建設機械で世界2位の小松製作所(6301)、連続増配当で推移し高い利回りです。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。
株価情報と株主優待
株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2024年7月30日終値時点)
株価:4,304円
予想PER:11.67倍
PBR:1.27倍
予想EPS:368.66円
時価総額:4兆1,913億円
最新の株価参考:コマツ【6301】:Yahoo!ファイナンス
株主優待について
株主優待制度は「オリジナルミニチュア」です。優待権利月は3月、300株以上保有かつ3年以上の継続保有が条件です。
株主優待と言うよりは感謝品という位置付けで実施しており、公式サイトでも「感謝品」としています。株価に与える影響はなさそうです。
配当金の情報
2025年3月期の予定年間配当:167円
予想年間配当利回り:3.88%
配当金の推移について
下記は配当金の推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。
2020年3月期、2021年3月期と連続減配も、その後は大きく増配。2025年3月期は据え置き予定としています。
配当性向は2024年3月期が40.1%。2025年3月期の予想が約45%です。
配当方針の確認
配当方針は「連結配当性向を40%以上」としています。以前は「連結配当性向が60%を超えないかぎり減配しない方針」としていました。
業績推移と株価推移
業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。
2020年3月期、2021年3月期は連続減収・減益となりましたが、2022年3月期以降は増益推移で2024年3月期は過去最高を更新。
2025年3月期は減益見通しとしています。
株価のチャート
下記は5年分の週足株価チャートです。
株価は2020年4月以降は上昇していましたが、2021年-2022年はレンジ気味に推移。
2023年に入ると上昇、2024年も上昇が強めに推移していますが、下落場面もあります。
事業内容と財務状況
事業内容と財務状況を確認していきます。
コマツ(6301)の概要
株式会社小松製作所(こまつせいさくしょ)は、日本の建設機械・鉱山機械のメーカー。呼称としてカタカナ表記のコマツを用いている。英表記はKOMATSUである。
堅実な経営で比較的財務体質が良く、世界戦略も好調な会社として知られ、投資家やエコノミストからの評価は高い。
好悪含めて新聞雑誌の経済欄を飾ることも多い。斜陽産業などと言われた時期もあったが、建機業界が活況を帯びていることもあって、最近では成長企業として見られている。
小松製作所 – Wikipediaより抜粋
コマツは日本だけでなくグローバルに事業を展開しており海外売上比率は約9割です。そのため、世界的な景気動向が業績に大きな影響を与えます。
3か月決算の実績
下記は3か月決算の連結営業利益の推移と前期との比較です。
2025年3月期の連結営業利益は5,570億円見通しとしています。
キャッシュフロー
下記はキャッシュ・フロー推移です。
2024年3月期の営業CFは大きく増えています。
配当・優待について
高い配当利回りですが、業績連動感があり今後の配当は見えにくさがあります。
株主優待制度はオマケの印象が強いです。