セイコーエプソン(EPSON)の株価が業績悪化で急落。高配当だが今後の株価と配当を分析【6724】

インクジェットプリンタで国内トップクラスのセイコーエプソン(6724)の株価が業績悪化から下落して推移しています。果たしてこの先の株価と配当はどうなるのか。業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

セイコーエプソンの株価POINT
  • 予想年間配当利回りは高いが、配当性向が高く減配する可能性も
  • 海外売上比率が高く海外市況・為替の影響を大きく受ける
  • この先の見通しは正直厳しいが、復活のための手も打っている
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セイコーエプソンの事業内容と株価指標

はじめにセイコーエプソンの事業内容と現在の株価指標を確認していきます。

セイコーエプソン(6724)とは

セイコーエプソン株式会社(Seiko Epson Corporation)は、情報関連機器、精密機器のメーカーである。略称・ブランドは「エプソン(EPSON)」。

インクジェットプリンターを始めとするプリンターや、プロジェクタ、パソコンといった情報関連機器、水晶振動子(クォーツ)、半導体などの電子デバイス部品の製造を行っている。また子会社ではないものの、セイコーホールディングス株式会社、セイコーインスツル株式会社とともに「セイコーグループ中核3社」の1つとされ、SEIKOブランド、およびORIENTブランドの各腕時計の開発・生産も行っている。

社名からセイコーホールディングスの子会社と誤解されることが多いが、別経営の独立した会社である。

wikipediaより抜粋

エプソンの主な事業はインクジェットプリンター、スキャナー、オフィス製紙機などの「プリンティングソリューションズ事業」です。また、売上の約8割は海外(欧米・アジア)と高い比率です。

参考:セグメント情報|エプソン

株価指標と配当利回り

下記は2020年5月1日終値時点の株価指標と配当利回りです。

現在の株価:1,178円

予想年間配当:62円

年間配当利回り:約5.2%

予想PER:—、PBR:0.81倍

業績見通し非開示のため予想PERは算出不可、PBRは割安です。株価が下落したことで年間の配当利回りは高いです。

セイコーエプソンの業績推移と株価チャート

次にセイコーエプソンの業績推移と株価チャートの推移を確認していきます。

売上高と経常利益の推移

下記はセイコーエプソンの売上高と経常利益の推移です。

経常利益はかなり減少して推移しています。2020年3月期の経常利益は当初590億円の見通しでしたが397億円で着地しました。2021年3月期は非開示としています。

参考:業績ハイライト|エプソン

株価チャートの推移

下記はセイコーエプソン5年分の週足株価チャートの推移です。

業績悪化、先の不透明感から下落気味に推移していたところに新型コロナウイルスの影響で大きく下落しています。現在の株価1,000台前半はかなり安いですが、業績見通し非開示のため短期的な不透明感は強めです。

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セイコーエプソンの配当金推移と決算内容

次にセイコーエプソンの配当金の推移と決算内容を確認していきます。

配当金の推移

下記はセイコーエプソンの配当金の推移です。年2回、中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施しています。

セイコーエプソンの年間配当金推移

2016年3月期:60円
2017年3月期:60円
2018年3月期:62円
2019年3月期:62円
2020年3月期:62円
2021年3月期:62円(予)

配当はほぼ横ばいで推移しています。

配当方針として「中期的には連結配当性向40%程度を目標」としています。2020年3月期の配当性向は278%とかなり厳しいです。2021年3月期は業績見通し非開示で配当予想を出しているため、減配する可能性は低そうですが、今後も利益が伸びないと減配する可能性は高いです。

参考:株主還元|エプソン

決算内容を確認

2020年4月30日の決算にて2020年3月期の連結経常利益は397億円と発表、2021年3月期の業績見通しは非開示、配当は据え置きの62円予定としています。

セイコーエプソンの今後の株価について

最後にセイコーエプソンの今後の株価上昇要因と下落要因について考えてみます。

セイコーエプソンの株価上昇ポイント

株価指標には割安感があり、財務状況が健全のため、配当性向はかなり上昇している中で配当を据え置き予定と発表しています。もちろん不透明感はややあるものの、このまま減配・無配とならなければ高配当で株価の下支えとなる可能性は高いです。

また、現在は通常のインクカートリッジプリンターから環境負荷・ランニングコストの低い大容量インクタンクプリンターに力を入れており、徐々に市場に浸透してきているのが復活のカギとなる可能性もあります

セイコーエプソンの株価下落ポイント

業績推移を見ると連続減益です。2020年3月期の業績下方修正の主な要因は新型コロナウイルスの影響ではなく、中国・インドをはじめ欧米各国の市況悪化と為替の円高進行です。新型コロナウイルスがある程度落ち着いたとしても、まだまだ不透明感は強いです。

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