ANA(全日本空輸)【9202】株主優待は国内線割引・配当復活予定

全日本空輸の持ち株会社であるANAホールディングス(9202)、株主優待制度は国内線割引、自社グループ共通優待券を実施しています。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。2024年3月期は配当が復活する予定です。

ANA(全日本空輸)のPOINT
  • 株主優待は国内線割引券、保有株式数で枚数増加
  • 配当は連続無配当から復配予定
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全日本空輸の株価情報と配当・優待

ANAホールディングスの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年2月22日終値時点)

株価:3,231円
予想PER:11.64倍
PBR:1.5倍
予想EPS:277.54円
時価総額:1兆5,648億円

最新の株価参考:ANAホールディングス(株)【9202】:Yahoo!ファイナンス

配当金の情報

2024年3月期の予定年間配当:30円
予想年間配当利回り:0.93%

配当金の推移について

下記はANAホールディングスの配当金推移です。期末(3月)の一括配当を実施しています。

配当は2020年3月期に無配転落し、配当無しが続いていましたが、2024年3月期は復配予定としています。

参考:配当情報|ANAグループ企業情報

株主優待について

株主優待制度は「国内線割引優待券」と「グループ優待券」を実施、優待権利月は3月と9月の年2回です。保有株式数により細かく設定されており、下記は一部を抜粋です。

保有株式数優待内容
100株から199株国内線搭乗優待1枚
グループ提携ホテル優待
200株から299株国内線搭乗優待2枚
グループ提携ホテル優待

保有株式数に応じて段階的に優待券が増える仕組みです。

参考:株主優待のご案内|ANAグループ企業情報

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全日本空輸の業績推移と株価推移

ANAホールディングスの業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記はANAホールディングスの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2021年3月期の経常損益は4,513億円の赤字、2022年3月期も連続赤字となりました。

取り巻く環境が急激に変化したことでかなり厳しい状況となりましたが、2023年3月期は黒字回復。2024年3月期は営業・経常増益見通しとしています。

参考:業績ハイライト|ANAグループ企業情報

株価のチャート

下記はANAホールディングス5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年2-3月に警戒感から大きく下落。その後も業績回復に時間がかかると想定されたのもあり、厳しめの推移をしていました。

2022年中旬以降は警戒感が和らいだことで上昇推移しています。

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全日本空輸の事業内容と財務状況

ANAホールディングスの事業内容と財務状況を確認していきます。

ANAホールディングス(9202)の概要

ANAホールディングス株式会社(エーエヌエーホールディングス、英: ANA HOLDINGS INC.)は、全日本空輸(ANA)を中心とする企業グループ、ANAグループの持株会社である。

全日本空輸株式会社は、2022年度の国際線、国内線旅客数は第1位。略称はANA(エー・エヌ・エーまたはアナ)だが、通称の全日空(ぜんにっくう)で呼ばれることも多い。

ANAホールディングス – Wikipediaより抜粋

ANAグループは全日本空輸(ANA)を中心としたグループです。

傘下にはエアージャパン、Peach Aviationなどがあり、多くの企業で構成されています。

3カ月決算の実績

下記はANAホールディングスの連結経常利益の推移と前期との比較です。

2024年3月期の連結経常利益は1,900億円見込みとしています。

キャッシュフロー

下記はANAのキャッシュ・フローの推移です。

2021年3月期、2022年3月期の営業CFはマイナスです。

ANAの配当・優待について

業績悪化で無配当となりましたが、2024年3月期は復配予定。利回りは低いですが、今後の業績回復次第では増配期待があります。もちろん、業績が厳しくなれば配当が厳しくなるのも想定されます。

株主優待制度は「国内線を優待割引運賃で利用できる券」です。お得度の判断は人により分かれそうです。

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