味の素の株価分析!長期の株価下落から抜けて上昇!今後と将来性を分析【2802】

調味料で有名な味の素(2802)。2016年以降の株価は長期で下落していましたが、下落から抜け出し上昇しています。果たして今後の株価はどうなるのか。株価指標・業績推移・株価チャートを分析してみました。また、配当推移と株主優待についても確認していきます。

味の素の株価POINT
  • 株価指標に割安感はなく配当・優待利回りは高くない
  • 長期株価は下落も上昇に転換
  • 短期的な業績好調さから大きく株価が上昇
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味の素の事業内容と株価指標

はじめに味の素の事業内容と株価指標を確認していきます。

株価指標と配当利回りについて

株価:2,410円
予定年間配当:44円
年間配当利回り:1.83%
予想PER:22倍
PBR:2.13倍

2021年5月11日終値時点のデータ

株価指標に割安感はないです。年間の配当利回りは平均水準です。

味の素(2802)とは

味の素株式会社(あじのもと、英語: Ajinomoto Co., Inc.)は、日本の食品企業。「味の素」は、同社が製造販売するL-グルタミン酸ナトリウムを主成分とするうま味調味料で、同社の登録商標。

味の素は食品会社として広く認知されており、日本国内だけでなく世界各地にグループ企業や工場を持つ。化粧品ブランド「Jino」などアミノ酸生産技術を活用したケミカル事業、医薬事業も行っている。

味の素 – Wikipediaより一部抜粋

味の素の主事業は「食品事業」と「アミノサイエンス事業」です。中でも食品事業が売上・利益ともに大きな割合です。売上比率は43%が海外食品、33%が国内食品、利益は46%が海外食品、32%が国内食品です。海外食品事業の割合は今後も増えていく見込みです。

参考:3分読解 早わかり味の素グループ|味の素グループ

味の素の業績推移と株価チャート

次に味の素の業績推移と株価チャートの推移を確認していきます。

売上高と最終利益の推移

2019年3月期、2020年3月期と大きく連続減益で厳しい推移でしたが、2021年3月期に大きく回復し過去最高の経常利益を更新。2022年3月期も好調を維持する予想です。

株価チャートの推移

下記は味の素5年分の週足株価チャート推移です。

長期の株価は下落していましたが、2020年8月以降は上昇しています。

これまでの株価下落要因として株価指標が割高であったところに、連続減益・今後の業績不安などが考えられます。2021年3月期に大きく復活する期待から上昇したと見えます。ここからの上値メドは2,700円、下値メドは2,100円辺りと見ることができます。

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味の素の配当推移と株主優待

次に味の素の配当金推移と株主優待制度を確認していきます。

配当推移について

下記は味の素の配当推移です。年2回、中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施しています。

味の素の年間配当金推移

2017年3月期:30円
2018年3月期:32円
2019年3月期:32円
2020年3月期:32円
2021年3月期:42円
2022年3月期:44円(予)

配当は増配予定です。

経営計画では「配当性向40%を目途に安定的な配当」としています。配当性向は2019年3月期が59.7%、2020年3月期が93.1%と高くなりましたが、過去20年減配していません。2022年3月期の予想配当性向は約40%です。

参考:経営方針(中期経営計画)|味の素グループ

株主優待制度について

味の素の株主優待は「自社製品の詰め合わせ」です。権利日は3月末、2021年3月期から一部内容を変更しています。

保有株式数優待品内容
100株以上 500株未満
継続半年以上
味の素グループの詰め合わせ
(1,500円相当)
500株以上 1,000株未満
継続半年以上
味の素グループの詰め合わせ
(3,000円相当)
1,000株以上
継続半年以上
味の素グループの詰め合わせ
(4,000円相当)
1,000株以上
継続3年以上
味の素グループ製品または寄付
(7,000円相当)

100株保有、年間1,500円相当で計算すると優待利回りは約0.6%です。

参考:株主優待|味の素グループ

味の素の決算内容と今後について

最後に、味の素の決算内容の確認と今後について考えていきます。

決算内容について

2021年5月10日の決算にて2021年3月期の連結最終利益は594億円と発表。2022年3月期の同利益は600億円見通し、年間配当は44円予定としています。

今後について

マレーシアに新工場設立、米国の液体調味料会社の株式取得など特に海外を中心に積極的に動いています。また、食品事業以外にも積極的に展開しています。2021年3月期は巣ごもり需要により食品・冷凍食品が好調で業績上方修正が続き期初の見通しより大きく上振れました。

しかし、この先さらに海外の売上・利益比率が上がればそれだけ為替変動リスクを受けます。また、積極的に展開したもの全てがうまくいく保障は当然ありません。

国内でのシェアやブランド力が強いですが、海外比率が高く内需銘柄とは言えません。良くも悪くもさまざまな出来事が業績へ影響します。積極的な海外展開は国内だけよりも将来性・伸びしろがありますが、当然リスクも伴います

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