レゾナック【4004】減配当後は据え置きで推移・厳しめの業績見通し

事業再構築を行い「脱総合化学」、「個性派化学」を目指すレゾナック・ホールディングス(旧・昭和電工)(4004)。株価指標と業績推移、配当推移と株価チャートを確認してみました。

レゾナックのPOINT
  • 配当は減配後、据え置きで推移
  • 厳しい業績見通しで警戒感あり
スポンサーリンク

レゾナックの株価情報と配当・優待

レゾナックの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2023年12月11日終値時点)

株価:2,791.5円
予想PER:—
PBR:0.89倍
予想EPS:-237.4円
時価総額:5,162億円

最新の株価参考:(株)レゾナック・ホールディングス【4004】:Yahoo!ファイナンス

配当金の情報

2023年12月期の予定年間配当:65円
予想年間配当利回り:2.33%

配当金の推移について

下記はレゾナックの配当金推移です。

レゾナックの年間配当金推移

2018年12月期:120円
2019年12月期:130円
2020年12月期:65円
2021年12月期:65円
2022年12月期:65円
2023年12月期:65円(予)

2020年12月期に減配し、据え置きが続いています。

配当性向は2022年12月期が38.2%、2023年12月期は最終赤字予想です。

参考:株主還元・配当|レゾナック

配当方針

配当方針は「収益状況及び今後の事業展開に備えるための内部留保を勘案し決定することを基本」としています。

株主優待について

株主優待制度は実施していないです。

スポンサーリンク

レゾナックの業績推移と株価推移

レゾナックの業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記はレゾナックの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2020年12月期は経常損益が439億円の赤字、最終損益は763億円の赤字となりました。

2021年12月期は営業利益・経常利益が黒字回復も、2022年12月期は減収・減益に。

2023年12月期は赤字予想となっています。

参考:業績・財務サマリー|レゾナック

株価のチャート

下記はレゾナック5年分の週足株価チャートです。

株価は2018年10月以降、業績が落ち込んだことで大きく下落、一時は2,000円以下に。

2021年に入ると業績回復の兆しで株価が上昇していましたが、2021年8月に新株発行実施、警戒感などから再度下落し、その後はレンジで推移。

2023年11月からは上昇気配も出ています。

スポンサーリンク

レゾナックの事業内容と財務状況

レゾナックの事業内容と財務状況を確認していきます。

レゾナック・ホールディングス(4004)の概要

株式会社レゾナック・ホールディングス(英: Resonac Holdings Corporation)は、日本の大手化学工業会社。旧商号は昭和電工株式会社(しょうわでんこう、英: Showa Denko K.K.)。

2023年1月1日をもって持株会社に移行し、商号を株式会社レゾナック・ホールディングスに変更した。

電子・情報材料など高収益の事業に注力する事業再構築を行い「脱総合化」を図り「個性派化学」を目指している。

レゾナック・ホールディングス – Wikipediaより抜粋

主な事業は「石油化学」、「化学品」、「無機」、「アルミニウム」、「エレクトロニクス」です。

国内で初めてアルミニウムの商業生産開始、リチウムイオン電池用のカーボンナノファイバーで世界初の商品化に成功するなど高い技術力を持っています。

キャッシュフロー

下記はレゾナックのキャッシュ・フロー推移です。

2020年12月期は子会社株式の取得による支出が大きいです。

レゾナックの配当について

2020年12月期に大きく減配後は据え置きで推移。過去の配当水準まで戻れば利回りが高くなる可能性がありますが、2023年12月期も最終赤字予想で更に減配する可能性も想定されます。

タイトルとURLをコピーしました