日本電気硝子の株価と配当はどうなる?業績推移・株価チャートを分析!【5214】

日本電気硝子(5214)が業績悪化により株価が下落したことで、高配当利回りになっています。

果たして今後の株価と配当がどうなるか。株価指標・業績推移・株価チャート・配当推移から考えてみました。

日本電気硝子の株価POINT
  • 減収・減益の見通しで業績は厳しい
  • 株価は底値付近で配当利回りは高い
  • 将来、減配する可能性もあるかも

株価指標と事業内容について

はじめに日本電気硝子の株価と事業内容をみていきます

株価指標について

現在の株価:2,321円

予定年間配当:110円

年間配当利回り:約4.7%

予想PER:28倍、PBR:0.45倍

予想PERは割高、PBRはかなり割安です。配当利回りは株価下落により高い利回りとなっています。

※株価は2019年11月29日終値

日本電気硝子(5214)とは

日本電気硝子株式会社(にっぽんでんきがらす)は、滋賀県大津市に本社をおくガラスメーカーである。フラットパネルディスプレイ(FPD)用ガラスの大手であり、特に液晶用ガラス基板では世界の生産量の20%を供給し、米コーニング、AGCとともに世界3強である。(この3社の世界生産シェアは9割以上。) 高機能性樹脂強化用ガラス繊維も世界シェアトップクラスである。

wikipediaより一部抜粋

主力は薄型パネルディスプレイ(FPD)用ガラスとガラスファイバです。欧米でのガラスファイバはしばらく厳しいと見ていて、今後、緩やかに回復すると考えているようです。

参考:2019年12月期中間決算説明会質疑応答|日本電気硝子公式サイト

業績推移と株価チャートについて

業績推移と株価チャートを見ていきます

売上高と経常利益の推移

2014年12月期は決算期の変更をしています。

2017年12月期は2度の上方修正を行い好業績でしたが、2018年12月期、2019年12月期ともに下方修正を行い、連続減益の見通しとなっています。

参考:業績予想の修正に関するお知らせ|日本電気硝子公式サイト

株価チャート

下記は日本電気硝子の5年分の週足株価チャートです。

2018年12月期が減益の見通しとなると株価は下落をはじめ、現在もまだ下落トレンドが完全に終了したとはいえない位置です。

一時は4,500円を超えていた株価ですが今はその半値近くです。ここからの株価は割安度に加えて、配当利回りの高さが出ているため、2,000円以下となる可能性は低いです。

しかし、今後さらに業績下方修正を行ったり、減配をすれば2,000円を割り込む可能性もあります。

配当推移について

下記は日本電気硝子の配当推移です

2014年12月期2015年12月期2016年12月期2017年12月期2018年12月期2019年12月期(予)
60円80円80円90円100円110円

2019年12月期は中間配当(6月末)に50円、期末配当(12月末)に60円予定で合わせて年間110円の予定となっています。

3期連続の増配予定ですが、2019年12月期の配当性向は業績下方修正を行ったことにより約132%となる予測で危険水準です。

現預金残高や過去の状況(実質10年以上無配、配当性向100%を超えた時あるが配当を維持)を考えるといきなり大きく減配する可能性は低いと考えられますが、今後の業績見込み次第では配当を維持または増配することが厳しくなる可能性もあると考えられます。

最近の業績と今後の見通しを確認

最後に最近の業績と今後について考えてみます。

最近の業績を確認

2019年10月29日の決算にて2019年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は103億円と発表、通期計画の160億円に対する進捗率は64.6%となりました。

2Qに続き3Qも前年同期比で大きくマイナスとなり厳しい状況が続いています。このまま前年比マイナスで推移すると下方修正を行った通期計画の達成も厳しいです。

今後について

2019年10月10日、ARやMR対応のスマートグラス⽤として、世界最⾼の屈折率および内部透過率を備えた新しい基板ガラスの開発に成功と開示が出ました。

スマートグラスはGoogleがGoogle Glassを発表したことで認知度が上がり、この先もAIと組み合わせるなど、多くの企業が参入して市場規模はさらに広がる見通しです。この開示ニュースをうけて若干株価が反応しましたが限定的に終わりました。

現在の株価は配当利回りが高く、過去と比較し安くみえるかもしれませんが、業績悪化による配当性向の上昇、主な顧客が韓国、台湾、中国の液晶パネル企業であることを考えると、この先の不透明感はまだまだ強いです。

とはいえ、新しい基板ガラスの開発の成功を見てわかるように技術力は確かで、財務も健全です。ここから業績が回復すれば2,000円台はかなりお得な株価となる可能性も秘めています。

参考:スマートグラス用基板ガラスとして世界最高性能を達成|日本電気硝子公式サイト

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