味の素の株価が下落から抜け出し上昇!配当推移と株主優待を分析【2802】

調味料で有名な味の素(2802)ですが業績の悪化からしばらく株価が下落して推移していました。しかし、ここ最近では業績復活の兆しから上昇する気配を見せています。

果たして今後の株価はどうなるのか。株価指標・業績推移・株価チャートを分析してみました。また、配当推移と2021年3月から変更する株主優待についても詳しく見ていきます。

味の素の株価POINT
  • 株価に特別な割高感、割安感はなく配当・優待利回りも高くはない
  • 利益見通しの悪さから株価は下落していたが落ち着いてきた
  • 20年減配していないが配当性向は危険水準
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味の素の事業内容と株価指標

はじめに味の素の事業内容と現在の株価指標を確認していきます。

味の素(2802)とは

味の素株式会社(あじのもと、英語: Ajinomoto Co., Inc.)は、日本の食品企業。「味の素」は、同社が製造販売するL-グルタミン酸ナトリウムを主成分とするうま味調味料で、同社の登録商標。

味の素は食品会社として広く認知されており、日本国内だけでなく世界各地にグループ企業や工場を持つ。化粧品ブランド「Jino」などアミノ酸生産技術を活用したケミカル事業、医薬事業も行っている。

wikipediaより一部抜粋

味の素の主要な事業は「食品事業」と「アミノサイエンス事業」です。中でも食品事業が売上・利益ともに大きな割合です。売上高の43%が海外食品、33%が国内食品、利益の46%が海外食品、32%が国内食品です。

海外食品事業の割合は今後も増えていく見込みです。

参考:3分読解 早わかり味の素グループ|味の素グループ

株価指標と配当利回りについて

現在の株価:1,956.5円

予定年間配当:32円

年間配当利回り:約1.64%

予想PER:54.6倍、PBR:1.74倍

※2020年2月7日終値時点

業績を下方修正した影響もありPERがかなり割高です。PBRには以前のような割高感はありません。配当利回りは平均より低めです。

味の素の業績推移と株価チャート

次に味の素の業績推移と株価チャート推移を確認していきます。

売上高と経常利益の推移

利益が特に伸び悩んでおり2019年3月期はかなり厳しい結果となりました。2020年3月期がどこまで戻せるかがカギとなりそうです。

株価チャートについて

下記は味の素5年分の週足株価チャートです。

業績伸び悩みで長い目で見ると株価は下落して推移しています。

ここ1年ほどはやや下げ止まり感が出てきています。ここからの下値のメドは1,800円、上値メドは2,200円辺りでしょうか。

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味の素の配当推移と株主優待

次に味の素の配当金推移と2021年3月末から変更する株主優待制度を確認していきます。

配当推移について

下記は味の素の配当推移です。年2回、中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施しています。

味の素年間配当金推移

2015年3月期:24円
2016年3月期:28円
2017年3月期:30円
2018年3月期:32円
2019年3月期:32円
2020年3月期:32円(予)

配当はここ3年据え置きです。

2019年3月期は業績が悪かったこともあり配当性向は59.7%まで上昇しましたが減配は行わず、2020年3月期の予想配当性向は約97%となっています。

経営計画では「配当性向30%を目途に安定的な配当」としています。過去20年減配しておらず、2020年3月期も配当を据え置き予想としていますが配当性向は危険水準です。

この先の利益見通しが厳しければ減配する可能性があります。

参考:中期経営計画|味の素株式会社

株主優待制度について

味の素の株主優待は「自社製品の詰め合わせ」です。権利日は3月末です。

保有株式数優待品内容
100株以上
1,000株未満
味の素グループの食品の詰め合わせセット
(1,000円相当)
1,000株以上
継続3年未満
味の素グループの食品の詰め合わせセット
(3,000円相当)
1,000株以上
継続3年以上
味の素グループ製品または寄付
(6,000円相当)

上記は現行の株主優待で2021年3月末の株主優待から下記に変更します。長期保有者にはうれしい変更ですね。

保有株式数優待品内容
100株以上
500株未満
継続半年以上
味の素グループの食品の詰め合わせセット
(1,500円相当)
500株以上
1,000株未満
継続半年以上
味の素グループの食品の詰め合わせセット
(3,000円相当)
1,000株以上
継続半年以上
味の素グループの食品の詰め合わせセット
(4,000円相当)
1,000株以上
継続3年以上
味の素グループ製品または寄付
(7,000円相当)

100株保有の優待利回りは約0.5%です(195,650円で1,000円分として計算)。配当と優待を合わせた利回りは約2.2%です。

参考:株主優待|味の素グループ

参考:株主優待制度の変更に関するお知らせ|味の素グループ

味の素の直近決算と今後

最後に、味の素の直近決算の確認と今後について考えていきます。

最近の決算について

2020年1月31日の決算にて2020年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前利益は492億円と発表、前年同期比で10.9%増となりました。

今後について

マレーシアに新工場設立、米国の液体調味料会社の株式取得など特に海外を中心に積極的に動いています。また、食品事業以外にも積極的に展開しているのも良い点です。

しかし、海外の売上・利益比率が上がればそれだけ為替変動リスクを受けます。また、積極的に展開したもの全てがうまくいく保障は当然ありません。

株価に割安感はなく長期で下落トレンドなため中々手を出しにくいですが、底値を脱出してきた感は出ています。業績はまだまだ不透明ですが国内でのシェアやブランド力はかなり強いです。

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