サイゼリヤ【7581】株主優待は食事券・配当との合計利回りは低め

イタリアンレストランを展開するサイゼリヤ(7581)、株主優待制度は食事券を実施しています。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を見ていきます。

サイゼリヤのPOINT
  • 配当・優待の合計利回りは低め
  • 配当金は据え置き推移
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サイゼリヤの株価情報と配当・優待

サイゼリヤの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年1月11日終値時点)

株価:5,260円
予想PER:31.4倍
PBR:2.53倍
予想EPS:167.5円
時価総額:2,750億円

最新の株価参考:(株)サイゼリヤ【7581】:Yahoo!ファイナンス

配当金の情報

2024年8月期の予定年間配当:18円
予想年間配当利回り:0.34%

配当金の推移について

下記はサイゼリヤの配当金推移です。期末(8月)の一括配当を実施しています。

年間配当金は18円の据え置き推移です。

配当性向は2023年8月期が17.3%、2024年8月期の予想が約11%です。

利益配分の方針

サイゼリヤの利益配分の基本方針は「安定した配当を基本」、「業績に応じて株主還元を積極的に行う」方針としています。

株主優待について

株主優待制度は「店舗で利用できる優待食事券」を実施、優待権利月は8月で継続保有が条件です。

保有株式数優待内容
100株以上 500株未満2,000円分 (500円券×4枚)
500株以上 1,000株未満10,000円分 (500円券×20枚)
1,000株以上20,000円分 (500円券×40枚)

<2023年8月末日の株主優待条件>
2023年8月末日に加えて、2022年8月末日~2023年8月末日までの任意の日で株式保有状況を確認

簡単に言うと1年以上継続保有です。

優待利回り

100株保有で2,000円相当とした場合、優待利回りに換算すると約0.4%です。

株主優待変更・廃止の可能性について

過去にはコストなどの関係から株主優待制度を変更したことがあるため、今後も状況により見直しが入る可能性も想定されます。

参考:株主優待制度に関するお知らせ|サイゼリヤ

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サイゼリヤの業績推移と株価推移

サイゼリヤの業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記はサイゼリヤの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2020年8月期は自粛要請などにより外食産業全体が厳しくなり、業績が大きく落ち込み赤字で着地。

2022年8月期は協力金の計上もあり、経常利益は大きく増益に、2023年8月期は営業利益が大きく回復しています。

2024年8月期は大きく増益見通しとしています。

参考:IRニュース|サイゼリヤ

株価のチャート

下記はサイゼリヤ5年分の週足株価チャートです。

株価は2019年に業績持ち直しでやや上昇も、2020年は取り巻く環境の悪化で下落。

2022年4月以降で見ると業績回復期待などから大きく上昇。2023年11月以降は大きく上昇したこともあり、調整的に下落する場面も出ています。

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サイゼリヤの事業内容と財務状況

サイゼリヤの事業内容と財務状況を確認していきます。

サイゼリヤ(7581)の概要

株式会社サイゼリヤ(英語: Saizeriya Co., Ltd.)は、イタリアンファミリーレストラン「サイゼリヤ」を運営する日本の企業。「サイゼリア」と間違われることもあるが、正しくは「サイゼリヤ」である。

1970年代の日本のファミリーレストラン草創期にチェーン展開を開始した企業である。徹底したコストダウンを通じて低価格メニューを充実させ、近年苦戦が続く外食産業の中でも注目を集める。

サイゼリヤ – Wikipediaより抜粋

国内で1,000店舗以上、海外を合わせると約1,500店舗を展開しており、すべてが直営店です。

国内の店舗数は飽和状態で、近年は海外(主に中国)への出店を加速させています。

3カ月決算の実績

下記はサイゼリヤの各決算期における連結経常利益の推移と前期との比較です。

2024年8月期の連結経常利益は128億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記はサイゼリヤのキャッシュ・フローの推移です。

2020年8月期の営業CFは大きく落ち込みましたが、その後回復しています。

サイゼリヤの配当・優待について

配当は安定据え置きで推移していますが利回りは低めです。また、株主優待制度も長期保有の条件があり利回りが低めです。

過去の株主優待を見ると、今後、変更される可能性も考えられそうです。

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