無添加化粧品や健康食品を展開するファンケル(4921)、株主優待制度では自社商品の優待カタログを実施。株主優待に加え、株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。
株価情報と株主優待
株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2024年6月3日終値時点)
株価:1,951円
予想PER:23.6倍
PBR:2.95倍
予想EPS:82.68円
時価総額:2,543億円
最新の株価参考:(株)ファンケル【4921】:Yahoo!ファイナンス
株主優待について
株主優待制度は「自社製品」もしくは「店舗利用券」を実施しています。優待権利月は3月、6カ月以上の継続保有が条件です。
保有株式数 | 優待内容 |
---|---|
100株以上 200株未満 | 3,000円相当自社製品または ファンケル 銀座スクエア利用券 |
200株以上 | 6,000円相当自社製品または ファンケル 銀座スクエア利用券 |
優待利回り
100株保有で年間3,000円相当とした場合、優待利回りは約1.5%です。
参考:株主優待|ファンケル
配当金の情報
2025年3月期の予定年間配当:34円
予想年間配当利回り:1.74%
配当金の推移について
下記はファンケルの配当金推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。
配当金は年間34円で据え置き推移です。
配当性向は2024年3月期が46.6%、2025年3月期の予想が約41%です。
利益還元の方針確認
配当方針は「連結配当性向40%程度およびDOE(純資産配当率)5%程度を目途に配当金額を決定」としています。
参考:株式情報|ファンケル
業績推移と株価推移
業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。
2021年3月期-2023年3月期は連続減益となり厳しくなりましたが、2024年3月期は大きく回復。
2025年3月期は増益見通しとしています。
株価のチャート
下記は5年分の週足株価チャートです。
株価は2020年中旬以降に上昇して最高値を更新。しかし、その後は大きく下落推移。
2022年5月以降は持ち直す気配もありましたが、下落推移をしており厳しいです。
事業内容と財務状況
事業内容と財務状況を確認していきます。
ファンケル(4921)の概要
株式会社ファンケル(英: FANCL Corporation)は、化粧品・健康食品(サプリメント等)の製造・販売を行う日本の企業。2019年よりキリンホールディングスの持分法適用会社である。
社名の「ファンケル」の由来は「ファイン・ケミカル」(日本語で『混じりけのない化学製品』)を簡略したもの。また「不安を蹴る=ファンケル」という説もある。
ファンケル – Wikipediaより抜粋
ファンケルは「化粧品関連事業」、「栄養補助食品関連事業」を中心に展開、売上の多くが国内です。
大企業に対抗するべく研究開発に注力しており、特許を多く取得しています。
キャッシュフロー
下記はキャッシュ・フロー推移です。
営業CFは比較的安定した推移です。
配当・優待について
配当はDOEも目安にしていることから安定した推移ですが、配当性向が高めです。
株主優待制度は半年以上の継続保有が条件ですが、カタログから選択できるのは良いポイントです。
株価が下落したこともあり、配当・優待の合計利回りは高めです。