キリンHD(KIRIN)【2503】株主優待は自社商品・安定配当推移で高めの利回り

ビール類シェアが国内2位、発泡酒で首位のキリンホールディングス(2503)、株主優待制度は自社商品から選択できます。株主優待に加え、業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。

キリンホールディングスのPOINT
  • 配当・優待の合計利回りは約3.9%
  • 配当は安定推移で、高めの利回り
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キリンの株価情報と配当・優待

キリンホールディングスの株価情報と配当推移・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年3月15日終値時点)

株価:2,084円
予想PER:12.88倍
PBR:1.49倍
予想EPS:161.75円
時価総額:1兆9,048億円

最新の株価参考:キリンホールディングス(株)【2503】:Yahoo!ファイナンス

配当金の情報

2024年12月期の予定年間配当:71円
予想年間配当利回り:3.41%

配当金の推移について

下記はキリンホールディングスの配当金推移です。配当権利日は6月(中間配当)と12月(期末配当)です。

配当は増配傾向で推移、2024年12月期は据え置き予定としています。

配当性向は2023年12月期が51%、2024年12月期の予想が約44%です。

配当方針の確認

配当方針は「2019年度より連結配当性向を30%以上から40%以上に引き上げる」としています。

若干高めの配当性向方針で株主還元に積極的とも言えそうです。

参考:配当金・自己株式取得|キリンホールディングス

株主優待について

株主優待制度は「自社グループ会社商品など」を実施、優待権利月は12月です。

保有株式数優待内容
100株以上 1,000株未満自社グループ商品 (1,000円相当)
1,000株以上自社グループ商品 (3,000円相当)

「ビール」、「清涼飲料」など複数の商品から選択することが出来ます。

優待利回り

100株保有で1,000円相当とした場合、優待利回りは約0.5%です。

参考:株主様ご優待|キリンホールディングス

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キリンの業績推移と株価推移

キリンホールディングスの業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記はキリンホールディングスの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2019年12月期の利益は消費税増税、協和発酵バイオ工場が行政処分を受けた影響などで大きく減益に。その後も厳しい業績推移でしたが、2022年12月期は大きく回復。

2023年12月期は増益となり、2024年12月期も増益見通しとしています。

参考:連結損益計算書|キリンホールディングス

株価のチャート

下記はキリンホールディングス5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年11月にオーストラリアの子会社を売却する方針が固まり、海外の低収益事業の整理完了による期待値から上昇も、その後下落。

2022年5月を底値に上昇、短期でみるとレンジで推移しています。

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キリンの事業内容と財務状況

キリンホールディングスの事業内容と財務状況を確認していきます。

キリンホールディングス(2503)の概要

キリンホールディングス株式会社(英: Kirin Holdings Company, Limited)は、ビールメーカーのキリンビール、清涼飲料水メーカーのキリンビバレッジなどを傘下に持つ、キリングループの持株会社(ホールディングカンパニー)である。

三菱グループの一員であり、三菱金曜会及び三菱広報委員会の会員企業である。

キリンホールディングス – Wikipediaより抜粋

主要事業セグメントは「国内ビール・スピリッツ事業」、「国内飲料事業」です。

近年は「医薬事業」が成長しています。

キャッシュフロー

下記はキリンホールディングスのキャッシュ・フロー推移です。

営業CFは比較的安定した推移です。2023年12月期は投資CFが増えています。

キリンの配当・優待について

配当は安定推移で高い利回りですが、配当性向も高めなのは気になるポイントです。

株主優待の自社商品は複数から選択できますが、利回りは高くないです。

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