即席麵の先駆者である日清食品ホールディングス(2897)、株主優待制度は自社商品を自由に選択できます。株主優待に加え、株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。
日清食品の株価情報と配当・優待
日清食品ホールディングスの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2024年4月4日終値時点)
株価:4,112円
予想PER:23.37倍
PBR:2.61倍
予想EPS:176-183円
時価総額:1兆2,689億円
最新の株価参考:日清食品ホールディングス(株)【2897】:Yahoo!ファイナンス
配当金の情報
2024年3月期の予定年間配当:66.7円
予想年間配当利回り:1.62%
配当金の推移について
下記は日清食品ホールディングスの配当金推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。
配当は増配傾向で推移しており、20年近く減配をしていません。
配当性向は2023年3月期が31.8%、2024年3月期の予想が約37%です。
配当方針の確認
配当方針は「連結配当性向約40%を目安」としています。
株主優待について
株主優待制度は「自社グループ商品」を実施しています。自社オンラインストアから自由に選択できます。
所有株式数 | 優待品 |
---|---|
100株~300株 | 1,000円以内の自社グループ商品を選択 (3月末) |
300株~900株 | 3,000円以内の自社グループ商品を選択 (3月末) |
900株~3,000株 | 6,000円以内の自社グループ商品を選択 (3月末と9月末の年2回) |
3,000株以上 | 7,500円以内の自社グループ商品を選択 (3月末と9月末の年2回) |
優待利回り
100株保有で1,000円相当とした場合、優待利回りは約0.2%です。
日清食品の業績推移と株価推移
日清食品ホールディングスの業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は日清食品の売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。
2021年3月期は巣ごもり需要などもあり大きく増益、2022年3月期はその反動により減益となりました。
2024年3月期は最終利益が535-555億円予想としています。
株価のチャート
下記は日清食品ホールディングス5年分の週足株価チャートです。
株価は2020年4月以降は巣ごもり需要などにより上昇も、2020年9月から割高感・材料出尽くし感などで下落。
2022年7月以降は上昇推移。株価が大きく上昇した影響もあり、1株を3株に株式分割しています。
2024年以降は大きく上昇した影響もあり、下落しています。
日清食品の事業内容と財務状況
日清食品ホールディングスの事業内容と財務状況を確認していきます。
日清食品ホールディングス(2897)の概要
日清食品ホールディングス株式会社(にっしんしょくひんホールディングス、Nissin Foods Holdings Co., Ltd.)は、即席麺を生産する日清食品を中心とする食品グループの持株会社である。
即席麺を中心としたインスタント食品、冷凍食品、菓子、シリアル食品、乳酸菌飲料を製造・販売している。
主要子会社として日清食品、明星食品、日清シスコ、湖池屋がある。主要取引先は三菱商事、伊藤忠商事。
日清食品ホールディングス – Wikipediaより抜粋
日清食品はインスタントラーメンの先駆者で、カップ麺の国内シェアは明星食品を子会社化したことで5割を超えます。
米国・中国へも広く展開、2020年11月にはスナック菓子メーカーの湖池屋を連結子会社化しています。
3カ月決算の実績
下記は日清食品の連結最終利益の推移と前期との比較です。
2024年3月期の連結最終利益は535億円~555億円見通しとしています。
キャッシュフロー
下記は日清食品のキャッシュ・フロー推移です。
営業CFは安定した推移です。
日清食品の配当・優待について
配当は連続増配当で推移し、株主優待は自社グループ商品を実施しています。
2023年12月末を基準日に1株を3株に株式分割し、以前より保有のしやすさが出ていますが、株価は下落しています。