味の素の株価分析!長期の株価下落から抜けて短期で大きく上昇【2802】

調味料で有名な味の素(2802)。2016年以降の株価は長期で下落していましたが、短期では大きく上昇しています。果たして今後の株価はどうなるのか。株価指標・業績推移・株価チャートを分析してみました。また、配当推移と株主優待も確認していきます。

味の素の株価POINT
  • 株価指標に割高感あり、配当・優待利回りは低め
  • 業績好調さから大きく株価が上昇
  • 伸びしろがあるが当然リスクもある
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味の素の株価指標と事業内容

はじめに、味の素の株価指標と事業内容を見ていきます。

株価指標と配当利回りについて

株価:2,963円
予定年間配当:44円
年間配当利回り:1.48%
予想PER:27.1倍
PBR:2.58倍

2021年8月5日終値時点のデータです。
最新の株価はコチラ⇒味の素(株)【2802】:Yahoo!ファイナンス

株価指標にやや割高感があります。年間配当利回りはやや低めです。

味の素(2802)とは

味の素株式会社(あじのもと、英語: Ajinomoto Co., Inc.)は、日本の食品企業。「味の素」は、同社が製造販売するL-グルタミン酸ナトリウムを主成分とするうま味調味料で、同社の登録商標。

味の素は食品会社として広く認知されており、日本国内だけでなく世界各地にグループ企業や工場を持つ。化粧品ブランド「Jino」などアミノ酸生産技術を活用したケミカル事業、医薬事業も行っている。

味の素 – Wikipediaより一部抜粋

味の素の主事業は「食品事業」と「アミノサイエンス事業」です。現在は食品事業が売上・利益ともに大きな割合を占めています。海外食品事業の割合も今後増えていく見込みです。

味の素の業績推移と株価チャート

次に、味の素の業績推移と株価チャートを見ていきます。

売上高と最終利益の推移

2019年3月期、2020年3月期と大きく連続減益で厳しい推移でしたが、2021年3月期に大きく回復し過去最高経常利益を更新。2022年3月期も好調を維持する予想です。

株価チャートの推移

下記は味の素5年分の週足株価チャート推移です。

株価は長期で下落していましたが、短期では大きく上昇しています。

以前の株価下落要因としては株価指標が割高、連続減益・今後の業績不安などが考えられます。2021年3月期に大きく業績復活したことで、今後の期待感から短期で大きく上昇していると見えます。

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味の素の配当推移と株主優待

次に、味の素の配当金推移と株主優待制度を見ていきます。

配当推移について

下記は味の素の配当推移です。年2回、中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施しています。

味の素の年間配当金推移

2017年3月期:30円
2018年3月期:32円
2019年3月期:32円
2020年3月期:32円
2021年3月期:42円
2022年3月期:44円(予)

配当は増配予定です。配当性向は2019年3月期が59.7%、2020年3月期が93.1%、2022年3月期の予想が約40%です。

株主還元方針の確認

経営計画(2020年-2023年)では「配当性向40%を目途に安定的な配当」としています。2020年3月期の配当性向は方針より高くなりましたが、過去20年減配していません。

参考:経営方針(中期経営計画)|味の素グループ

株主優待制度について

味の素の株主優待は「自社製品の詰め合わせ」です。権利日は3月末、2021年3月期から一部内容を変更しています。

保有株式数優待品内容
100株以上 500株未満
継続半年以上
味の素グループの詰め合わせ
(1,500円相当)
500株以上 1,000株未満
継続半年以上
味の素グループの詰め合わせ
(3,000円相当)
1,000株以上
継続半年以上
味の素グループの詰め合わせ
(4,000円相当)
1,000株以上
継続3年以上
味の素グループ製品または寄付
(7,000円相当)

100株保有、年間1,500円相当で計算すると優待利回りは約0.5%です。

参考:株主優待|味の素グループ

味の素の決算内容と今後について

最後に、味の素の決算内容の確認と今後について考えていきます。

決算内容について

2021年7月30日の決算にて、2022年3月期1Q(4-6月)の連結経常利益は349億円と発表、前年同期比0.5%増となりました。

今後について

マレーシアに新工場設立、米国の液体調味料会社の株式取得など特に海外を中心に積極的に動いています。また、食品事業以外にも積極的に展開しています。

短期的な好調さで株価上昇

2021年3月期は巣ごもり需要もあり好調、業績上方修正が続き期初の見通しより大きく上振れ。2022年3月期もヘルスケアが好調で株価が上昇しています。

リスクについて

この先、海外売上・利益比率が上がればそれだけ為替変動リスクを受けます。また、積極的に展開したもの全てがうまくいく保障は当然ありません。国内でのシェアやブランド力が強いですが、海外比率が高く内需銘柄とは言えません。積極的な海外展開は国内だけよりも将来性・伸びしろがありますが、当然リスクも伴います

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