ハム・ソーセージ大手でプロ野球球団でもある日本ハム(2282)、株主優待制度は自社グループ商品の選べる優待カタログを実施。株主優待に加え、業績推移、株価チャート・配当推移を確認していきます。
株価情報と株主優待について
日本ハムの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2024年11月7日終値時点)
株価:4,764円
予想PER:18.09倍
PBR:0.92倍
予想EPS:263.28円
時価総額:4,905億円
最新の株価参考:日本ハム(株)【2282】:Yahoo!ファイナンス
株主優待について
株主優待制度は「選べる自社グループ商品など」を実施しています。
保有株式数 | 優待内容 |
---|---|
100株以上 500株未満 | 3,000円相当の自社グループ商品 3月末のみ |
500株以上 3年未満 | 5,000円相当の自社グループ商品 3月末、9月末 |
500株以上 3年~5年保有 | 7,500円相当の自社グループ商品 3月末、9月末 |
500株以上 5年以上 | 10,000円相当の自社グループ商品 3月末、9月末 |
優待利回り
100株保有で年間3,000円相当とした場合、優待利回りは約0.6%です。500株を5年以上継続保有した場合、年間20,000円相当となります。その場合の利回りは約0.8%です。
参考:株主優待情報|日本ハム
配当金の情報
2025年3月期の予定年間配当:135円
予想年間配当利回り:2.83%
配当金の推移について
下記は配当金の推移です。期末(3月)の一括配当を実施しています。
配当は連続増配当で推移、2025年3月期も増配予定としています。
配当性向は2024年3月期が43.5%、2025年3月期の予想が約51%です
株主還元方針の確認
配当の基本方針は「DOE(親会社所有者帰属持分配当率)3%程度への引き上げを目指し、配当性向は40%以上を目安」としています。
DOEを目安としているため安定配当に期待できます。
参考:配当金|日本ハム
業績推移と株価推移について
日本ハムの業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は売上高・経常利益・最終利益の推移です。
2020年3月期は調達コストの上昇、外国通貨安の影響などで利益が減少。2021年3月期、2022年3月期は持ち直しましたが、2023年3月期は大きく減益となりました。
2024年3月期は大きく回復、2025年3月期は減益見通しとしています。
株価のチャート
下記は5年分の週足株価チャートです。
株価は2020年3月に大きく下落しましたが、すぐに元の水準まで上昇。2022年は下落が強めの動きでしたが、2023年は上昇が強めの動きに。
2024年は大きく下落する場面も出ています。
事業内容と財務状況について
日本ハムの事業内容と財務状況を確認していきます。
日本ハム(2282)の概要
日本ハム株式会社(にっぽんハム、NH Foods Ltd.)は、大手食品加工メーカー。
ハム・ソーセージ大手の一角で、業界首位。プロ野球チーム北海道日本ハムファイターズの親会社である。
日本ハム – Wikipediaより一部抜粋
「国内の食肉加工業界」で売上1位、「食肉事業」が売上・利益の多くを生み出しています。
他は「加工食品事業」、「ハム・ソーセージ事業」、海外も積極的に展開しています。
キャッシュフロー
下記はキャッシュ・フロー推移です。
2022年3月期、2023年3月期は営業CFが大きく減少しましたが、2024年3月期は大きく増えています。
配当・優待について
株主優待制度は自社グループ商品などを優待カタログから選択できる比較的人気の優待です。利回りが一番高くなるのは500株を5年以上長期保有した場合です。
配当はDOE目安で安定的な推移をしており、利回りは平均より高めの水準です。