吉野家HDの株価分析!業績悪化で中間配当見送りも株主優待は高い利回り【9861】

株主優待人気ランキングで上位にくることが多い吉野家ホールディングス(9861)。店舗で利用できる株主優待は昔から人気で優待投資家の多くが保有しています。そんな吉野家ホールディングスですが、業績悪化から中期的に株価が下落しています。果たして今後の株価と配当はどうなるのか、業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

吉野家ホールディングスの株価POINT
  • 株価は人気株主優待の効果もあり割高感がある
  • 配当性向は危険水準で推移、無配となる可能性も
  • 短期的な不安はかなり強い
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吉野家HDの事業内容と株価指標

はじめに吉野家ホールディングスの事業内容と株価指標を確認していきます。

株価指標と配当利回り

株価:2,088円
予定年間配当:未定
年間配当利回り:—
予想PER:—
PBR:3.25倍

2021年1月19日終値時点のデータ

2021年2月期の業績は赤字見通しなのでPERは算出不可、年間配当は未定ですが、中間配当は無配です。

吉野家ホールディングス(9861)とは

株式会社吉野家ホールディングスは、吉野家グループの持株会社。外食産業の競争激化に伴い、従来の牛丼中心から多角的に外食事業を行なうために、持株会社化したものである。

吉野家 – Wikipediaより抜粋

吉野家ホールディングスは46社のグループ会社です。牛丼事業はグループの中心事業ですが、あくまでもグループの一事業という位置です。

参考:ひとめでわかる吉野家ホールディングス|株式会社吉野家ホールディングス

吉野家HDの株主優待と配当推移を確認

次に吉野家ホールディングスの株主優待制度を確認していきます。吉野家の株を保有している、もしくは保有したいと考えている個人投資家は株主優待目的の人も多いです。

吉野家の株主優待内容

吉野家の株主優待は「自社店舗で使える優待券」です。権利日は2月末と8月末の年2回。保有株式数により金額が異なります。

保有株式数優待内容
100株以上サービス券 10枚(3,000円分)
1,000株以上 サービス券 20枚(6,000円分)
2,000株以上 サービス券 40枚(12,000円分)

利用できる店舗は日本国内の株式会社吉野家、株式会社はなまる、株式会社京樽です。(ただし吉野家の競馬場内・競艇場内・臨時店舗等と、京樽・はなまるの一部店舗では利用できない店舗もあります)

参考:株主優待情報|株式会社吉野家ホールディングス

優待利回りについて

吉野家の株主優待は100株保有で年間6,000円分、優待利回りは約2.9%です。高めの利回りで比較的安め株価なので保有しやすいです。

配当金の推移

吉野家ホールディングスの年間配当金推移

2016年2月期:20円
2017年2月期:20円
2018年2月期:20円
2019年2月期:20円
2020年2月期:20円
2021年2月期:未定

吉野家の配当は10年以上年間20円で推移していましたが、2021年2月期の中間配当は見送り、年間配当を未定としています。

2019年2月期は最終利益が赤字、2020年2月期も配当性向が約180%とかなり高く、2021年2月期も大きく赤字見通しのため、年間配当は無配となる可能性もあります。

参考:配当実績推移|株式会社吉野家ホールディングス

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吉野家HDの業績推移と株価チャート

次に吉野家ホールディングスの業績推移と株価チャートの推移を確認していきます。

売上高・経常利益の推移

下記は吉野家ホールディングスの売上高と経常利益の推移です。

売上は伸ばしていますが、利益はばらつきがあります。2020年2月期は回復しましたが、2021年2月期は外食産業全体が厳しく、売上・利益ともにかなり悪化する見通しです。

株価チャートの推移

下記は吉野家ホールディングス5年分の週足株価チャートです。

2020年1月に一時3,000円まで大きく上昇していました。しかし、その後の決算発表にて期待値より良くないことで株価が下落、業績不安・自粛要請・中間配当見送りなどにより株価は下落。

現在は上昇する気配も見せていますが、過去の業績・株価を考えると安い株価とは言いにくいです。

吉野家ホールディングスの決算内容と今後について

最後に吉野家ホールディングスの決算内容の確認と今後について考えてみました。

決算内容を確認

2021年1月13日の決算にて2021年2月期3Q累計(3-11月)の連結経常損益は38.9億円の赤字と発表。厳しい数値ですが、3Q単体で黒字化しています。通期計画は78億円の赤字予想ですが想定より悪化しない可能性は高いです。

今後について

吉野家の株は何年も前から最低単元(100株)を保有し、株主優待をもらっている優待投資家が沢山います。WEBや雑誌などで紹介されることも多いです。

優待が株価に影響を与えているため、よほどのことがない限り優待改悪はなさそうです。しかし、10年以上維持していた中間配当を見送り、厳しい状況です。

吉野家に限らず外食業界全体が厳しく、どの銘柄でも改悪・廃止する可能性が当然あります

長期的な視点で見ると、国内では原材料費・人件費などのコストの問題があります。株を選ぶときの基本ですが、優待はあくまでもオマケでその会社の本質(この先はどこで利益を上げるのか)を知ることが大事です。

現状が落ち着き、実施される政策次第では外食産業全体の急回復も望めますが、まだまだ不透明感が強い状況です。

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