日清食品HDの株価分析!業績好調で長期の株価上昇も短期では下落【2897】

即席麵の先駆者、日清食品ホールディングス(2897)。業績は好調で長期の株価は上昇していますが、短期では下落しています。果たして今後の日清食品の株価と配当はどうなるのか。業績推移・株価チャートに加えて株主優待を分析してみました。

日清食品の株価POINT
  • 株価指標は割高で配当・優待利回りは低め
  • 株価は長期で上昇も短期では下落
  • 業績は過去最高益を大きく更新する見通しで好調
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日清食品ホールディングスの事業内容と株価指標

はじめに日清食品ホールディングスの事業内容と株価指標を確認していきます。

株価指標と配当利回り

株価:8,520円
予定年間配当:120円
年間配当利回り:1.41%
予想PER:23.7倍
PBR:2.4倍

2021年3月26日終値時点のデータ

株価指標に割高感があります。年間の配当利回りはやや低めです。

日清食品ホールディングス(2897)とは

日清食品ホールディングス株式会社(にっしんしょくひんホールディングス、Nissin Foods Holdings Co., Ltd.)は、即席麺を生産する日清食品を中心とする食品グループの持株会社である。

日清食品ホールディングス – Wikipediaより抜粋

日清食品はインスタントラーメンの先駆者です。カップ麺は明星食品を子会社化したことで国内シェアは5割を超えます。チルド製麺や米国・中国へも広く展開しています。また、2020年11月にはスナック菓子メーカーの湖池屋を連結子会社化しています。

参考:セグメント別業績|日清食品グループ

日清食品の株主優待と配当推移について

次に日清食品ホールディングスの株主優待制度と配当金の推移を確認していきます。

株主優待制度について

日清食品ホールディングスの株主優待は「自社製品詰め合わせ」です。

所有株式数優待品
100株~300株3,000円相当の自社商品詰め合わせ
(3月末)
300株~1,000株3,500円相当の自社商品詰め合わせ
+1,500円相当ひよこちゃんグッズ
(3月末と9月末の年2回)
1,000株~3,000株4,500円相当の自社商品詰め合わせ
+1,500円相当ひよこちゃんグッズ
(3月末と9月末の年2回)
3,000株以上5,500円相当の自社商品詰め合わせ
+1,500円相当ひよこちゃんグッズ
(3月末と9月末の年2回)

100株保有で3,000円相当なので優待利回りは約0.3%。優待利回りは低めです。

参考:株主様ご優待|日清食品グループ

配当金の推移

下記は日清食品ホールディングスの配当金の推移です。年2回、中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施しています。

日清食品の年間配当金推移

2016年3月期:80円
2017年3月期:85円
2018年3月期:90円
2019年3月期:110円
2020年3月期:110円
2021年3月期:120円(予)

配当は増配傾向で推移しています。

中期経営計画2020にて配当方針を「配当性向40%以上を目標」としています。配当性向は2019年3月期が59.2%、 2020年3月期が39.1%、2021年3月期の予想は約30%です。また、日清食品は20年近く減配していません。

参考:配当政策|日清食品グループ

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日清食品の業績推移と株価チャート

次に日清食品ホールディングスの業績推移と株価チャートを確認していきます。

売上高と最終利益の推移

2019年3月期の最終利益は当初260億円予測としていましたが、下方修正を行い193億円の減益で着地。2020年3月期は回復して、2021年3月期は375億円予想と大きく過去最高益を更新する見通しです。

株価チャートの推移

下記は日清食品ホールディングス5年分の週足株価チャート推移です。

株価は長期で上昇、短期で下落しています。巣ごもり需要や海外成長による過去最高益更新見通しなどの好材料により株価を伸ばしましたが、2020年9月以降は割高感、材料出尽くし感などから下落しています。

日清食品の決算内容と今後の株価について

最後に日清食品ホールディングスの決算内容の確認と今後について考えていきます。

決算内容を確認

2021年2月3日の決算にて2021年3月期3Q累計(4-12月)の連結経常利益は506億円と発表。また、2021年3月期の年間配当を110円から120円予定に増額修正しています。

今後について

日本国内ではシェアが高くブランド力が強いため、商品値上げ発表時には収益改善期待から株価が上昇。実際に利益が改善されて株価が上昇しました。

国内ではまったく問題ない優良企業です。しかし、海外はどうなるか分からない部分があります。既に国内では成熟しているため、さらなる成長を求めアメリカ・中国で販売エリア拡大しブランド力強化などを行っていますが、当然、不透明感はあります。もちろん、海外の市場規模は大きいので上手くいけば業績をさらに大きく伸ばすことができます

短期的にはやや株価が下落していますがまだ割高感があります。業績の良い企業の株を保有するのは間違いではないですが、株価というのは業績だけで決まらないのは基本です。

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