ヤマダ電機の株価・配当はどうなる?株主優待は高利回り!【9831】

家電量販店最大手のヤマダ電機(9831)の株価が業績が好調な事もあり、上昇してきました。

株価上昇により、若干割安感が無くなってきましたが、この先ヤマダ電機の株価・配当がどうなるかを株主優待制度の確認に加え、株価指標・業績推移、今後の見通しから考えてみました。

ヤマダ電機の株価POINT
  • 株主優待は割引券で若干使いにくいが、利回りが高くかなりお得。
  • 株価が上昇したことで以前のような割安感はないが、割高でもない。
  • 利益が回復しているため、配当は据え置きが本線

株主優待について

はじめにお得と紹介されることが多いヤマダ電機の株主優待制度について確認していきます。

株主優待制度の内容

ヤマダ電機の株主優待は「買い物割引優待券(500円券)」です。保有株式数、保有期間により金額が変わります。簡単にまとめた表が下記となります。

保有株式数優待内容
100株以上<3月末>2枚 1~2年保有:+3枚 2年以上保有:+4枚
<9月末>4枚 1年以上保有:+1枚
500株以上<3月末>4枚 1~2年保有:+3枚 2年以上保有:+4枚
<9月末>6枚 1年以上保有:+1枚
1,000株以上<3月末>10枚 1~2年以上保有:+3枚 2年以上保有:+4枚
<9月末>10枚 1年以上保有:+1枚
10,000株以上<3月末>50枚 1~2年以上保有:+3枚 2年以上保有:+4枚
<9月末>50枚 1年以上保有:+1枚

100株保有している場合、年間で6枚(3,000円分)もらえます。1年以上継続保有していると4枚追加で5,000円分、2年以上継続保有すると5,500円分となります。

ヤマダ電機の株主優待では1点気を付けるポイントがあります。それは1回のお買上げ金額が、税込み合計金額1,000円以上につき1,000円ごとに、1枚(500円)の優待券が利用可能と言う点です。

そのため、あくまで最大50%引きになる「買い物割引券」です。

参考:株主優待制度|ヤマダ電機公式サイト

同業他社との利回り比較

株主優待のお得度を同業他社と比較して考えてみます。

ヤマダ電機の株主優待は100株保有(57,200円)で3,000円相当のため、優待利回りは約5.2%です。同じく家電量販店のケーズHD、ビックカメラの優待利回りと比較すると頭一つ抜け出ています。

しかし、ヤマダ電機の株主優待は割引券なので若干、使いにくさはあります。オークションでの落札価格も額面に対して安いです。とはいえ、それを考慮しても利回りが良く、かなりお得な優待です。

※株価は2019年11月15日終値

優待廃止や改悪の可能性について

このお得な優待ですが、今後も続くかどうかについて少し考えてみます。

ヤマダ電機の株主優待ですが2015年3月に拡充しました。それまでは100株保有の場合、540円券1枚でしたので拡充で約6倍となり、かなりお得になりました。

参考:株主優待制度の変更に関するお知らせ|ヤマダ電機公式サイト

しかし、お得な優待は時として、そのコストが利益を圧迫することがあります。

今後、利益が伸ばせないようだとコストがかさむ優待は変更になる可能性がありえます。とはいえ、業績に問題なければ基本的に自社商品券のような優待が廃止・改悪される可能性はQUOカードやギフト券と比較するとかなり低いです。

株価指標と事業内容について

続いてヤマダ電機の株価指標と事業内容を見ていきます。

株価指標について

現在の株価:572円

年間配当:–

PER:18.9倍、PBR:0.8倍

まだ強い割高感は出ていないですが、以前のような割安感は若干なくなってきました。2020年3月期の配当は未定としています。

※株価は2019年11月15日終値

ヤマダ電機(9831)とは

株式会社ヤマダ電機(ヤマダでんき)は、日本の家電量販店チェーン。日本の家電販売最大手で、テックランド (Tecc.Land)、LABI(ラビ)、ヤマダモバイル(旧名称テックサイト (Tecc.site))、といった業態の店舗を展開している。

wikipediaより一部抜粋

かつては日本で業界シェア1位の家電販売店チェーンの「ベスト電器」を完全子会社化しています。また、 2019年2月には何かと話題の大塚家具と業務提携しました。

参考:業務提携に関する基本合意のお知らせ|ヤマダ電機

業績推移と株価チャート

続いてヤマダ電機の業績推移と株価チャートをみていきます。

売上高と経常利益の推移

ここ数年、売上・利益ともに伸び悩んでいますが、2020年3月期は増収・増益の見込みです。とはいえ、昔のような勢いはないという印象です。

株価チャートについて

株価は決算でやや改善が見られたこと、割安感から上昇しています。今の株価は若干止まるポイントではあります。

配当推移

下記はヤマダ電機の配当推移です。

2015年3月期2016年3月期2017年3月期2018年3月期2019年3月期2020年3月期(予)
6円12円13円13円13円未定

2019年3月期は連結経常利益を従来予想の801億円から375億円に下方修正。当初17円の予定をしていた配当を減額修正し13円としました。

2020年3月期の配当は現在未定となっていますが、据え置きの13円が濃厚です。

最近の業績と今後の見通しを確認

最後に最近の業績と今後について見ていきます。

最近の業績について

2019年11月7日の決算にて2020年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は280億円と発表、通期計画の502億円に対する進捗率は55.8%となりました。

前年同期比で2.7倍とかなり好調です。2Qでは消費税増税前の駆け込み需要もあったと考えられるため、この先、どこまで増税で落ち込むかが焦点となります。

今後について

2019年3月期は配当を減額修正しましたが、前期と同じ配当をキープしました。この先、仮に利益が減っても株主優待を改悪する前に配当の見直しが入りそうです。

それでも解決しなければ優待にメスが入りそうですが、今のところ優待改悪の可能性は低そうです。買いやすい株価でお得な優待に加え、業績が復活、しばらくは2020年の東京オリンピックに向けての需要も見込めます。

しかし、オリンピック後の消費の急激な鈍化に対する警戒、人件費、物流費のコスト増、ネット通販を含めた競争激化などの問題点は多いです。

そのため、ヤマダ電機は他の分野との業務提携や買収で新しい収益モデルの確保を急いでいます。家電量販業界はどこが生き残るのかまだまだ不透明な部分は大きいです。

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