ANA(全日本空輸)の株価分析!黒字回復見通しも連続無配予定・株価は長期で下落推移【9202】

日本の航空会社といえば「日本航空(JAL)」と「全日本空輸(ANA)」が二大巨頭です。今回は全日本空輸の持ち株会社であるANAホールディングス(9202)の株価と配当が今後どうなるのか、業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

ANA(全日本空輸)の株価POINT
  • 株価は大きく下落、配当は連続無配で厳しい
  • 業績は大きく赤字、黒字回復を見込むが不安材料は強め
  • 回復時期が見えず、それまで耐えられるか
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ANAの事業内容と株価情報

はじめにANA(全日本空輸)の事業内容と株価指情報を確認していきます。

株価指標と配当利回り

株価:2,575.5円
予想年間配当:0円
予想PER:346倍
PBR:1.2倍

2021年5月7日終値時点のデータ

PERはかなり割高、配当は無配予定です。

ANAホールディングス(9202)とは

ANAホールディングス株式会社(エーエヌエーホールディングス、英: ANA HOLDINGS INC.)は、航空輸送事業を主力とするANAグループの持株会社である。

子会社の全日本空輸株式会社は現在、国際線、国内線ともに国内最大規模を誇る。略称はANA(エー・エヌ・エーまたはアナ)だが、通称の全日空(ぜんにっくう)で呼ばれることも多い。

ANAホールディングス – Wikipediaより抜粋

ANAグループは全日本空輸(ANA)を中心としたグループです。傘下にはエアージャパン、Peach Aviation、スターフライヤーなど多くの企業で構成されています。

参考:ANAグループ企業一覧|ANAグループ企業情報

ANAの業績推移と株価チャート

次にANAの業績推移と株価チャートを確認していきます。

売上高と経常利益の推移

ANAホールディングスの経常利益推移

2016年3月期:1,307億円
2017年3月期:1,403億円
2018年3月期:1,606億円
2019年3月期:1,566億円
2020年3月期:593億円
2021年3月期:-4,513億円

売上高は2兆円を超えて順調に推移していましたが、2020年3月期は売上・利益ともに厳しくなりました。特に経常利益は当初1,600億円の見通しでしたが593億円で着地。2021年3月期の経常損益は4,513億円の赤字とかなり厳しくなりました。

参考:業績ハイライト|ANAグループ企業情報

株価チャートの推移

下記はANAホールディングス5年分の週足株価チャート推移です。

2018年までは上昇トレンドで推移していた株価ですが、その後は業績停滞により下落。

2020年に入ると大きく下落しています。一度下落から持ち直し上昇しかけましたが、回復までに時間がかかると想定されているのもあり、安値圏で上下しています。

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ANAの配当推移と株主優待

次にANAホールディングスの配当金推移と株主優待制度の内容と利回りについて確認していきます。

配当金の推移について

下記はANAホールディングスの配当金推移です。年1回、期末(3月)の一括配当を実施しています。

ANAの年間配当金推移

2017年3月期:60円
2018年3月期:60円
2019年3月期:75円
2020年3月期:0円
2021年3月期:0円
2022年3月期:0円(予)

配当は増配推移していましたが2020年3月期に無配転落。2022年3月期も無配継続予定とかなり厳しい状況です。

参考:配当情報|ANAグループ企業情報

株主優待制度について

ANAホールディングスの株主優待は「国内線割引優待券」と「グループ優待券」です。3月末、9月末の年2回が権利日です。また、保有株式数により細かく設定されています。

下記は一部抜粋です。

保有株式数優待内容
100株から199株国内線搭乗優待1枚
グループ提携ホテル優待1枚
200株から299株国内線搭乗優待2枚
グループ提携ホテル優待2枚

保有株式数に応じて段階的に優待券が増える仕組みです。

使い勝手や優待利回りはJALと似たような感じです。早割と併用できないため、割引率的には早割の方が良い場合があります。優待利回りには換算しにくいですが金券ショップでの買取価格が1,000円以下という点で考えると優待利回りは0.4%程度と考えることが出来ます。

参考:株主優待のご案内|ANAグループ企業情報

ANAの決算内容と今後について

最後にANAホールディングスの決算内容確認と今後について考えていきます。

決算内容の確認

2021年4月30日の決算にて2021年3月期の連結経常損益は4,513億円の赤字と発表。2022年3月期は50億円の黒字見通し、年間配当は無配継続予定としています。

今後について

業績不安が大きく株価が下落し安値圏で推移しています。2022年3月期は黒字見通しですが、まだまだ不透明感が強く、回復にかなり時間がかかるとも見られています。

仮に落ち着きを取り戻して景気が回復すれば業績は戻る可能性は高いです。しかし、2021年3月期は大きく赤字、2022年3月期も無配継続でまだまだ厳しい状況です。

また、東京オリンピックに備えて様々な投資を行っていましたが、現状では失敗と言わざるを得ないです。長期的に見れば安い株価となる可能性はありますが、問題はどれくらい長期として見るかという目線がポイントになります。それまで耐えられるかという問題もあります。

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