日本電気硝子の株価急落で配当利回りが上昇!株価推移・配当推移を分析【5214】

日本電気硝子(5214)の株価が業績悪化により下落しています。また、株価下落により高配当利回りになっています。果たして今後の株価と配当はどうなるのか。株価指標・業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

日本電気硝子の株価POINT
  • 株価には割安感が強く、配当利回りは高い
  • 最終利益は減損損失の影響もあり、大きく下落
  • 技術力は確かだが、需要回復には時間がかかる可能性も
スポンサーリンク

日本電気硝子の事業内容と株価指標・配当推移

はじめに日本電気硝子の事業内容と株価指標・配当推移を確認していきます。

日本電気硝子(5214)とは

日本電気硝子株式会社(にっぽんでんきがらす)はガラスメーカーである。フラットパネルディスプレイ(FPD)用ガラスの大手であり、特に液晶用ガラス基板では世界の生産量の20%を供給し、米コーニング、AGCとともに世界3強である。(この3社の世界生産シェアは9割以上。) 高機能性樹脂強化用ガラス繊維も世界シェアトップクラスである。

wikipediaより一部抜粋

主力は薄型パネルディスプレイ(FPD)用ガラスとガラスファイバです。欧米でのガラスファイバはしばらく厳しく推移し今後、緩やかに回復すると考えられています。

参考:2019年12月期中間決算説明会質疑応答|日本電気硝子株式会社

株価指標と配当利回り

現在の株価:2,123円

予定年間配当:100円

年間配当利回り:約4.7%

予想PER:18.6倍、PBR:0.43倍

※株価は2020年2月10日終値

PERは若干割高、PBRはかなり割安です。配当利回りは株価下落により高い利回りです。

配当金の推移

下記は日本電気硝子の配当推移です。年2回、中間配当(6月)と期末配当(12月)を実施しています。

日本電気硝子の年間配当金の推移

2015年12月期:80円
2016年12月期:80円
2017年12月期:90円
2018年12月期:100円
2019年12月期:100円
2020年12月期:100円 (予)

配当は据え置きの予定としています。

配当方針として「株主資本配当率(DOE)2%以上を目標」としていることから安定的に配当に還元する可能性が高く大きく減配する可能性は低いです。しかし、2020年12月期の配当性向は約88%の見通しと中々厳しいです。

参考:業績ハイライト|日本電気硝子株式会社

スポンサーリンク

日本電気硝子の業績推移と株価チャート

次に日本電気硝子の売上・利益の推移と株価チャートを確認していきます。

売上高と経常利益の推移

2017年12月期は2度の上方修正を行い好業績でしたが、2018年12月期、2019年12月期ともに下方修正を行い連続減益です。2020年12月期もやや厳しい見通しです。

株価チャートの推移

下記は日本電気硝子の5年分の週足株価チャートです。

2018年12月期が減益見通しとなると株価は下落をはじめ、現在もまだ下落トレンドが完全に終了していないです。

一時は4,500円を超えていた株価ですが今はその半値近くです。過去のチャートを見ると2,000円以下になる可能性は低いですが、更に下落する可能性がゼロというわけではないです。

日本電気硝子の直近決算と今後

最後に日本電気硝子の最近の決算と今後について考えてみます。

最近の決算を確認

2020年2月5日の決算にて2019年12月期の連結経常利益は153億円と発表、2020年12月期は150億円の見通し。 また、最終損益は2019年12月期の336億円の赤字から110億円の黒字に回復する見通しとしています。

今後について

現在の株価は配当利回りが高く、過去と比較すると安くみえるかもしれません。しかし、業績悪化による配当性向の上昇、主な顧客が韓国、台湾、中国の液晶パネル企業であることを考えると不透明感はまだまだ強いです。決算発表では中期経営計画の見直しを行い、当初の想定を下回る計画に変更しています。

とはいえ、新しい基板ガラスの開発の成功を見てわかるように技術力は確かで、財務も健全です。その財務の健全性から配当をキープできています。

参考:2019年12月期決算説明会|日本電気硝子株式会社

タイトルとURLをコピーしました