武田薬品工業【4502】配当は安定推移で高利回りだが高配当性向

国内トップの製薬会社の武田薬品工業(4502)、配当は安定推移で高い利回りです。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。

武田薬品工業のPOINT
  • 高配当利回りだが高い配当性向
  • 安定配当推移だが警戒感あり
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武田薬品の株価情報と配当・優待

武田薬品工業の株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年2月2日終値時点)

株価:4,279円
予想PER:71.92倍
PBR:1.00倍
予想EPS:59.5円
時価総額:6兆7,711億円

最新の株価参考:武田薬品工業(株)【4502】:Yahoo!ファイナンス

配当金の情報

2024年3月期の予定年間配当:188円
予想年間配当利回り:4.39%

配当金の推移について

下記は武田薬品工業の配当金推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

武田薬品工業の年間配当金推移

2019年3月期:180円
2020年3月期:180円
2021年3月期:180円
2022年3月期:180円
2023年3月期:180円
2024年3月期:188円(予)

武田薬品工業は30年間減配を行っていません。年間配当金は10年ほど180円で据え置き推移、2024年3月期は増配予定です。

配当性向は2023年3月期が88.1%、2024年3月期の予想が約317%です。

今後の配当について

配当方針では、CoreEPSという考えを重視しています。

方針上は大きく減配する可能性は低いですが、配当性向はここ数年100%を超えることも多く、減配しないとは言い切れないです。

株主優待について

株主優待制度は実施していないです。

参考:株主・格付け情報|武田薬品工業グローバルサイト

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武田薬品の業績推移と株価推移

武田薬品工業の業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記は武田薬品工業の売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2018年3月末にアイルランドの製薬大手「シャイアー社」のM&Aを検討、2019年1月に約6兆8,000億円でシャイアーの買収が完了

その影響で2020年3月期以降の売上が大きく伸びています。

2024年3月期は大きく減益見通しとしています。

参考:財務ハイライト|武田薬品グローバルサイト

株価のチャート

下記は武田薬品工業5年分の週足株価チャートです。

株価は業績下方修正・シャイヤー社買収の巨額費用などの影響もあり弱めに推移。

2022年以降は上昇していましたが、2023年9月中旬から下落場面も出ています。

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武田薬品の事業内容と財務状況

武田薬品工業の事業内容と財務状況を確認していきます。

武田薬品工業(4502)の概要

武田薬品工業株式会社(たけだやくひんこうぎょう、英文:Takeda Pharmaceutical Company Limited)は、日本の製薬会社である。タケダ、Takeda、武田薬品とも略称される。

日本の医薬品企業での売上高は1位であり、世界の医薬品企業の売上高順位(2019年)では9位である。連結売上高の約9割を医療用医薬品売上が占め、消化性潰瘍治療薬、制癌剤などを主力製品とする。

武田薬品工業 – Wikipediaより抜粋

武田薬品工業は国内トップの製薬メーカーです。

シャイアー社を買収し、世界10位以内に入り巨大製薬企業の仲間入りをしています。

3カ月決算の実績

下記は武田薬品工業の連結税引前利益の推移と前期との比較です。

2024年3月期の連結税引前利益は700億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記は武田薬品工業のキャッシュ・フロー推移です。

2019年3月期の投資CFが大きいです。

武田薬品工業の配当について

配当は安定的に推移して高い利回りです。

配当方針上では大きく減配する可能性は低いですが、配当性向は高い水準で推移しているのは注意するポイントです。

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