあり持ち直して上昇。

2023年2月は大規模な自社株買い発表の影響もあり大きく上昇も下落する場面も出ています。

スポンサーリンク

シチズンの配当情報と株主優待

シチズン時計の配当情報と株主優待制度を確認していきます。

配当金の情報

2024年3月期の予定年間配当:40円
予想年間配当利回り:4.68%

高い年間配当利回りです。

配当金の推移について

下記はシチズン時計の配当金推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

シチズン時計の年間配当金推移

2019年3月期:20円
2020年3月期:12円
2021年3月期:5円
2022年3月期:18円
2023年3月期:34円
2024年3月期:40円(予)

2020年3月期、2021年3月期と連続減配で厳しい状況でしたが、2022年3月期に回復、2023年3月期は大きく増配に。2024年3月期も増配予定としています。

配当性向は2023年3月期が45.2%、2024年3月期の予想配当性向は約49%です。

株主還元方針の確認

株主還元の基本方針は、中期経営計画2024にて「安定的かつ継続的な配当を重視、配当性向50%を目安」としています。

参考:株主になるメリット|シチズン時計株式会社

株主優待について

株主優待制度は実施していないです。

スポンサーリンク

シチズンの事業内容と今後について

シチズン時計の事業内容と財務情報の確認と今後について考えてみます。

シチズン時計(7762)の概要

シチズン時計株式会社(シチズンとけい、英: Citizen Watch Co., Ltd.)は、日本の精密・電子機器の製造会社であり、シチズングループの中核を成す企業である。

かつては腕時計の機械体(ムーブメント)の生産量世界第1位(グループ)を誇り、国内最大手。世界シェアの3割以上を持つ。

シチズン時計 – Wikipediaより抜粋

社名に時計とあるようにメインは「時計事業」です。

工作機械やデバイス事業も展開しており、海外売上比率は約7割あります。

3カ月決算の実績

下記はシチズン時計の連結経常利益の推移と前期との比較です。

2024年3月期の連結経常利益は260億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記はシチズン時計のキャッシュ・フロー推移です。

参考:シチズン時計|Google Finance

シチズン時計の今後について

2020年3月期、2021年3月期は時計事業と機械事業の悪化に加えて、構造改革に伴う特別損失の計上により厳しくなりました。

しかし、2022年3月期は時計事業の事業構造改革の効果や工作機械の好調な受注で想定以上に業績が回復、2024年3月期も比較的好調な見通しです。

最悪期は抜けたが

想定以上の業績回復に加え、大規模な自社株買い発表で株価が上昇も、2024年3月期1Q決算にて期待以上の業績とならず下落。

原材料価格や燃料費などのコスト上昇による不透明感もあります。

タイトルとURLをコピーしました