日本電気硝子が株価急落で配当利回り上昇!業績・配当推移を分析【5214】

日本電気硝子(5214)の株価が業績悪化により下落し、高配当利回りになっています。果たして今後の株価と配当はどうなるのか。業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

日本電気硝子の株価POINT
  • 株価指標に割安感が強く、配当利回りは高い
  • 業績が伸び悩み、株価は大きく下落
  • 技術力は確かだが、需要回復には時間がかかる可能性も
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日本電気硝子の事業内容と株価指標

はじめに日本電気硝子の事業内容と株価指標を確認していきます。

株価指標と配当利回り

株価:1,784円
予定年間配当:100円
年間配当利回り:5.61%
予想PER:19.2倍
PBR:0.37倍

2020年8月5日終値時点のデータ

PBRはかなり割安です。年間配当利回りはかなり高いです。

日本電気硝子(5214)とは

日本電気硝子株式会社(にっぽんでんきがらす)はガラスメーカーである。フラットパネルディスプレイ(FPD)用ガラスの大手であり、特に液晶用ガラス基板では世界の生産量の20%を供給し、米コーニング、AGCとともに世界3強である。(この3社の世界生産シェアは9割以上。) 高機能性樹脂強化用ガラス繊維も世界シェアトップクラスである。

日本電気硝子 – Wikipediaより抜粋

主力事業は薄型パネルディスプレイ(FPD)用ガラスとガラスファイバです。欧米でのガラスファイバはしばらく厳しですが今後、緩やかに回復すると想定しています。

参考:2019年12月期中間決算説明会質疑応答|日本電気硝子株式会社

日本電気硝子の業績推移と株価チャート

次に日本電気硝子の業績推移と株価チャート推移を確認していきます。

売上高と経常利益の推移

2017年12月期は2度の上方修正を行い好業績でしたが、2018年12月期、2019年12月期ともに下方修正を行い連続減益。2020年12月期も厳しい見通しです。

株価チャートの推移

下記は日本電気硝子5年分の週足株価チャートの推移です。

長期で見ると株価は下落推移しています。

2018年12月期が減益見通しとなると株価は下落開始。現在はやや上昇する気配をみせていますが、下落トレンドが完全には終了したとは言い切れないです。

一時は5,000円近くまで上昇し、現在はその約3分の1なのでかなり安いですが、さらに下落する可能性がゼロではないです。ここからの第1上昇メドは2,500円あたりです。

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日本電気硝子の配当推移と決算内容

次に日本電気硝子の配当推移と決算内容を確認していきます。

配当金の推移

下記は日本電気硝子の配当推移です。年2回、中間配当(6月)と期末配当(12月)を実施しています。

日本電気硝子の年間配当金の推移

2015年12月期:80円
2016年12月期:80円
2017年12月期:90円
2018年12月期:100円
2019年12月期:100円
2020年12月期:100円 (予)

配当は据え置き予定としています。

配当方針として「株主資本配当率(DOE)2%以上を目標」としていることから安定的に配当に還元する可能性が高く、大きく減配する可能性は低いです。しかし、2019年12月期は最終赤字で配当捻出、2020年12月期の予想配当性向は約107%と厳しい状況です。

参考:業績ハイライト|日本電気硝子株式会社

最近の決算を確認

2020年7月30日の決算にて2020年12月期2Q累計(1-6月)の連結経常利益は68.8億円と発表、あわせて通期の同利益を従来予想の150億円から110億円に下方修正しています。

日本電気硝子の今後の株価について

最後に日本電気硝子の今後の株価上昇ポイントと下落ポイントについて考えてみます。

今後について

現在の株価は配当利回りがかなり高く、過去と比較すると安くみえます。DOEを配当方針としているため、大きく減配する可能性は低いです。新しい基板ガラスの開発の成功を見てわかるように技術力は確かです。長期的には5Gの本格運用による需要増も望めます。

しかし、業績悪化による配当性向の上昇、主な顧客が韓国、台湾、中国の液晶パネル企業であることを考えると不透明感は強いです。短期的な業績は見えにくく、2020年12月期も下方修正し厳しい状況です。長期的にも2020年2月に中期経営計画の見直しを行い、当初の想定を下回る計画に変更しています。

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