良品計画が株式分割、今後の株価と配当金がどうなるか分析【7453】

無印良品を展開する良品計画(7453)が2019年8月に株式分割を行ったことで買いやすい株価になりました。

また、分割前まで下落気味だった株価ですが、分割後は売上好調の発表もあり業績回復期待から株価が上昇しています。果たしてこの先の株価がどうなるのか、業績推移・株価指標・株価チャートから考えてみました。

良品計画は配当金について少し注意点があるのでそちらも見ていきます。

良品計画の株価POINT
  • 株価は上昇したことで再び割高に、配当は若干見えにくい部分がある
  • 月次売上状況から業績回復の期待値が高め
  • 株主優待制度を実施する可能性は低そう

株価指標と事業内容について

はじめに良品計画の株価指標と事業内容について見ていきます。

株価指標について

現在の株価:2,465円

予定年間配当:36.4円

年間配当利回りは約1.5%

PER:22倍、PBR:3.3倍

分割前は株価が下落しており若干割高感が薄れていましたが、ここ最近株価が上昇したことで再び割高感が出てきました。

※株価は2019年11月27日終値

配当ですが中間配当が株式分割前なので1株182円(権利日は8月末)、期末配当は株式分割後のため1株18.2円(権利日は2月末)の予定です。

良品計画(7453)とは

良品計画とは、無印良品(むじるしりょうひん)やMUJIブランドの店舗・商品を展開する専門小売企業である。家具、衣料品、雑貨、食品などの販売店を国内外に出店しているほか、オンラインストアやホテルも手掛けている。

wikipediaより一部抜粋

無印良品は中国をはじめ、アジア・ヨーロッパなど海外へも出店しています。また、2019年1月にファミリーマートでの無印商品の取り扱いが終了しました。

2019年8月末に1株を10株とする株式分割を行ったことで、1株2万円以上の値がさ株から2,000円程度になり投資がしやすくなりました。

参考:主な事業|株式会社良品計画

業績推移と株価チャート・配当推移について

次に業績推移と株価チャート・配当推移について見ていきます。

売上高と経常利益の推移

売上は右肩上がりですが、2020年2月期の経常利益は下方修正して減益予想に。減益幅は小さいですが、2期連続減益と若干苦戦をしています。

株価チャートについて

下記は良品計画の5年分の週足株価チャートです。

2018年7月ごろ、かなり割高にあった株価が業績下方修正の影響もあり下落しました。その後は下落トレンドで推移していましたが、株式分割後以降、株価が上昇しています。

すでに割高感が出てきているため、上昇した場合は3,000円辺りが一旦止まりそうなラインです。

配当推移について

下記は良品計画の配当推移です。株式分割後の株数に換算した配当金額になっています。

2015年2月期2016年2月期2017年2月期2018年2月期2019年2月期2020年2月期(予)
19円24.6円29.3円34.5円38.7円36.4円

2020年2月期は減配予定です。配当方針は「連結配当性向30%の安定的な配当を実施」としています。

方針通りここ数年の配当性向は見事にほぼ30%です。良品計画の配当ですが、配当性向が30%になるように期末配当で調整を行っています。

2018年2月期は324円予定から345円に、2019年2月期の配当は382円予定から387円に増額修正しています(株式分割前の配当額です)。

2020年2月期も最終利益次第で配当が増減する可能性が高いです。業績を下方修正しているので2-3円程度の減額修正をする可能性もあるのではと考えています(ここ数年は増額修正しかしていないので若干不明ですが・・・)

参考:中期経営計画|株式会社良品計画

最近の業績と今後の見通しを確認

最後に最近の業績と今後について考えてみます。

最近の業績を確認

2019年10月10日の決算にて2020年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常利益は197億円と発表、あわせて、通期の同利益を従来予想の487億円から445億円に下方修正しました。

下方修正した通期計画の445億円に対する進捗率は44.3%となりました。

月次売上では好調に推移しているため、ここから回復する見通しですが、回復しない場合はさらに下方修正も考えられます。

参考:月次概況|株式会社良品計画

今後の動きについて

良品計画は2019年6月に「8月30日から1,100品目の値下げ」を発表しました。消費税増税前の駆け込み需要、増税後の消費冷え込みに対応するためとみられます。実際にこの値下げの効果からか9月以降の月次売上は前年比でかなり好調な数字になっています。

参考:価格見直し実施のお知らせ|株式会社良品計画

他の小売りでは原材料・輸送費や人件費などのコスト上昇から値上げをする企業が多い中、値下げするのはかなり危険な賭けでもあります。昔、多くの企業が値下げ合戦をした結果、多くの企業が痛い目を見たというのがあります。

もちろん、その時とは状況が違いますし利益を確保できるラインでの値下げは多くの顧客を確保する方法の一つです。値下げは直ぐに効果がでますが、実際に値下げが成功かどうかの判断ができるのはしばらくたってからだと個人的には考えています。

良品計画のROEは15%を超える水準で推移しており非常に優秀です。株式分割を行い買いやすくなったので、ここから割引券のような株主優待を実施すればさらに株価が大きく上昇する可能性を秘めていますが、現状では株主優待実施の可能性は低そうです。

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