ANAホールディングス(全日本空輸)の株価分析!業績・株価推移はかなり厳しい【9202】

日本の航空会社は「日本航空(JAL)」と「全日本空輸(ANA)」の2大巨頭です。今回は全日本空輸の持ち株会社であるANAホールディングス(9202)の株価について、業績推移・株価チャートを分析してみました。

ANA(全日本空輸)の株価POINT
  • 株価指標はやや割安、配当利回りも上昇
  • 業績がどこまで悪化するか見えにくく配当がどうなるか不明
  • 業績下方修正を行っており、先の不安がある
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ANAの事業内容と株価指標・財務状況

はじめにANA(全日本空輸)の事業内容と株価指標・財務状況を確認していきます。

ANAホールディングス(9202)とは

ANAホールディングス株式会社(エーエヌエーホールディングス、英: ANA HOLDINGS INC.)は、航空輸送事業を主力とするANAグループの持株会社である。

子会社の全日本空輸株式会社は現在、国際線、国内線ともに国内最大規模を誇る。略称はANA(エー・エヌ・エーまたはアナ)だが、通称の全日空(ぜんにっくう)で呼ばれることも多い。

wikipediaより抜粋

ANAグループは全日本空輸株式会社、傘下にはLCCのピーチをはじめ多くの企業で構成されています。

参考:ANAグループ企業一覧|ANAグループ企業情報

株価指標と配当利回り

現在の株価:2,931円

予想年間配当:75円

年間配当利回り:約2.56%

予想PER:10.4倍、PBR:0.84倍

※株価は2020年3月26日終値

株価は割安です。年間の配当利回りは株価が下落したことで若干上昇しています。

ANAの財務状況

時価総額:1兆214億円

自己資本比率:42.3%

ROE:8.5%、ROA:5.0%(2020年3月期予定)

自己資本比率が40%近くでROE、ROA共に下落しているのは気になる点です。

ANAの業績推移と株価チャート

次にANAの業績推移と株価チャートを確認していきます。ANAは国内最大の航空会社ですが、まだまだ収益拡大を狙っています。

売上高と経常利益の推移

経常利益の推移

2015年3月期:671億円
2016年3月期:1,307億円
2017年3月期:1,403億円
2018年3月期:1,606億円
2019年3月期:1,566億円
2020年3月期:1,370億円(予)

売上高は2兆円を超えて順調に推移し、この先は2兆5千億円規模を目標としています。2020年3月期の経常利益は当初1,600億円の見通しでしたが、下方修正を行い2年連続で減益見通しとやや苦戦しています。

参考:業績ハイライト|ANAグループ企業情報

株価チャートの推移

下記はANA5年分の週足株価チャートの動きです。

2018年までは上昇トレンドで推移していた株価ですが、業績悪化により下落が始まりました。現在は新型コロナウイルスの影響も加わり大きく下落しています。今後、業績に間違いなく影響が出るため株価が下落していますが、影響度合いによりさらに株価が下落する可能性も、ある程度株価が戻る可能性もあります。

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ANAの配当推移と株主優待

次にANAの配当金推移と株主優待制度の内容と利回りについて確認していきます。

配当金の推移について

下記はANAホールディングスの配当金推移です。年1回、期末(3月)の一括配当を実施しています。

配当金の推移

2015年3月期:40円
2016年3月期:50円
2017年3月期:60円
2018年3月期:60円
2019年3月期:75円
2020年3月期:75円(予)

配当は増配傾向です。

2019年3月期の配当性向は22.6%、2020年3月期の予想配当性向は約27%ですが業績にどこまで影響するか不明なため、配当金もどうなるか見えにくい部分はあります。もちろん、無理をして配当を維持する可能性はあります。

参考:配当情報|ANAグループ企業情報

株主優待制度について

ANAホールディングスの株主優待は「国内線割引優待券」と「グループ優待券」です。3月末、9月末の年2回が権利日です。また、保有株式数により細かく設定されています。一部だけ抜粋します。

保有株式数優待内容
100株から
199株
国内線搭乗優待1枚
グループ提携ホテル優待1枚
200株から
299株
国内線搭乗優待2枚
グループ提携ホテル優待2枚

保有株式数に応じて段階的に優待券が増える仕組みです。

使い勝手や優待利回りはJALと似たような感じです。早割と併用できないため、割引率的には早割の方が良い場合があります。優待利回りには換算しにくいです。

参考:株主優待のご案内|ANAグループ企業情報

ANAの決算内容と今後

最後にANAの決算の内容確認と今後について考えていきます。

決算内容の確認

2020年1月30日の決算にて2020年3月期第3四半期累計の連結経常利益は1,225億円と発表、通期計画の1,370億円に対する進捗率は89.4%となりました。

前年同期比で20.5%減と厳しい推移です。現在の状況を考えると2020年3月期はかなり厳しいのが想定されます。

今後について

2019年3月期のANAホールディングスの売上は約2兆円、JALの売上は約1兆5千万円です。しかし、経常利益は1,566億円と1,653億円と経常利益では負けています。国際線に力を入れているANAですが、今後も売上は伸びる見通しで株価にも割安感があります。

しかし、広告宣伝費や人件費などが利益を圧迫している印象を受けます。また、国内線もですが国際線の方が新型コロナウイルスの影響が大きいと考えられます。

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