ANAホールディングス(全日本空輸)の株価分析!業績が厳しく配当は無配、株価も下落推移【9202】

日本の航空会社は「日本航空(JAL)」と「全日本空輸(ANA)」が2大巨頭です。今回は全日本空輸の持ち株会社であるANAホールディングス(9202)の株価と配当について、業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

ANA(全日本空輸)の株価POINT
  • 株価は大きく下落、配当を見送りかなり厳しい
  • 業績がどこまで悪化するのか見えにくい部分が大きい
  • 新型コロナウイルスの影響がなくても業績下方修正を行っており厳しい
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ANAの事業内容と株価指標・財務状況

はじめにANA(全日本空輸)の事業内容と株価指標・財務状況を確認していきます。

ANAホールディングス(9202)とは

ANAホールディングス株式会社(エーエヌエーホールディングス、英: ANA HOLDINGS INC.)は、航空輸送事業を主力とするANAグループの持株会社である。

子会社の全日本空輸株式会社は現在、国際線、国内線ともに国内最大規模を誇る。略称はANA(エー・エヌ・エーまたはアナ)だが、通称の全日空(ぜんにっくう)で呼ばれることも多い。

wikipediaより抜粋

ANAグループは全日本空輸株式会社、傘下にはLCCのピーチをはじめ多くの企業で構成されています。

参考:ANAグループ企業一覧|ANAグループ企業情報

株価指標と配当利回り

下記はANAホールディングスの2020年5月1日終値時点の株価指標と配当利回りです。

現在の株価:2,270円

予想年間配当:未定

年間配当利回り:—

予想PER:—、PBR:0.72倍

株価指標ですが、業績見通しが非開示のためPERは算出不可、PBRは割安です。配当も未定としていますが、かなり厳しくなるのが想定されます。

ANAの財務状況

時価総額:7,911億円

自己資本比率:41.4%

ANAの業績推移と株価チャート

次にANAの業績推移と株価チャートを確認していきます。ANAは国内最大の航空会社ですが、まだまだ収益拡大を狙っています。

売上高と経常利益の推移

下記はANAホールディングスの売上高と経常利益の推移です。

ANAホールディングスの経常利益推移

2015年3月期:671億円
2016年3月期:1,307億円
2017年3月期:1,403億円
2018年3月期:1,606億円
2019年3月期:1,566億円
2020年3月期:593億円

売上高は2兆円を超えて順調に推移していましたが、2020年3月期は売上・利益ともに厳しくなり、特に経常利益は当初1,600億円の見通しでしたが、2度下方修正を行い大きく減益となりました。

参考:業績ハイライト|ANAグループ企業情報

株価チャートの推移

下記はANAホールディングス5年分の週足株価チャートの推移です。

2018年までは上昇トレンドで推移していた株価ですが、業績悪化により下落が始まりました。現在は新型コロナウイルスの影響も加わり更に大きく下落しています。今後、業績に間違いなく影響が出るため株価が下落していますが、影響度合いによりさらに株価が下落する可能性も、ある程度株価が戻る可能性もあります。

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ANAの配当推移と株主優待

次にANAホールディングスの配当金推移と株主優待制度の内容と利回りについて確認していきます。

配当金の推移について

下記はANAホールディングスの配当金推移です。年1回、期末(3月)の一括配当を実施しています。

ANAの年間配当金推移

2015年3月期:40円
2016年3月期:50円
2017年3月期:60円
2018年3月期:60円
2019年3月期:75円
2020年3月期:0円
2021年3月期:未定

配当は増配して推移していましたが2020年3月期の配当は見送り無配になりました。

2021年3月期も未定としており、減配ではなく無配としたことや新型コロナウイルスの影響がまだまだ大きいのを考えると2021年3月期の配当もかなり厳しくなるのが想定されます。

参考:配当情報|ANAグループ企業情報

株主優待制度について

ANAホールディングスの株主優待は「国内線割引優待券」と「グループ優待券」です。3月末、9月末の年2回が権利日です。また、保有株式数により細かく設定されています。一部だけ抜粋します。

保有株式数優待内容
100株から
199株
国内線搭乗優待1枚
グループ提携ホテル優待1枚
200株から
299株
国内線搭乗優待2枚
グループ提携ホテル優待2枚

保有株式数に応じて段階的に優待券が増える仕組みです。

使い勝手や優待利回りはJALと似たような感じです。早割と併用できないため、割引率的には早割の方が良い場合があります。優待利回りには換算しにくいですがオークションなどでは2,000円程度で取引されているのを考えると1%程度と考えることが出来ます。

参考:株主優待のご案内|ANAグループ企業情報

ANAの決算内容と今後について

最後にANAホールディングスの決算内容確認と今後について考えていきます。

決算内容の確認

2020年4月28日の決算にて2020年3月期の連結経常利益は593億円と発表、2021年3月期の業績見通しは非開示とし、75円を計画していた期末配当を見送り2021年3月期の年間配当は未定としています。

今後について

2019年3月期のANAホールディングスの売上は約2兆円、JALの売上は約1兆5千万円です。しかし、経常利益は1,566億円と1,653億円と経常利益では負けています。広告宣伝費や人件費などが利益を圧迫している印象を受けます。

また、新型コロナウイルスの影響で大きく業績が悪化しましたが、影響が出る前にも業績下方修正を行っており株価チャートは下落推移し厳しい状況でした。まだまだ新型コロナウイルスの影響は続き、ある程度落ち着いたとしても景気の鈍化は避けられません。株価はかなり下落して安値圏であるのは間違いないです。落ち着きを取り戻し、東京オリンピックが無事開催され景気が回復すればかなり安い株価であるのは間違いないですが、業績悪化や無配としたことからも短期的にはまだまだ下落する可能性が考えられます。

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