ANAホールディングス(全日本空輸)の株価は下落?業績下方修正で厳しいか【9202】

日本の航空会社の2台巨頭の「日本航空(JAL)」と「全日本空輸(ANA)」。今回は全日本空輸の持ち株会社であるANAホールディングスの株価について分析してみました。

  • 株価指標は割安だが、配当利回りは2%と平均的
  • 配当は増える可能性も減る可能性も低そう
  • 業績下方修正を行っており、先の不安がある
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ANAの事業内容と株価指標・財務状況を確認

まずはご存知かと思いますが、ANA(全日本空輸)の事業内容の確認と現在の株価指標・財務状況がどうなっているのかを確認していきます。

ANAホールディングス(9202)とは

ANAホールディングス株式会社(エーエヌエーホールディングス、英: ANA HOLDINGS INC.)は、航空輸送事業を主力とするANAグループの持株会社である。

子会社の全日本空輸株式会社は現在、国際線、国内線ともに国内最大規模を誇る。略称はANA(エー・エヌ・エーまたはアナ)だが、通称の全日空(ぜんにっくう)で呼ばれることも多い。

wikipediaより抜粋

ANAグループは全日本空輸株式会社、傘下にはLCCのピーチをはじめ多くの企業で構成されています。

参考:ANAグループ企業一覧|ANAグループ企業情報

ANAの株価指標

現在の株価:3,588円

予想年間配当:75円

年間配当利回り:約2.09%

予想PER:12.8倍、PBR:1.07倍

※株価は2020年1月10日終値

株価は割安です。配当利回りは高くもなく、低くもないです。

ANAの財務状況

時価総額:1.2兆円

自己資本比率:41.2%

ROE:8.6%、ROA:5.1%(2020年3月期予定)

自己資本比率が40%近くでROE、ROA共に下落しているのは気になる点です。

ANAの業績推移と株価チャートを確認

続いてANAの業績の推移と株価チャートを見ていきます。ANAは国内最大の航空会社ですが、まだまだ収益の拡大を狙っています。

売上高と経常利益の推移

経常利益の推移

2015年3月期:671億円
2016年3月期:1,307億円
2017年3月期:1,403億円
2018年3月期:1,606億円
2019年3月期:1,566億円
2020年3月期:1,370億円(予)

売上高は2兆円を超えて順調で、この先は2兆5千億円規模を目標としています。2020年3月期の経常利益は当初1,600億円の見通しとしていましたが、下方修正を行い2年連続で減益見通しと若干苦戦しています。

参考:業績ハイライト|ANAグループ企業情報

株価チャートの推移

下記はANAの5年分の週足株価チャートの動きです。

現在の株価は割安感もあり、過去何度か下落が止まっている株価なので止まりやすい位置です。

しかし、業績の下方修正もおこなっているため確実に株価の下落が止まるわけではないので注意は必要です。

ANAの配当金の推移・株主優待制度

続いて、ANAの配当金推移と実施している株主優待制度の内容を確認していきます。

配当金の推移

配当金の推移

2015年3月期:40円
2016年3月期:50円
2017年3月期:60円
2018年3月期:60円
2019年3月期:75円
2020年3月期:75円(予)

配当金は期末の一括配当としています。

2020年3月期の予想配当性向は約27%なので問題なく減配する可能性は低そうです。とはいえ、増配する可能性も現時点では低そうです。

参考:配当情報|ANAグループ企業情報

株主優待制度

ANAホールディングスの株主優待は「国内線割引優待券」と「グループ優待券」です。3月末、9月末の年2回が権利日です。また、保有株式数により細かく設定されています。下記では一部だけ抜粋してます。

保有株式数優待内容
100株から199株ANA国内線ご搭乗優待 1枚
ANAグループ各社・提携ホテルご優待 1枚
200株から299株ANA国内線ご搭乗優待 2枚
ANAグループ各社・提携ホテルご優待 2枚

保有株式数に応じて段階的に優待券が増える仕組みになっています。

使い勝手や優待利回りはJALと似たような感じですね。早割と併用できないため、急に飛行機に乗る必要が出る場合や先の予定が見えにくい時は便利ですが、割引率的には早割の方が良い場合があります。優待利回りには換算しにくいです。

参考:株主優待のご案内|ANAグループ企業情報

ANAの直近決算と今後について確認

最後にANAの直近の決算の内容確認と、今後どうなるかを考えて見ました。

直近の決算

2019年10月29日の決算にて2020年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は815億円と発表、あわせて、通期の同利益を従来予想の1,600億円から1,370億円に下方修正しました。

1Qの経常利益は前年同期比で12.3%減、2Qは22.8%減と厳しい推移です。

今後について

2019年3月期、ANAホールディングスの売上は約2兆円、JALの売上は約1兆5千万円です。しかし、経常利益は1,566億円と1,653億円と経常利益では負けています。

国際線に力を入れているANAですが、今後も売上は伸びる見通しで株価にも割安感があります。しかし、広告宣伝費や人件費などが利益を圧迫している印象を受けます。

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