農業機械メーカーとして国内トップ、世界的にも有名なクボタ(6326)、配当は連続増配で推移しています。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。
株価情報と株主優待
株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2024年6月28日終値時点)
株価:2,250円
予想PER:11.7倍
PBR:1.14倍
予想EPS:192.34円
時価総額:2兆6,475億円
最新の株価参考:(株)クボタ【6326】:Yahoo!ファイナンス
株主優待について
クボタは創業130年の記念優待として2020年6月末時点で100株以上保有者を対象に「3,000円相当のお米とパスタ」を実施しました。
記念優待の限定実施のため「今後については検討していく方針」としていますが、株主還元の強化として「総還元性向の向上を目指す」としています
配当金の情報
2024年12月期の予定年間配当:未定
予想年間配当利回り:—
配当金の推移について
下記は配当金の推移です。配当権利日は6月(中間配当)と12月(期末配当)です。
配当は増配傾向で推移、2024年12月期は未定としています。
配当性向は2022年12月期が33.6%、2023年12月期が23.8%です。
配当方針の確認
中期経営計画2025にて「株主還元強化として総還元性向を40%以上目標、50%を目指す」としています。
2024年12月期の年間配当が仮に50円に増配した場合、利回りは約2.2%です。
参考:株主還元|株式会社クボタ
業績推移と株価推移
業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。
2021年12月期は過去最高売上・利益を更新しましたが2022年12月期は減益に。
2023年12月期は再び過去最高益を更新、2024年12月期は減益見通しとしています。
株価のチャート
下記は5年分の週足株価チャートです。
株価は2020年中旬から大きく上昇、2021年5月以降は業績が期待以上とならず警戒感などから下落推移。
2023年以降は下落が落ち着いて上昇レンジで推移しています。
事業内容と財務状況
事業内容と財務状況を確認していきます。
クボタ(6326)の概要
株式会社クボタ(英: Kubota Corporation)は、産業機械(農業機械、建設機械等)、建築材料、鉄管、産業用ディーゼルエンジンのメーカーである。
農機メーカーとしては国内首位、世界でも3位である。
クボタ – Wikipediaより抜粋
主な事業は「農業機械及び農業関連商品」、「エンジン」、「建設機械」などの機械部門と水環境部門です。
海外の売上比率は年々上昇し2004年は約3割でしたが、2020年12月期は約7割です。
3か月決算の実績
下記は3か月決算の連結営業利益の推移と前期との比較です。
2024年12月期の連結営業利益は3,200億円見通しとしています。
キャッシュフロー
下記はキャッシュ・フロー推移です。
2022年12月期、2023年12月期の営業CFはマイナスです。
配当について
高めの還元性向を目安にしており、これまでの配当を見ても安定感があります。しかし、大きく増配しないと高い利回りとなる可能性は低いです。