小松製作所(コマツ)の株価分析!収益悪化で配当を減額修正。今後の株価・配当はどうなる【6301】

建設機械で世界2位の小松製作所(6301)ですが、中国経済の減衰・米中貿易摩擦の影響に加え新型コロナウイルス感染症の影響で株価が下落しています。2020年3月期は業績悪化により配当を減額しました。はたして今後の株価と配当はどうなるのか。業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

小松製作所(コマツ)の株価POINT
  • 株価は割安で配当利回りは高い
  • 業績は大きく下方修正を行い、増配期待値は小さい
  • 直近では厳しいが世界的にもブランド力のある会社
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コマツの事業内容と株価指標

はじめにコマツの事業内容と株価指標を見ていきます。

コマツ(6301)とは

株式会社小松製作所(こまつせいさくしょ)は、日本の建設機械・鉱山機械のメーカー。呼称としてカタカナ表記のコマツを用いている。英表記はKOMATSUである。TOPIX Large70の構成銘柄の一つ。

建設機械の日本でのシェアは1位、世界でアメリカ・キャタピラー社に次いで2位。日本以外にも南北アメリカ、ヨーロッパ、CIS、中近東、アフリカ、東南アジア、オセアニア、中国にグループ企業を展開する。

堅実な経営で比較的財務体質の良く、世界戦略も好調な会社として知られ、投資家やエコノミストからの評価は高い。好悪含めて新聞雑誌の経済欄を飾ることも多い。斜陽産業などと言われた時期もあったが、建機業界が活況を帯びていることもあって、最近では成長企業として見られている。

小松製作所 – Wikipediaより抜粋

コマツは日本だけでなくグローバルに事業を展開しており海外売上比率は約86%です。そのため、世界的な景気動向が業績に大きな影響を与えます。

参考:コマツはグローバル企業?|小松製作所-建設機械のコマツ

株価指標と配当利回り

下記はコマツの2020年5月21日終値時点の株価指標と配当利回りです。

現在の株価:2,099.5円
予想年間配当:未定
年間配当利回り:—
予想PER:—、PBR:1.12倍

業績見通し、配当ともに未定としています。株価が下落した為、以前のような割高感はなくなりました。

コマツの業績推移と株価チャート

次にコマツの売上・利益推移と株価チャートの推移を確認していきます。

売上高・経常利益の推移

下記はコマツの売上高と経常利益の推移です。

2019年3月期は過去最高益の3,774億円と好調でしたが、2020年3月期は3,170億円の予想から2,231億円で着地しました。中国の景気減速をはじめ、新型コロナウイルス感染症が大きく業績に影響を与えています。

株価チャートについて

下記はコマツ5年分の週足株価チャートです。

2018年1月まで株価は上昇トレンドで推移していました。期待値が高く割高になっていたため、利益確定売りや中国に対する警戒感が出たあたりから下落が始まります。その後、実際に業績が伸び悩んだこと、新型コロナウイルス感染症の影響で下落しました。

ここ最近で見ると割安感やある程度の悪材料を織り込んだことでやや持ち直す雰囲気が出ています。しかし、業績予想を非開示しているように短期的にはまだまだ油断できない状況です。

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コマツの配当推移と株主優待

次にコマツの配当金推移と株主優待制度を確認していきます。

配当金の推移

下記はコマツの配当金推移です。年2回、中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施しています。

コマツの年間配当金推移

2015年3月期:58円
2016年3月期:58円
2017年3月期:58円
2018年3月期:84円
2019年3月期:110円
2020年3月期:94円
2021年3月期:未定

2020年3月期の配当は据え置きの予定でしたが減額修正を行いました。

配当方針として「連結配当性向を40%以上とし、連結配当性向が60%を超えないかぎり、減配はしない方針」としています。

2020年3月期の配当を減額修正したこと、配当性向が57.7%であること、新型コロナウイルス感染症の影響を考えると2021年3月期は配当未定としていますが、更に減配となる可能性が高いです。現状では不透明感が強いですが、一旦は以前の年間58円がターゲットラインと考えられます。

参考:配当金について|小松製作所-建設機械のコマツ

株主優待制度について

コマツは株主優待を実施しています。株主優待というよりは感謝品という位置づけです。公式サイトでも「感謝品」としています。

300株以上保有かつ保有期間が3年以上でオリジナルミニチュアがいただけます。

株主優待が株価に与える影響は考えなくて良さそうです。

参考:感謝品進呈のご案内|小松製作所-建設機械のコマツ

コマツの決算内容と今後について

最後にコマツの決算内容確認と今後について考えてみます。

決算内容について

2020年5月18日の決算にて2020年3月期の連結経常利益2,231億円と発表。2021年3月期の業績見通しは非開示とし、2020年3月期の年間配当を110円から94円に減額し、2021年3月期の年間配当を未定としました。

2020年1月期-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比66.6%減で大きく減益となっています。

今後について

コマツはグローバルに事業を展開しているので世界的な景気動向が業績に大きな影響を与えます。日米欧の先進国だけでなく中国をはじめ新興国の景気が悪くなれば需要は減ります。

長い目で見ると建設投資を行う新興国は多いですが、短期的には新型コロナウイルス感染症の影響による景気不安があります。株価2,000円前後は割安感があり、世界的な企業、堅実経営で財務体質も良い優良企業であることはプラス材料です。利益が減れば配当を減額するのは目先だけでなく将来を見据えた当然と言えば当然の処置と考えることもできます。

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