吉野家HDの株価分析!業績悪化で配当見送り・株主優待は高い利回り【9861】

株主優待人気ランキングで上位にくることが多い吉野家ホールディングス(9861)。店舗で利用できる株主優待は昔から人気で、優待狙いの多くの人が保有しています。果たして今後の株価と配当はどうなるのか、業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

吉野家ホールディングスの株価POINT
  • 株価は人気株主優待の効果もあり割高感が強め
  • 業績悪化で配当は無配転落
  • 最悪期は抜けたが短期的な不安はまだある
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吉野家HDの株価指標と事業内容

はじめに吉野家ホールディングスの株価指標と事業内容を確認していきます。

株価指標と配当利回り

株価:2,142円
予定年間配当:未定
年間配当利回り:—
予想PER:69.3倍
PBR:3.34倍

2021年7月12日終値時点のデータです。
最新の株価はコチラ⇒(株)吉野家ホールディングス【9861】:Yahoo!ファイナンス

株価指標はかなり割高です。配当は未定ですが、2021年2月期は無配でした。

吉野家ホールディングス(9861)とは

株式会社吉野家ホールディングスは、吉野家グループの持株会社。外食産業の競争激化に伴い、従来の牛丼中心から多角的に外食事業を行なうために、持株会社化したものである。

多角化経営戦略を強く打ち出しM&Aと海外展開を積極的に進めている。しかし、牛丼以外の中核事業と位置付けている子会社が低迷している。2021年4月には傘下の京樽の全株式をFOOD&LIFE COMPANIES(スシローグローバルホールディングス)に売却。

吉野家 – Wikipediaより抜粋

吉野家ホールディングスは牛丼事業が中心事業ですが、あくまでもグループの一事業という位置です。国内外44社のグループ企業です。

吉野家HDの業績推移と株価チャート

次に吉野家ホールディングスの業績推移と株価チャートの推移を確認していきます。

売上高・経常利益の推移

下記は吉野家ホールディングスの売上高と経常利益の推移です。

利益はばらつきが大きいです。2020年2月期は回復しましたが、2021年2月期は外食産業全体が厳しく、売上・利益ともに大きく悪化。2022年2月期は利益が大きく回復する予定です。

株価チャートの推移

下記は吉野家ホールディングス5年分の週足株価チャートです。

2020年1月に株価3,000円まで大きく上昇。しかし、その後は自粛要請などによる業績不安・中間配当見送りなどもあり、株価は下落。短期的には下落から抜けて上昇する気配も出ています。

株価のメドについて

上昇した場合のメドは2,500円、下落した場合のメドは1,800円辺りと見ることが出来そうです。

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吉野家HDの株主優待と配当推移を確認

次に吉野家ホールディングスの株主優待制度を確認していきます。吉野家の株を保有している、もしくは保有したいと考えている個人投資家は株主優待目的の人も多いです。

吉野家の株主優待内容

吉野家の株主優待は「自社店舗で使える優待券」です。権利日は2月末と8月末の年2回。保有株式数により金額が異なります。

保有株式数優待内容
100株以上サービス券 10枚(3,000円分)
1,000株以上 サービス券 20枚(6,000円分)
2,000株以上 サービス券 40枚(12,000円分)

利用できる店舗は日本国内の株式会社吉野家、株式会社はなまるです。(ただし吉野家の競馬場内・競艇場内・臨時店舗等と、はなまるの一部店舗では利用できない店舗もあります)

参考:株主優待情報|株式会社吉野家ホールディングス

優待利回り

吉野家の株主優待は100株保有で年間6,000円分、優待利回りは約2.8%です。高い利回りで比較的安めの株価なので保有がしやすいです。

配当金の推移

下記は吉野家ホールディングスの配当金の推移です。

吉野家ホールディングスの年間配当金推移

2017年2月期:20円
2018年2月期:20円
2019年2月期:20円
2020年2月期:20円
2021年2月期:0円
2022年2月期:未定

吉野家の配当は10年以上年間20円で推移していましたが、2021年2月期の年間配当は無配になりました。

2019年2月期は最終損益が赤字、2020年2月期は配当性向が約180%、2021年2月期も大きく赤字となり無配転落。2022年2月期は未定ですが、「配当の早期回復を目指す」としているため、復配する可能性は高そうです。

参考:配当実績推移|株式会社吉野家ホールディングス

吉野家ホールディングスの決算内容と今後について

最後に吉野家ホールディングスの決算内容の確認と今後について考えてみました。

決算内容を確認

2021年7月9日の決算にて、2022年2月期1Q(3-5月)の連結経常利益は25.2億円と発表。通期計画の52億円に対する進捗率は48.5%となりました。

今後について

2021年2月期は休業・時短営業の影響もあり厳しい業績でしたが、回復しつつあります。まだ不透明感はありますが、最悪期は抜けたと考えることもできます。今後は、実施される政策次第で外食産業全体の急回復も望めます

人気の株主優待

吉野家の株主優待はWEBや雑誌などで紹介されることも多く、何年も最低単元(100株)を保有し、株主優待をいただいている優待投資家が沢山います。

優待改変はあるのか?

優待が株価に影響を与えていると考えられるため、よほどのことがない限り優待改悪はなさそうです。しかし、10年以上維持していた配当を見送り、厳しい状況です。現状では優待を変更する予定は無しとしていますが、吉野家に限らず外食業界全体が厳しく、どの銘柄でも改悪・廃止する可能性が当然あります

また、株を選ぶときの基本ですが、優待はあくまでもオマケでその会社の本質(この先はどこで利益を上げるのか)を知ることが大事です。

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