昭和電工の株価分析。株価は割安で高配当の可能性もあるが業績は厳しくなる可能性が高い【4004】

電子・情報材料などの高収益事業に注力する事業再構築を行い「脱総合化学」、「個性派化学」を目指す昭和電工(4004)の株価と配当について今後どうなるのか。業績推移・配当推移・株価チャートを分析してみました。

昭和電工の株価POINT
  • 株価指標に割安感があるが、業種的に割安銘柄は多い
  • 業績・配当を未定に変更、減配する可能性もある
  • 短期的には厳しい条件が揃っているが技術力はある
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昭和電工の事業内容と株価指標

はじめに昭和電工の事業内容と株価指標を確認していきます。

昭和電工(4004)とは

昭和電工株式会社(しょうわでんこう、英: Showa Denko K.K.)は、日本の化学工業会社。

1939年(昭和14年)6月、森矗昶が設立した日本電気工業と、経営に参加した味の素傘下の昭和肥料の合併により設立され、戦前は森コンツェルンの中核企業であった。社名の由来は、前身両社の名を組み合わせたもの。

昭和電工 – Wikipediaより抜粋

昭和電工の主要事業セグメントは「石油化学」、「化学品」、「無機」、「アルミニウム」、「エレクトロニクス」です。国内で初めてアルミニウムの商業生産開始、リチウムイオン電池用のカーボンナノファイバーで世界初の商品化に成功するなど高い技術力を持っています。

参考:事業紹介|昭和電工株式会社

株価指標と配当利回り

2020年7月10日終値時点の昭和電工の株価指標と配当利回りです。

株価:2,271円
予定年間配当:未定
年間配当利回り:—
予想PER:—、PBR:0.7倍

2020年12月期の業績見通し・配当予想を未定に変更しています。年間配当を2019年12月期と同額の130円と仮定した場合の利回りは約5.6%です。

昭和電工の業績推移と株価チャート

次に昭和電工の売上高・経常利益の推移と株価チャートを確認していきます。

売上高・経常利益の推移

下記は昭和電工の売上高・経常利益の推移です。

2018年12月期は過去最高利益(経常利益1,788億円)となりました。2020年12月期の業績見通しは経常利益470億円から未定に変更しています。

株価チャート

下記は昭和電工5年分の週足株価チャートの推移です。

昭和電工の株価は2018年10月ごろまでは業績が絶好調な事もあり上昇して推移していました。その後は業績が落ち込んだことで下落して推移しています。現在の株価は割安ですが、利益が株価上昇前の水準まで下落する可能性が高いため、そこを基準とすると1,500円以下も想定されます。

昭和電工の配当推移と決算内容

次に昭和電工の配当推移と決算内容を確認していきます。

配当金の推移

下記は昭和電工の配当金の推移です。年2回、中間配当(6月)と期末配当(12月)を実施しています。

昭和電工の年間配当金推移

2014年12月期:30円
2015年12月期:30円
2016年12月期:0円
2017年12月期:80円
2018年12月期:120円
2019年12月期:130円
2020年12月期:未定

2016年12月期の配当は決算発表延期により、2017年5月11日に配当基準日がずれたと考えてよいです。配当性向は2018年12月期が15.8%、2019年12月期が25.9%です。2020年12月期は年間130円据え置き予定から未定に変更しているため、やや見えにくい部分があります。

参考:株主還元・配当|昭和電工株式会社

決算内容について

2020年5月15日の決算にて2020年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は32.2億円と発表、あわせて通期業績予想(連結経常利益470億円)を取り下げ未定に変更、130円を計画していた年間配当も未定に変更しています。

昭和電工の今後について

最後に昭和電工の今後について考えていきます。

今後について

株価指標には割安感があり、高配当利回りとなる可能性もあります。しかし、長期間割安で推移する銘柄が多い業種でもあります。短期的には世界的な生産調整、主力の一つ黒鉛電極事業が厳しく業績悪化は避けられません。

技術力は高く、多くの製品でシェアを持っており長期的な期待値はありますが、配当や指標だけでなくこの先をしっかり見極めるのが重要です。

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