ティアが優待廃止で配当重視に変更!株価はどうなる?【2485】

名古屋地盤に葬祭会館をドミナント展開するティア(2485)ですが、2019年9月末をもって株主優待制度を廃止すると発表しました。

利益還元を「配当重視」としたことで今後の株価はどうなるのか。廃止となった優待と配当、業績推移・株価チャートから考えてみました。

  • 廃止となった優待と配当
  • 株価指標と事業内容
  • 業績推移と株価チャート
  • 最近の業績と今後の見込みについて

株主優待と配当について

はじめに廃止した株主優待と配当について見ていきます。

株主優待の廃止

ティアの株主優待は「お米」で、毎年9月末が権利月でした。保有株式数に応じてもらえるお米の量が異なり、2019年9月末で廃止となりました。

保有株式数優待内容
100 株以上お米 3kg
1,000株以上お米 5kg
3,000株以上お米 10kg

利回りに換算しにくいですが、3kgを2,500円相当と考えると約4%で割と人気の優待でした。株主優待廃止の理由ですが「公平な利益還元のあり方という観点から、配当により積極的に利益還元」とのことです。

参考:株主優待制度廃止に関するお知らせ|株式会社ティア

配当について

下記はティアの配当推移です。

2015年9月期2016年9月期2017年9月期2018年9月期2019年9月期2020年9月期(予)
6円6円8円10円11円20円

2020年9月期は優待から配当重視に切り替えたことで大幅増配となっています。

配当性向はこれまで20%~30%程度で推移していましたが、2020年9月期は約55%となる見込みです。

参考:配当情報|株式会社ティア公式サイト

株価指標と事業内容について

次にティアの株価指標と事業内容を見ていきます。

株価指標について

現在の株価:609円

予定年間配当:20円

年間配当利回り:約3.3%

PER:16.7倍、PBR:1.53倍

PER、PBRともにこれといって割安でも割高でもないです。配当は大幅増配により利回りが良くなっています。

※株価は2019年11月8日終値

ティア(2485)とは

株式会社ティア(英: Tear Corporation)は、葬儀会館ティアを展開および葬儀施行を行う葬祭業の企業である。

wikipediaより抜粋

2019年9月末現在で直営・フランチャイズ合計で116店を展開しています。中長期目標では200店舗体制を目指しています。

参考:中長期経営計画|株式会社ティア公式サイト

業績推移と株価チャート

次にティアの業績推移と株価チャートをみていきます。

売上高と経常利益の推移

売上は毎年増収で好調ですが、利益は2019年9月期に減益となりました。2020年9月期は増益予想ですが、若干苦戦している印象です。

株価チャートについて

下記はティアの直近約3年分の週足株価チャートです。

株価はやや低迷しています。割高にあった株価、利益の伸び悩み見込みや2018年11月の新株発行の影響が考えられます。

優待の影響で株価がさらに下落するようだと割安感も出てきて買いやすくなりますが、上値はやや重そうな感じです。

最近の業績と今後の見通しを確認

最後に最近の業績と今後について見ていきます。

最近の業績について

2019年11月8日の決算にて2019年9月期の連結経常利益は11.5億円、2020年9月期の同利益は12.1億円の見通しと発表しました。15期連続増収見込みです。あわせて、株主優待の廃止と配当を前期比9円増の20円に大幅増配する方針としました。

ここ数年の業績は期初の見込みから大きくブレることがなく推移しているのはプラスポイントです。

今後の見通しについて

比較的人気だった優待を廃止したことで短期的には若干株価が下落するのが想定されますが、個人的には配当による還元重視の考えはありだと思っています。この先の業績も安定するようだと比較的高利回り銘柄になるのでその点は良いと考えています。

事業で行っている葬儀に関する需要は増加すると考えられますが、その反面、家族葬をはじめとした儀式の簡素化・葬儀の小規模化がこれからさらに進行すると考えられます。

今後は単価下落を件数で補う展開が想定されます。ティアはこの先、家族葬専用の葬儀会館を軸に積極展開するとしています。新たなニーズに答え、どこまで利益を伸ばすことができるかがカギとなりそうです。

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