吉野家の株価は株主優待のおかげで高い?業績推移・株価チャートを分析【9861】

株主優待人気ランキングで上位にくることが多い吉野家ホールディングス(9861)。店舗で利用できる株主優待は昔から人気で優待投資家ならほぼ保有しています。そんな吉野家ホールディングス(9861)の株価は今後どうなるのかを株価指標・業績推移・株価チャートを分析してみました。また、人気の株主優待の内容も確認していきます。

吉野家ホールディングスの株価POINT
  • 株価は人気株主優待の効果もあり、かなり割高
  • 配当性向は危険水準で推移
  • 業績復活は明るい材料だが、先行き不安は残っている
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吉野家ホールディングスの人気株主優待制度を確認

まずは吉野家ホールディングスの株主優待制度を確認していきます。吉野家の株を保有している、もしくは保有したいと考えている個人投資家で株主優待が目的の人は多いと言われています。

吉野家の株主優待内容

吉野家の株主優待は「自社店舗で使える優待券」です。権利日は2月末と8月末の年2回です。保有株式数により金額が異なります。

保有株式数優待内容
100株以上 300円サービス券 10枚
(3,000円分)
1,000株以上 300円サービス券 20枚
(6,000円分)
2,000株以上 300円サービス券 40枚
(12,000円分)

利用できる店舗は日本国内の株式会社吉野家、株式会社はなまる、株式会社アークミール、株式会社京樽です。(ただし吉野家の競馬場内・競艇場内・臨時店舗等と、京樽・はなまるの一部店舗では利用できない店舗もあります)

参考:株主優待情報|株式会社吉野家ホールディングス

優待利回りについて

吉野家の株主優待は、100株保有で年間6,000円分です。

株価2,163円で計算すると年間優待利回りは約2.8%です。2017年~2019年前半は2,000円以下で購入できるタイミング何度もあり、その特の優待利回りは3%を超えます。

吉野家ホールディングスの事業内容と株価指標

次に吉野家ホールディングスの事業内容と株価指標を確認していきます。

吉野家ホールディングスとは

株式会社吉野家ホールディングスは、吉野家グループの持株会社。外食産業の競争激化に伴い、従来の牛丼中心から多角的に外食事業を行なうために、持株会社化したものである。

wikipediaより抜粋

吉野家ホールディングスは、主要4社を中心とした43社のグループ会社です。牛丼事業はグループの中心事業ですが、あくまでもグループの一事業という位置です。

2019年2月期の売上高の比率は下記です。半分が「吉野家」です。

  • 吉野家 50.7%
  • はなまる 14.2%
  • 京樽 13.4%
  • アークミール 9.9%
  • 海外 10.3%
  • その他 1.5%

参考:ひとめでわかる吉野家ホールディングス|株式会社吉野家ホールディングス

株価指標と配当利回り

下記は2020年4月17日終値時点の吉野家ホールディングスの株価指標と配当利回りです。

現在の株価:2,163円

予定年間配当:20円

年間配当利回り:約0.9%

予想PER:—、PBR:2.92倍

2021年2月期の業績を非開示としているためPERは算出不可、PBRは割高です。配当利回りは低いです。外食人気優待銘柄は割高になりやすいですが、中でも割高具合が目立ちます。

配当金の推移

下記は吉野家ホールディングスの配当金の推移です。年2回、中間配当(8月)と期末配当(2月)を実施しています。

吉野家ホールディングスの年間配当金推移

2016年2月期:20円
2017年2月期:20円
2018年2月期:20円
2019年2月期:20円
2020年2月期:20円
2021年2月期:20円(予)

吉野家の配当は10年以上年間20円で推移しています。2019年2月期は最終利益が赤字、2020年2月期も配当性向が約180%とかなり高いため、今後、配当を維持できるか見えない部分はあります。

参考:配当実績推移|株式会社吉野家ホールディングス

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吉野家ホールディングスの業績推移と株価チャート

次に吉野家ホールディングスの業績推移と株価チャートの推移を確認していきます。

売上高・経常利益の推移

下記は吉野家ホールディングスの売上高と経常利益の推移です。

売上は順調に伸ばしていますが、利益にはかなりばらつきがあります。2020年2月期は利益がかなり回復しました。

株価チャートの推移

下記は吉野家ホールディングス5年分の週足株価チャートです。

株価は上昇トレンドで推移し一時は3,000円まで上昇していました。しかし、決算発表にて想定よりも明るくないことが判明したこと、期待値がかなり含まれていた株価になっていたため調整的に下落していたところに新型コロナウイルスの影響が出ている状態です。

吉野家ホールディングスの決算内容と今後について

最後に吉野家ホールディングスの決算内容の確認と今後について考えてみました。

決算内容を確認

2020年4月14日の決算にて2020年2月期の連結経常利益は33.6億円と発表、2021年2月期の業績見通しは非開示、配当は据え置きの20円予定としています。

今後について

吉野家の株ですが、何年も前から最低単元を保有し株主優待をもらっている優待投資家が沢山います。WEBや雑誌などで紹介されることも多いです。年間6,000円分あるため、一人なら毎月牛丼を食べることができます。

株価に影響を与えている優待だと思いますし、よほどのことがない限り優待改悪はなさそうです。しかし、継続保有の条件追加もしくは継続保有で優待アップはここ数年の流れで、どの銘柄にも適用される可能性があると個人的には考えています。

また、吉野家に限らず外食産業はこの先、国内では原材料費・人件費と消費税増税の影響を受けます。株を選ぶときの基本ですが、優待はあくまでもオマケでその会社の本質(この先はどこで利益を上げるのか)を知ることが大事です。

現在の株価はやや下落したものの多くの外食産業は新型コロナウイルスの影響が大きいと想定されます。今後の決算や業績予想開示にてどこまでその影響があるかしっかり見極める必要がありそうです。

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