ヤマハ発動機の株価が上昇推移・高めの配当利回り【7272】

二輪やマリン事業で世界大手のヤマハ発動機(7272)。

今後の株価と配当はどうなるのか、株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認してみました。また、株主優待制度も確認していきます。

ヤマハ発動機の株価POINT
  • 業績好調で株価が上昇推移
  • 比較的人気の株主優待だが、利回りは低め
  • 業績急回復も、不透明感あり
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ヤマハ発動機の株価情報と業績推移

ヤマハ発動機の株価情報と業績推移・株価チャートを確認していきます。

株価の指標

株価:3,990円
予想PER:8.43倍
PBR:1.31倍
予想EPS:473.07円
時価総額:1兆3,974億円

2023年6月15日終値時点のデータ
最新の株価参考:ヤマハ発動機(株)【7272】:Yahoo!ファイナンス

PERは割安感があります。

業績の推移

下記はヤマハ発動機の売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

連続減益で厳しい推移でしたが、2021年12月期は大きく回復し、過去最高益を更新

2022年12月期も更に増収・増益となりました。2023年12月期は営業増益見通しとしています。

参考:主要財務データ|ヤマハ発動機

株価のチャート

下記はヤマハ発動機5年分の週足株価チャートです。

株価は2018年から大きく下落していましたが、2020年10月から上昇。

2021年11月からやや下落しましたが、2022年10月以降で見ると更に上昇しています。

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ヤマハ発動機の配当情報と株主優待

ヤマハ発動機の配当情報と株主優待制度を確認していきます。

配当金の情報

2023年12月期の予定年間配当:130円
予想年間配当利回り:3.26%

高い配当利回りです。

配当金の推移について

下記はヤマハ発動機の配当金推移です。配当権利日は6月(中間配当)と12月(期末配当)です。

ヤマハ発動機の年間配当金推移

2018年12月期:90円
2019年12月期:90円
2020年12月期:60円
2021年12月期:115円
2022年12月期:125円
2023年12月期:130円(予)

2020年12月期は中間配当を見送りましたが、2021年12月、2022年12月期と連続増配。2023年12月期も増配予定としています。

配当性向は2022年12月期が24.4%、2023年12月期の予想が約28%です。

株主還元方針の確認

配当方針は「自社株買いも含め総還元性向は中期経営計画期間累計で40%を目安」としています。

参考:配当|ヤマハ発動機

株主優待について

株主優待制度は「地元の名産品などと交換できるポイント」、優待権利月は12月です。

保有株式数優待内容
100株以上 500株未満1,000ポイント(3年未満)
2,000ポイント(3年以上)
500株以上 1,000株未満2,000ポイント(3年未満)
3,000ポイント(3年以上)
1,000株以上3,000ポイント(3年未満)
4,000ポイント(3年以上)

カタログギフトのような感じで、複数商品の中から選ぶことができる比較的人気の優待です。

優待利回り

商品により金額差がありますが、1ポイント1円で換算すると、100株保有で年間1,000円相当とした場合、優待利回りは約0.3%です。

参考:株主優待|ヤマハ発動機

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ヤマハ発動機の事業内容と今後について

ヤマハ発動機の事業内容と財務情報の確認と今後について考えてみます。

ヤマハ発動機(7272)の概要

ヤマハ発動機株式会社(ヤマハはつどうき、英: Yamaha Motor Co., Ltd.)は、オートバイを中心とした輸送用機器を製造するメーカー。

二輪の売上規模は世界第2位であり、船外機やウォータービークルの販売台数は世界首位。

ヤマハ発動機 – Wikipediaより抜粋

ヤマハ発動機は二輪車が有名ですが、船外機・水上オートバイなどのマリン事業や産業ロボットも事業として行っています。

また、海外売上比率が90%を超えています。

3カ月決算の実績

下記はヤマハ発動機の連結経常利益の推移と前期との比較です。

2023年12月期の連結経常利益は2,300億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記はヤマハ発動機のキャッシュ・フロー推移です。

参考:ヤマハ発動機|Google Finance

ヤマハ発動機の今後について

欧米などの先進国に加えアジアの新興国でも事業を展開、海外に売り上げを依存しています。

海外比率の高さ

多くの国へ展開しているので各国の経済状況や為替などの影響を大きく受けます。

想定より円安となればプラス材料ですが、アルミ・鉄などの原材料価格高騰、半導体・電子部品の供給ひっ迫、物流コスト上昇などの懸念点もあります。

伸びしろ・警戒点

これまで厳しかったロボティクス事業ですが、今後は大きく伸びる可能性があります。

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