マルハニチロの株価が緩やかなレンジ推移・業績回復【1333】

水産国内最大手のマルハニチロ(1333)。

今後の株価と配当はどうなるのか、株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認してみました。

マルハニチロの株価POINT
  • 割安水準、業績回復
  • 株価は緩やかなレンジ推移
  • 需要増が見込めるが、不透明感もある
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マルハニチロの株価情報と業績推移

マルハニチロの株価情報と業績推移・株価チャートを確認していきます。

株価の指標

株価:2,581円
予想PER:7.04倍
PBR:0.73倍
予想EPS:366.69円
時価総額:1,305億円

2023年5月10日終値時点のデータです
最新の株価参考:マルハニチロ(株)【1333】:Yahoo!ファイナンス

PER、PBRともに割安感があります。

業績の推移

下記はマルハニチロの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2018年3月期から2021年3月期まで厳しい利益推移でした。

2022年3月期は利益が大きく回復、2023年3月期も増益となりました。

2024年3月期は減益見通しとしています。

参考:財務ハイライト|マルハニチロ株式会社

株価のチャート

下記はマルハニチロ5年分の週足株価チャートです。

株価は2018年11月から下落、業績悪化により一時は2,000円割れまで大きく下落しました。

2021年以降はゆるやかなレンジで推移しています。

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マルハニチロの配当情報と株主優待

マルハニチロの配当情報と株主優待制度を確認していきます。

配当情報

2024年3月期の予定年間配当:70円
予想年間配当利回り:2.71%

配当金の推移について

下記はマルハニチロの配当金推移です。2024年3月期から中間配当を導入予定としています。

年間配当は40円の据え置き推移でしたが、2022年3月期に増配。2024年3月期も増配予定としています。

配当性向は2023年3月期が17.9%、2024年3月期の予想が約19%です。

配当政策の確認

マルハニチロの配当方針は「安定的な株主還元の継続を基本方針」としています。

参考:配当金・配当政策・株主優待|マルハニチロ株式会社

株主優待について(廃止)

株主優待制度は「自社グループ商品」を実施していましたが、2022年3月末を最後に廃止しています。廃止後は配当重視とし増配しています。

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マルハニチロの事業内容と今後について

マルハニチロの事業内容と財務情報の確認と今後について考えてみます。

マルハニチロ(1333)の概要

マルハニチロ株式会社(英:Maruha Nichiro Corporation)は、日本の大手食品会社。

1880年創業の遠洋漁業・捕鯨・水産加工大手のマルハ(旧・大洋漁業)と1906年創業の北洋漁業・水産加工大手のニチロ(旧・日魯漁業)を起源とする。2007年に両社が経営統合し、2008年の事業再編を経て、2014年4月1日の合併により誕生した。

マルハニチロ – Wikipediaより抜粋

マルハニチロは水産最大手の企業で、冷凍食品・缶詰などの「加工食品」も事業展開しています。

遠洋漁業・水産加工大手の「マルハ」、北洋漁業・水産加工大手の「ニチロ」が経営統合して誕生した企業です。

3カ月決算の実績

下記はマルハニチロの連結経常利益の推移と前期との比較です。

2024年3月期の連結経常利益は270億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記はマルハニチロのキャッシュ・フロー推移です。

参考:マルハニチロ|Google Finance

マルハニチロの今後について

報告セグメントを「水産資源事業」、「加工食品事業」、「食材流通事業」、「物流事業」の4区分に変更。M&Aも含め事業拡大を推進しています。

伸びしろと不透明感

「加工食品事業」はこの先の需要も見込めますが、原材料や燃料などのコスト増を値上げで対応するという見えにくさもあります。

株価への反応

2022年3月期は業績回復し増配、2023年3月期も増益ですが株価はあまり反応していないです。同業他社と比較しても割安感がある状態です。

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