インクジェットプリンタで国内トップクラスのセイコーエプソン(EPSON)(6724)、配当は安定的に推移し高めの利回りです。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認してみました。
- 配当は安定的に推移、高い利回り
- 株価は高い位置で推移していたが大きく下落
株価情報と配当状況について
セイコーエプソンの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2025年6月6日終値時点)
株価:1,820.5円
予想PER:14.22倍
PBR:0.72倍
予想EPS:127.99円
時価総額:6,801億円
最新の株価参考:セイコーエプソン(株)【6724】:Yahoo!ファイナンス
株主優待について
エプソンは株主優待制度を実施していません。
配当金の情報
2026年3月期の予定年間配当:74円
予想年間配当利回り:4.06%
配当金の推移について
下記は配当金の推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

2023年3月期は普通配当62円、創業80周年記念配当が10円の年間72円。2026年3月期は据え置き予定としています。
配当性向は2025年3月期が43.9%、2026年3月期の予想が約58%です。
配当政策の確認
配当方針は「中期的には連結配当性向40%程度を目標」としています。
参考:株主還元|エプソン
業績推移と株価推移について
セイコーエプソンの業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2022年3月期は大きく回復しましたが、2024年3月期は大きく減益に。
2025年3月期は増益、2026年3月期は減益見通しとしています。
株価のチャート
下記は5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年11月から業績上方修正の影響などで上昇、その後は比較的レンジで推移していましたが、2024年に更に上昇し高い位置で推移、2025年は大きく下落しています。
事業内容と財務状況について
セイコーエプソンの事業内容と財務状況を確認していきます。
セイコーエプソン(6724)の概要
セイコーエプソン株式会社(Seiko Epson Corporation)は、情報関連機器、精密機器を手掛ける電機メーカーである。略称・ブランドは「エプソン(EPSON)」。
インクジェットプリンターを始めとするプリンターや、プロジェクター、パソコン、スキャナーといった情報関連機器、水晶振動子(クォーツ)、半導体などの電子デバイス部品の製造、さらに産業用ロボットの製造を行っている。
セイコーエプソン – Wikipediaより抜粋
エプソンの主な事業はインクジェットプリンター、スキャナー、オフィス製紙機などの「プリンティングソリューションズ事業」です。
売上の約8割が海外(欧米・アジア)です。
キャッシュフロー
下記はキャッシュ・フローの推移です。

2023年3月期の営業CFは減少しましたが、2024年3月期は大きく増えています。
配当について
配当は安定的に推移、株価が下落したことで高い利回りです。
また、配当性向が高めなのは気になる点です。