家電量販店大手のビックカメラ(3048)、株主優待制度は買い物券を実施。株主優待に加え、株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。
- 株主優待は長期保有で金額アップ
- 配当は増配予定で優待との合計利回りは約4.5%
株価情報と株主優待について
ビックカメラの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2025年5月8日終値時点)
株価:1,561円
予想PER:15.72倍
PBR:1.7倍
予想EPS:99.3円
時価総額:2,937億円
最新の株価参考:(株)ビックカメラ【3048】:Yahoo!ファイナンス
株主優待について
株主優待制度は「お買物優待券」を実施しています、優待権利月は2月、8月です。
保有株式数 | 優待内容 |
---|---|
100株以上 | 2月:2,000円分 8月:1,000円分 |
500株以上 | 2月:3,000円分 8月:2,000円分 |
1,000株以上 | 2月:5,000円分 8月:5,000円分 |
10.000株以上 | 2月:25,000円分 8月:25,000円分 |
100株以上 <8月のみ> | 1年以上:1,000円分追加 2年以上:2,000円分追加 |
ネット通販でも利用できる使いやすい優待です。
優待利回り
100株保有で年間3,000円相当とした場合、優待利回りは約1.9%です。
配当金の情報
2025年8月期の予定年間配当:40円
予想年間配当利回り:2.56%
配当金の推移について
下記は配当金の推移です。配当権利日は2月(中間配当)と8月(期末配当)です。

配当金は2024年8月期に大きく増配、2025年8月期も増配予定としています。
配当性向は2024年8月期が40.6%、2025年8月期の予想が約40%です。
業績推移と株価推移について
ビックカメラの業績推移と株価推移を確認していきます。
売上高と利益の推移
下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2020年8月期は大きく減益となりましたが、2021年8月期に回復。2023年8月期は減益となりましたが、2024年8月期は大きく増益に。
2025年8月期は増益見通しとしています。
株価のチャート
下記は5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年3月にインバウンド需要減の警戒感から下落しましたが、すぐに戻りました。2022年は緩やかに上昇も2023年に入ると下落。
2023年11月以降は上昇が強めでしたが、2025年は下落が目立つ推移です。
事業内容と財務状況について
ビックカメラの事業内容と財務状況を確認していきます。
ビックカメラ(3048)の概要
ビックカメラ(BIC CAMERA INC.)は、日本の家電量販チェーン。業界第2位。子会社にコジマ、ソフマップなどがある。
レールサイド戦略をとっており、ヨドバシカメラとともに都市部の駅前への出店が多い。
ビックカメラ – Wikipediaより抜粋
子会社にはコジマ(7513)、ソフマップ、日本BS放送など多くあります。楽天と新会社の「ビックカメラ楽天」を設立し、通販の「楽天ビック」を展開しています。
過去には同業のエディオン、ベスト電器と資本・業務提携していましたが、現在は提携解消しています。
キャッシュフロー
下記はキャッシュ・フローの推移です。

営業CFは2021年8月期、2023年8月期は大きく減りましたが、2024年8月期は大きく増えています。
配当・優待について
株主優待制度は使いやすい買い物券を実施しており、長期保有で金額が上昇します。100株で2年以上保有している場合は5,000円分となり、高めの利回りです。
配当は大きく増配した影響もあり、平均より高めの利回りです。