腕時計で国内首位級のセイコーグループ(8050)、配当が回復して増配推移しています。株価指標と業績推移、配当推移と株価チャートを確認していきます。
株価情報と株主優待
株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2024年6月28日終値時点)
株価:4,915円
予想PER:18.21倍
PBR:1.34倍
予想EPS:269.84円
時価総額:2,035億円
最新の株価参考:セイコーグループ(株)【8050】:Yahoo!ファイナンス
株主優待について
株主優待制度は実施していないです。
配当金の情報
2025年3月期の予定年間配当:90円
予想年間配当利回り:1.83%
配当金の推移について
下記は配当金の推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。
2021年3月期は大きく減配も2023年3月期に完全回復し増配しています。
配当性向は2024年3月期が32.7%、2025年3月期の予想は約33%です。
配当方針の確認
第7次中期経営計画(~2021年度)にて「安定配当の維持」としていましたが、2021年3月期に減配。第8次中期経営計画(~2026年度)では、成⻑投資、財務体質改善、株主還元の⼀層の拡充を⽬指すとしています。
業績推移と株価推移
業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。
インバウンド需要が大きく減少した影響で、2021年3月期は大きく減益となりました。2022年3月期は大きく回復、2023年3月期、2024年3月期は更に増収・増益に。
2025年3月期も増収・増益見通しとしています。
株価のチャート
下記は5年分の週足株価チャートです。
株価は2020年3月に大きく下落し厳しめの推移に、その後は2021年、2022年に大きく上昇するタイミングが出ていましたが、2022年11月から下落。
2024年2月以降は大きく上昇しています。
事業内容と財務状況
事業内容と財務状況を確認していきます。
セイコーグループ(8050)の概要
セイコーグループ株式会社は、セイコーグループの中心会社である。
ブランド名はSEIKOの他複数を保有しており、高級実用腕時計であるグランドセイコーや高級・宝飾腕時計としてクレドールなどを展開している。
日本初の腕時計、世界初のクオーツウオッチを製品化し、現在も時計関連で著名な企業である。
セイコーグループ – Wikipediaより抜粋
セイコーグループは「電子デバイス事業」、「システムソリューション事業」なども展開していますが、中心事業は「ウォッチ事業(時計事業)」です。
キャッシュフロー
下記はキャッシュ・フロー推移です。
2024年3月期の営業CFが大きく増えています。
配当について
配当金は大きく回復して増配していますが、株価が上昇した影響もあり利回りは高くはないです。また、過去の配当を見ると業績に連動する印象を受けます。
電子デバイス事業の医療分野で好調な需要もあり、急速に業績が伸びています。