旭化成【3407】配当は安定推移で高利回りだが高い配当性向

総合化学企業の旭化成(3407)、配当は安定推移で高めの利回りです。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。

旭化成のPOINT
  • 配当は安定推移で高めの利回り
  • 株価は警戒感から下落する場面も
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旭化成の株価情報と配当・優待

旭化成の株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年2月9日終値時点)

株価:1,028.5円
予想PER:17.82倍
PBR:0.82倍
予想EPS:57.71円
時価総額:1兆4,337億円

最新の株価参考:旭化成(株)【3407】:Yahoo!ファイナンス

配当金の情報

2024年3月期の予定年間配当:36円
予想年間配当利回り:3.5%

配当金の推移について

下記は旭化成の配当金推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

旭化成の年間配当金推移

2019年3月期:34円
2020年3月期:34円
2021年3月期:34円
2022年3月期:34円
2023年3月期:36円
2024年3月期:36円(予)

配当は年間34円の据え置き推移でしたが、2023年3月期に増配。2024年3月期は据え置き予定です。

配当性向は2023年3月期が最終赤字、2024年3月期の予想が約62%です。

株主還元方針の確認

配当方針は「配当性向30%~40%を目安としながら、配当水準の安定的向上を図る」としています。

方針を考えると高い配当性向です。

参考:株主還元について|旭化成株式会社

株主優待について

株主優待制度は実施していないです。

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旭化成の業績推移と株価推移

旭化成の業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記は旭化成の売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

連続減益で推移していましたが、2022年3月期は増収・増益も、2023年3月期は最終赤字と厳しくなりました。

2024年3月期は経常減益見通しとしています。

参考:財務・業績|旭化成株式会社

株価のチャート

下記は旭化成5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年に入ると大きく下落。その後は持ち直して上昇も、2021年3月以降で見ると下落推移。

2023年11月以降は上昇も、下落場面が出ています。

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旭化成の事業内容と財務状況

旭化成の事業内容と財務状況を確認していきます。

旭化成(3407)の概要

旭化成株式会社(あさひかせい、英: ASAHI KASEI CORPORATION)は、化学、繊維、住宅、建材、エレクトロニクス、医薬品、医療等の事業を行う日本の大手総合化学メーカーである。

戦前は日窒コンツェルンの一部だったが、日本の敗戦に伴う財閥解体により資本関係が絶たれ、1946年4月に日窒化学工業が旭化成工業と改名して、独立企業体として誕生。

2001年、商号を旭化成株式会社に変更

旭化成 – Wikipediaより抜粋

繊維・ケミカル・エレクトロニクス事業の「マテリアル」、住宅・建材事業の「住宅」、医薬・医療・クリティカルケア事業からなる「ヘルスケア」の3つの事業を展開しています。

3カ月決算の実績

下記は旭化成の連結経常利益の推移と前期との比較です。

2024年3月期の連結経常利益は1,200億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記は旭化成のキャッシュ・フロー推移です。

旭化成の配当について

配当金は安定推移しており、利回りも高めです。

しかし、目安としている配当性向より高い水準で推移しており、警戒する必要がありそうです。

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