ペッパーフード(いきなりステーキ)【3053】優待は自社商品で再開・高い利回り

「いきなり!ステーキ」を展開するペッパーフードサービス(3053)、株主優待制度を自社商品で再開すると発表しています。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。

ペッパーフードサービスのPOINT
  • 株主優待は廃止から再開、高い利回り
  • 配当は無配継続
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ペッパーフードの株価情報と配当・優待

ペッパーフードサービスの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年2月22日終値時点)

株価:127円
予想PER:—
PBR:2.75倍
予想EPS:-1.35円
時価総額:69.5億円

最新の株価参考:(株)ペッパーフードサービス【3053】:Yahoo!ファイナンス

配当金の推移

下記はペッパーフードサービスの配当金推移です。

2019年12月期は業績悪化で期末配当見送り、2020年12月期以降は無配を継続しています。

業績が復活すれば配当も復活する可能性はありますが、現状では大きく配当が復活する可能性は低そうです。

株主優待について(廃止から再開)

株主優待制度は「自社商品」を実施、優待権利月は12月です。(2024年12月から再開としています)

保有株式数優待内容
500株以上 5,000株未満3,000円相当の自社商品
5,000株以上 10,000株未満6,000円相当の自社商品
10,000株以上 30,000株未満9,000円相当の自社商品

業績悪化により2022年6月末日で廃止していましたが、内容を変更して再開としています。

優待利回り

500株保有で3,000円相当とした場合、優待利回りは約4.7%です。

参考:株主優待制度|株式会社ペッパーフードサービス

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ペッパーフードの業績推移と株価推移

ペッパーフードサービスの業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記はペッパーフードサービスの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

「いきなり!ステーキ」展開後はメディアにも多く取り上げられ業績が急成長。

しかし、2019年12月期は店舗同士が競合、人件費などのコスト上昇もあり最終損益は27億円の赤字で着地。その後は厳しい業績が続いています。

2024年12月期は営業黒字見通しとしています。

株価のチャート

下記はペッパーフードサービス5年分の週足株価チャートです。

株価は成長期待感から急上昇した後、上昇しすぎた影響、業績悪化などで大きく下落。

下記、1年分の週足株価チャートでは、2024年2月に優待復活発表もあり、大きく上昇しましたが、長期的に見た場合、わずかな上昇です。

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ペッパーフードの事業内容と財務状況

ペッパーフードサービスの事業内容と財務状況を確認していきます。

ペッパーフードサービス(3053)の概要

株式会社ペッパーフードサービス(英: PEPPER FOOD SERVICE CO.,LTD)は、いきなり!ステーキなどステーキを中心としたレストランチェーンを運営する外食産業企業。

以前は「ペッパーランチ」を直轄で運営していたが、新設子会社の株式会社JPに運営を移管。JP(ペッパーランチ事業)を投資ファンドに売却。

ペッパーフードサービス – Wikipediaより抜粋

「いきなり!ステーキ」はステーキを立ち食いスタイルにすることで回転率・コストパフォーマンスを上げるという新業態で注目を浴び、2017年-2018年に業績と株価が急成長。

しかし、大量出店により店舗同士の競合が発生するなどの影響もあり、売上は大幅に減少。出店計画を見直し不採算店舗を大量閉鎖。業績が急激に悪化しました。

キャッシュフロー

下記はペッパーフードのキャッシュ・フロー推移です。

営業CFはマイナスが続き厳しい推移です。

ペッパーフードの配当・優待について

以前の株主優待制度では自社店舗で利用できる「株主優待券」もしくは「自社商品」を実施していました。しかし、厳しい業績もあり2022年6月末日を基準日に廃止を発表。

その後、多くの株主から意見・要望があったとし「2024年12月から再開」としています。

株価は以前と比べかなり安く、優待の対象となる500株保有もしやすいですが、どこまで業績が回復するか、配当は復活するのか、株主優待が変更・廃止を含めどうなるのかの不透明感は強いです。

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