積水化学工業の株価分析!連続増配当だが株価は下落して推移【4204】

住宅やプラスチックを主事業として展開する積水化学工業(4204)。配当金は増配が続いていますが、株価はやや下落推移しています。果たして今後の株価と配当がどうなるのか。業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

積水化学工業の株価POINT
  • 株価指標に割高感は無く、配当利回りは平均より高い
  • 積極的に配当還元する方針で連続増配中
  • 短期的な業績は厳しいが長期的なポジティブ材料はある
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積水化学工業の事業内容と株価情報

はじめに積水化学工業の事業内容と株価情報を確認していきます。

株価指標と配当利回り

株価:1,620円
予定年間配当:47円
年間配当利回り:2.9%
予想PER:16.8倍
PBR:1.19倍

2020年10月30日終値時点のデータ

株価指標はやや割安と言う感じです。配当利回りは平均より高めです。

積水化学工業(4204)とは

積水化学工業株式会社(せきすいかがくこうぎょう)は、住宅、管工機材、住宅建材や建材用の化成品、高機能プラスチックなどを中心に製造する大手樹脂加工メーカーである。

主力商品は戸建て住宅で、売上は日本国内4位(太陽光発電住宅で1位)。他には自動車用中間膜の世界シェア40%、塩化ビニル管2位などとなっている。また、日本国内の売上が頭打ちであることから、海外への事業展開も進めている。

積水化学工業 – Wikipediaより抜粋

主な事業は「住宅」、「高機能プラスチックス」、「環境ライフライン」です。株主に旭化成、第一生命、積水ハウスがいます。

積水化学工業の業績推移と株価チャート

次に積水化学工業の業績推移と株価チャートを確認していきます。

積水化学工業の売上高と経常利益

積水化学工業の経常利益推移

2016年3月期:812億円
2017年3月期:915億円
2018年3月期:939億円
2019年3月期:931億円
2020年3月期:870億円
2021年3月期:690億円(予)

利益は3期連続減益見通しで特に2021年3月期は大きく減益予想です。

参考:ファクトシート|積水化学

積水化学工業の株価チャート

下記は積水化学工業5年分の株価チャート推移です。

利益減少の影響もあり、2018年ごろから株価が下落して推移しています。現在は底値からやや持ち直し上昇していますが、長期的に見ると下落から完全に抜けたとは言えないため注意は必要です。

積水化学工業の配当推移と決算内容

次に積水化学工業の配当推移と決算内容を確認していきます。

積水化学工業の配当金について

積水化学工業の年間配当金推移

2016年3月期:30円
2017年3月期:35円
2018年3月期:40円
2019年3月期:44円
2020年3月期:46円
2021年3月期:47円(予)

配当は増配推移しています。

株主還元方針として「連結配当性向35%以上、DOE(自己資本配当率)3%以上、またD/Eレシオ0.5以下の場合には総還元性向50%以上を確保」としています。D/Eレシオは簡単に言うと有利子負債(借金)が自己資本の何倍かを示すものです。数値が低いほど財務が安定しています。

2020年3月期の配当性向は35.9%、2021年3月期の予想配当性向は約49%です。

参考:株主還元について|積水化学

決算内容を確認

2020年10月29日の決算にて2021年3月期2Q累計(4-9月)の連結経常利益は204億円と発表、前年同期比51.5%減で通期計画の690億円に対する進捗率は29.6%となりました。厳しい数値ではありますが、上期は当初154億円見通しであったことを考えると、想定より回復しているとも言えます。

積水化学工業の今後について

最後に積水化学工業の今後について考えていきます。

今後の動向について

積水化学工業の配当方針は連結配当性向35%以上、DOE3%以上で、財務に問題が無い場合は総還元性向50%以上を確保としていることから積極的な株主還元を行っています。

短期的な業績では国内外で自動車・航空機の需要低迷。国内の住宅着工数の減少などの影響が大きく、厳しくなるのが想定されます。また、長期的に見ても国内の新築住宅事業に関しては厳しくなる可能性があります。

反面、高機能プラスチックス分野では、通信5G向けの需要多く、メディカル事業へも投資を行っており、成長余地もあります。

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