ANA(全日本空輸)の株価分析!黒字回復見通しも連続無配予定・株価は長期下落【9202】

日本の航空会社といえば「日本航空(JAL)」と「全日本空輸(ANA)」が二大巨頭です。今回は全日本空輸の持ち株会社であるANAホールディングス(9202)の株価と配当が今後どうなるのか、業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

ANA(全日本空輸)の株価POINT
  • 株価は大きく下落、配当は連続無配で厳しい
  • 業績は大きく赤字、黒字回復を見込むが不安材料は強め
  • 回復時期が見えず、それまで耐えられるか
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ANAの株価情報と事業内容

はじめに、ANA(全日本空輸)の株価指標と事業内容を見ていきます。

株価指標と配当利回り

株価:2,491.5円
予想年間配当:0円
予想PER:334倍
PBR:1.39倍

2021年8月3日終値時点のデータです。
最新の株価はコチラ⇒ANAホールディングス(株)【9202】:Yahoo!ファイナンス

PERはかなり割高、配当は無配予定です。

ANAホールディングス(9202)とは

ANAホールディングス株式会社(エーエヌエーホールディングス、英: ANA HOLDINGS INC.)は、航空輸送事業を主力とするANAグループの持株会社である。

子会社の全日本空輸株式会社は現在、国際線、国内線ともに国内最大規模を誇る。略称はANA(エー・エヌ・エーまたはアナ)だが、通称の全日空(ぜんにっくう)で呼ばれることも多い。

ANAホールディングス – Wikipediaより抜粋

ANAグループは全日本空輸(ANA)を中心としたグループです。傘下にはエアージャパン、Peach Aviation、スターフライヤーなど多くの企業で構成されています。

ANAの業績推移と株価チャート

次に、ANAの業績推移と株価チャートを見ていきます。

売上高と経常利益の推移

ANAホールディングスの経常利益推移

2017年3月期:1,403億円
2018年3月期:1,606億円
2019年3月期:1,566億円
2020年3月期:593億円
2021年3月期:-4,513億円
2022年3月期:50億円(予)

売上高は2兆円を超えて順調に推移していましたが、2020年3月期は減収・減益。2021年3月期の経常損益は4,513億円の赤字とかなり厳しくなりました。

参考:業績ハイライト|ANAグループ企業情報

株価チャートの推移

下記はANAホールディングス5年分の週足株価チャート推移です。

2018年まで上昇していた株価ですが、その後は業績停滞で下落。2020年に入り大きく下落、持ち直し上昇しかけましたが、業績回復までに時間がかかると想定されているのもあり、安値圏で上下しています。

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ANAの配当推移と株主優待

次に、ANAホールディングスの配当金推移と株主優待制度を見ていきます。

配当金の推移について

下記はANAホールディングスの配当金推移です。年1回、期末(3月)の一括配当を実施しています。

ANAの年間配当金推移

2017年3月期:60円
2018年3月期:60円
2019年3月期:75円
2020年3月期:0円
2021年3月期:0円
2022年3月期:0円(予)

配当は増配推移していましたが2020年3月期に無配転落。2022年3月期も無配継続予定とかなり厳しい状況です。

参考:配当情報|ANAグループ企業情報

株主優待制度について

ANAホールディングスの株主優待は「国内線割引優待券」と「グループ優待券」です。3月末、9月末の年2回が権利日です。また、保有株式数により細かく設定されています。下記は一部抜粋です。

保有株式数優待内容
100株から199株国内線搭乗優待1枚
グループ提携ホテル優待1枚
200株から299株国内線搭乗優待2枚
グループ提携ホテル優待2枚

保有株式数に応じて段階的に優待券が増える仕組みです。

使い勝手や優待利回りはJALと似たような感じです。早割と併用できないため、割引率的には早割の方が良い場合があります。優待利回りには換算しにくいですが金券ショップでの買取価格が1,000円以下という点で考えると優待利回りは0.4%程度と考えることが出来ます。

参考:株主優待のご案内|ANAグループ企業情報

ANAの決算内容と今後について

最後に、ANAホールディングスの決算内容確認と今後について考えていきます。

決算内容の確認

2021年7月30日の決算にて、2022年3月期1Q(4-6月)の連結経常損益は637億円の赤字と発表。前年同期は1,565億円の赤字のため、赤字幅が縮小しています。

今後について

業績不安が大きく株価が下落し安値圏で推移しています。2022年3月期は黒字見通しですが、まだまだ不透明感が強く、回復にかなり時間がかかるとも見られています。

短期では業績も配当も厳しい

落ち着きを取り戻せば、業績が戻る可能性は高いです。しかし、2021年3月期は大きく赤字、2022年3月期も無配継続で短期的にはまだまだ厳しい状況です。

東京オリンピックに備えて設備投資などを行っていましたが、現状は失敗と言えます。長期的に見れば安い株価となる可能性はありますが、問題はどれくらい長期として見るかという「目線がポイント」になります。それまで耐えられるかという問題もあります。

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