インクジェットプリンタで国内トップクラスのセイコーエプソン(EPSON)(6724)、配当は安定的に推移し高めの利回りです。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認してみました。
EPSONの株価情報と配当・優待
セイコーエプソンの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2024年3月22日終値時点)
株価:2,645.5円
予想PER:15.95倍
PBR:1.13倍
予想EPS:165.87円
時価総額:1兆186億円
最新の株価参考:セイコーエプソン(株)【6724】:Yahoo!ファイナンス
配当金の情報
2024年3月期の予定年間配当:74円
予想年間配当利回り:2.8%
配当金の推移について
下記はセイコーエプソンの配当金推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。
2023年3月期は普通配当62円、創業80周年記念配当が10円の年間72円。2024年3月期は増配予定としています。
配当性向は2023年3月期が32.6%、2024年3月期の予想が約45%です。
配当政策の確認
配当方針は「中期的には連結配当性向40%程度を目標」としています。
参考:株主還元|エプソン
株主優待について
エプソンは株主優待制度を実施していません。
EPSONの業績推移と株価推移
セイコーエプソンの業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記はセイコーエプソンの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。
2020年3月期は大きく減益で着地、2021年3月期も厳しかったですが、2022年3月期は大きく回復。
2024年3月期は減益見通しとしています。
株価のチャート
下記はセイコーエプソン5年分の週足株価チャートです。
株価は2018年頃から不透明感や業績悪化の影響で下落、2020年11月からは業績上方修正の影響などで上昇。
2021年9月以降で見ると警戒感などから下落場面もありますが高めの位置で推移しています。
EPSONの事業内容と財務状況
セイコーエプソンの事業内容と財務状況を確認していきます。
セイコーエプソン(6724)の概要
セイコーエプソン株式会社(Seiko Epson Corporation)は、情報関連機器、精密機器を手掛ける電機メーカーである。略称・ブランドは「エプソン(EPSON)」。
インクジェットプリンターを始めとするプリンターや、プロジェクター、パソコン、スキャナーといった情報関連機器、水晶振動子(クォーツ)、半導体などの電子デバイス部品の製造、さらに産業用ロボットの製造を行っている。
セイコーエプソン – Wikipediaより抜粋
エプソンの主な事業はインクジェットプリンター、スキャナー、オフィス製紙機などの「プリンティングソリューションズ事業」です。
売上の約8割が海外(欧米・アジア)です。
3カ月決算の実績
下記はEPSONの連結税引前利益の推移と前期との比較です。
2024年3月期の連結税引前利益は770億円見通しとしています。
キャッシュフロー
下記はEPSONのキャッシュ・フローの推移です。
営業CFが減少推移なのは気になる点です。
EPSONの配当について
配当は安定的に推移しており、高めの利回りです。割高感はないですが、株価が上昇し高めの位置で推移しています。
また、減益見通しで予想配当性向が気になるポイントです。