電線大手の住友電気工業(5802)、配当は連続減配当から回復し増配。株価指標と業績推移、株価チャートと配当金推移を確認してみました。
住友電工の株価情報と配当・優待
住友電気工業の株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2024年4月23日終値時点)
株価:2,389円
予想PER:15.53倍
PBR:0.92倍
予想EPS:153.87円
時価総額:1兆8,967億円
最新の株価参考:住友電気工業(株)【5802】:Yahoo!ファイナンス
配当金の情報
2024年3月期の予定年間配当:62円
予想年間配当利回り:2.60%
配当金の推移について
下記は住友電気工業の配当金推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。
2020年3月期、2021年3月期と連続減配も2022年3月期は大きく増配、2024年3月期は増配予定としています。
配当性向は2023年3月期が34.6%、2024年3月期の予想が約40%です。
配当方針の確認
配当方針は「安定的な配当の維持を基本に、連結業績、配当性向、内部留保の水準等総合的に判断」としています。
参考:配当情報|住友電工
株主優待について
株主優待制度は実施していないです。
住友電工の業績推移と株価推移
住友電気工業の業績推移と株価推移を確認していきます。
売上高と利益の推移
下記は住友電気工業の売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。
連続減益で推移していましたが、2022年3月期、2023年3月期は回復。
2024年3月期は増益見通しとしています。
参考:財務ハイライト|住友電工
株価のチャート
下記は住友電気工業5年分の週足株価チャートです。
株価は厳しめの推移でしたが、2020年10月から上昇。2021年6月以降は下落する場面もありながら、比較的レンジで推移。
2022年3月以降は一時的に下落する場面もありますが上昇推移、2024年以降は大きく上昇しています。
住友電工の事業内容と財務状況
住友電気工業の事業内容と財務状況を確認していきます。
住友電気工業(5802)の概要
住友電気工業株式会社(すみともでんきこうぎょう、英文社名:Sumitomo Electric Industries, Ltd)は日本最大手の非鉄金属メーカーである。
世界トップシェアの製品を多数持ち、世界五大陸40カ国以上に約400社、28万人を超える社員を擁する。通称は“住友電工”。
製造業としては海外展開の最も進んだ企業の一つ。住友グループの中核企業であり、住友商事、NECとともに住友新御三家の一角である。
住友電気工業 – Wikipediaより抜粋
事業は「自動車」、「情報通信」、「エレクトロニクス」、「環境エネルギー」、「産業素材」の5分野を展開しています。
主力はワイヤーハーネスを中心とした自動車関連です。
3カ月決算の実績
下記は住友電気工業の連結経常利益の推移と前期との比較です。
2024年3月期の連結経常利益は1,980億円見通しとしています。
キャッシュフロー
下記は住友電気工業のキャッシュ・フロー推移です。
2022年3月期の営業CFは大きく減りましたが、2023年3月期は大きく増えています。
住友電工の配当について
配当は業績連動感があり連続減配から回復、利回りは平均より高めです。株価が大きく上昇したことで割安感は無いです。