日本電気硝子(5214)の株価と配当がどうなるかを業績や株価の推移から考えてみる

日本電気硝子(5214)ですが、ここ数年での株価下落もあり高配当利回り銘柄になっています。今後の株価と配当がどうなるかを各指標や過去の業績、配当推移から考えてみました。

  • 現在の株価、各指標と配当利回りと配当推移を確認
  • 過去の業績の推移と株価チャートを確認
  • 日本電気硝子について、最新の業績と今後の見通しについて

株価の各指標と配当利回りについて

はじめに株価の各指標と配当について見ていきます。

株価の各指標を確認

日本電気硝子の現在の株価は2,403円。年間配当は110円の予定なので年間配当利回りは4.6%です。PERは29倍。PBRは0.45倍。PBRはかなり割安水準となっています。配当利回りは株価下落により高利回りとなっています。

※2019年10月11日終値時点

過去の配当推移を確認

日本電気硝子の配当推移を見てみます。

2014年12月期2015年12月期2016年12月期2017年12月期2018年12月期2019年12月期(予)
60円80円80円90円100円110円

2019年12月期は中間配当(6月末)に50円、期末配当(12月末)に60円予定で合わせて1株につき年間110円の予定となっています。

3期連続の増配ですが、2019年12月期の配当性向は業績下方修正を行ったことにより約132%となる予測で危険水準です。過去にも100%を超えたこともあったため、いきなり大きく減配する可能性は低いと考えられますが、今後の業績見込み次第では配当をキープまたは増配することが厳しくなる可能性があると考えられます。

業績の推移と株価チャートを確認

次に業績の推移と株価チャートを確認していきます

過去の売上と利益の推移

日本電気硝子の過去5期分+今期の予想の売上高・経常利益の推移です。

2014年12月期は決算期の変更をしています。2019年12月期は元々は増益予想でしたが下方修正を行い、減益の見通しとなっています(経常利益を220億円から160億円へ、最終利益を180億円から80億円へ下方修正)。

参考:業績予想の修正に関するお知らせ|日本電気硝子公式サイト

株価チャート

直近約3年の週足株価チャートです。

2018年12月期が減益の見通しとなると株価は下落をはじめ、現在もまだ下落トレンドが完全に終了したとはいえない位置と考えられます。一時は4,500円を超えていた株価ですが今はその半値近くです。

ここからの株価ですが割安度に加えて、配当利回りの大きさが出ているため、さらに半値となるラインまで下落する可能性は低く、2,000円周辺が一旦の底値となる可能性が高いとみています。

もちろん、今後の業績見通しや大きく減配すれば2,000円を割り込む可能性もあります。

最近の業績と今後の見通しを確認

最後に最近の業績と今後について考えてみます。

日本電気硝子とは

日本電気硝子株式会社(にっぽんでんきがらす)は、滋賀県大津市に本社をおくガラスメーカーである。フラットパネルディスプレイ(FPD)用ガラスの大手であり、特に液晶用ガラス基板では世界の生産量の20%を供給し、米コーニング、AGCとともに世界3強である。(この3社の世界生産シェアは9割以上。) 高機能性樹脂強化用ガラス繊維も世界シェアトップクラスである。

wikipediaより一部抜粋

主力は薄型パネルディスプレイ(FPD)用ガラスとガラスファイバです。欧米でのガラスファイバはしばらく厳しいと見ていて、今後、緩やかに回復すると考えているようです。

参考:2019年12月期中間決算説明会質疑応答|日本電気硝子公式サイト

最近の業績を確認

2019年7月29日の決算にて2019年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は87.1億円と発表、あわせて通期の同利益を従来予想の220億円から160億円に下方修正しました。

通期計画160億円に対する進捗率は54.5%となっています。また、下方修正により、配当性向の予測は59%から132%となっています。

今後について

2019年10月10日、ARやMR対応のスマートグラス⽤として、世界最⾼の屈折率および内部透過率を備えた新しい基板ガラスの開発に成功と開示が出ました。

スマートグラスはGoogleがGoogle Glassを発表したことで認知度が上がり、この先もAIと組み合わせるなど、多くの企業が参入して市場規模はさらに広がる見通しです。

この開示ニュースをうけて株価が上昇していますが、今は期待買いの状態です。配当利回りも高い事からお得にみえるかもしれませんが、買い時はしっかり見極める必要があると考えています。

参考:スマートグラス用基板ガラスとして世界最高性能を達成|日本電気硝子公式サイト

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