シチズン時計【7762】連続増配予定で高配当利回り・株価上昇推移

腕時計大手のシチズン時計(7762)、増配当予定で高い配当利回りです。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。

シチズン時計のPOINT
  • 配当利回りは4%以上で高い利回り
  • 業績回復に加え、積極的な還元方針もあり増配推移
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シチズンの株価情報と配当・優待

シチズン時計の株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年3月15日終値時点)

株価:982円
予想PER:11.49倍
PBR:1.02倍
予想EPS:85.45円
時価総額:2,416億円

最新の株価参考:シチズン時計(株)【7762】:Yahoo!ファイナンス

配当金の情報

2024年3月期の予定年間配当:40円
予想年間配当利回り:4.07%

配当金の推移について

下記はシチズン時計の配当金推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

2020年3月期、2021年3月期と連続減配で厳しい状況でしたが、2022年3月期に回復、2023年3月期は大きく増配、2024年3月期も増配予定としています。

配当性向は2023年3月期が45.2%、2024年3月期の予想配当性向は約46%です。

株主還元方針の確認

株主還元の基本方針は、中期経営計画2024にて「安定的かつ継続的な配当を重視、配当性向50%を目安」としています。高めの目安を設定しています。

参考:株主になるメリット|シチズン時計株式会社

株主優待について

株主優待制度は実施していないです。

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シチズンの業績推移と株価推移

シチズン時計の業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記はシチズン時計の売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

最終損益が2020年3月期は167億円の赤字、2021年3月期は251億円の赤字と厳しくなりました。

2022年3月期は大きく黒字回復、2024年3月期も比較的好調な見通しとしています。

参考:業績推移|シチズン時計株式会社

株価のチャート

下記はシチズン時計5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年10月に業績悪化や不透明感などから過去最安値まで下落しました。

2021年からは想定以上の業績回復もあり持ち直して上昇、2023年2月は大規模な自社株買い発表の影響もあり大きく上昇。その後は下落する場面もありますが、上昇が強めの推移をしています。

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シチズンの事業内容と財務状況

シチズン時計の事業内容と財務状況を確認していきます。

シチズン時計(7762)の概要

シチズン時計株式会社(シチズンとけい、英: Citizen Watch Co., Ltd.)は、日本の精密・電子機器の製造会社であり、シチズングループの中核を成す企業である。

かつては腕時計の機械体(ムーブメント)の生産量世界第1位(グループ)を誇り、国内最大手。世界シェアの3割以上を持つ。

シチズン時計 – Wikipediaより抜粋

社名に時計とあるようにメインは「時計事業」です。工作機械やデバイス事業も展開しており、海外売上比率は約7割あります。

3カ月決算の実績

下記はシチズン時計の連結経常利益の推移と前期との比較です。

2024年3月期の連結経常利益は285億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記はシチズン時計のキャッシュ・フロー推移です。

営業CFは変動が大きいように見えます。

シチズン時計の配当について

株価が上昇していますが、大きく増配している影響もあり高い配当利回りです。

過去に業績悪化で大きく減配している点は気になりますが、配当性向の目安を50%とし還元に積極的です。

配当による利益還元を基本としているため、株主優待を実施する可能性は現状では低そうです。

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