コクヨの株価と配当が今後どうなるか分析!株主優待はお得?【7984】

コクヨ(7984)が筆記具を中心とする文具販売を行っている関連会社の「ぺんてる」を買収し子会社化を行おうとしていましたが失敗が濃厚となっています。

今後のコクヨの株価及び配当がどうなるのか、ぺんてる買収失敗について株価指標・業績推移・株価チャートを分析してみました。また、コクヨは株主優待制度を実施しているので、配当と合わせた利回りも見ていきます。

コクヨの株価POINT
  • 業績は悪くはないが、勢いが弱くなっている印象
  • 配当は今後も増配する可能性が高い
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株価指標と事業内容について

はじめにコクヨの株価指標と事業内容・ぺんてる買収について見ていきます。

株価指標と配当利回り

現在の株価:1,690円

予定年間配当:37円

年間配当利回り:約2.2%

予想PER:13.9倍、PBR:0.93倍

事務用品やオフィス家具関連銘柄として他と比較すると、ものすごく割安というわけでないですが、まだ若干の割安感はあります。

※株価は2019年12月18日終値

コクヨ(7984)とは

コクヨ株式会社は、文房具やオフィス家具、事務機器を製造・販売する会社。

代表的な商品には、1975年(昭和50年)から2014年(平成26年)の39年間で累計約26億冊を出荷した「Campus(キャンパス)ノート」などがある。IT化の昨今でも広く使われているものに会計帳簿がある。独立系の企業だが、株主として三井住友銀行の資本が入っている。

wikipediaより一部抜粋

コクヨは中期経営計画にて3つの事業ドメイン(空間価値、ビジネスサプライ、グローバルステーショナリー)を設定しています。

空間価値は「国内外のファニチャー事業(家具)」、ビジネスサプライは「オフィス関連用品、オフィス通販」、グローバルステーショナリーは「ステーショナリー事業(文具)」です。

参考:対応すべき課題|コクヨ公式サイト

ぺんてる買収について

2019年11月、コクヨは既に37.8%の株式を保有していた「ぺんてる」をTOB(株式公開買い付け)にて株式過半数の取得、及び子会社化を目指しました。

理由としてはものすごく簡単に言うと、業務提携したいコクヨに対してぺんてるが消極的だったこと、他社と業務提携を進めている。という点です。

最終的には、買い付け価格を3,500円から4,200円まで引き上げ持ち株比率を45.66%まで上昇させましたが、噂となっていた他社(プラス)がぺんてる株を3,500円で買い付けておよそ30%を取得。

結果、ぺんてる経営陣の持ち分などをあわせ50%を超えたため、買収は実質的に失敗したと見られています。

参考:ぺんてる株式会社の株式の買付け方針に関するお知らせ

業績推移と株価チャートについて

次に業績の推移と株価チャートについてみていきます。

売上高と経常利益の推移

売上は横ばい、経常利益も2018年12月期は減益、2019年12月期も下方修正を行い、減益の見通しとなっています。大きく減益とはなっていませんが、伸び悩んでいる感はあります。

株価チャートを確認

下記はコクヨの5年分の週足株価チャートです

下落気味に推移していた株価ですが、現在は底打ちをして上昇しています。

ココから更に上昇すると上値メドは2,100円周辺、下落した場合は1,350円となりそうです。

配当推移と株主優待について

次にコクヨの配当推移と株主優待について見てみます

配当推移について

下記はコクヨの配当推移です

2014年12月期2015年12月期2016年12月期2017年12月期2018年12月期2019年12月期(予)
15円17.5円22円29円32円37円

配当は毎年増配しています。

中期経営計画にて株主還元方針として、「2021年までに配当性向40%を目指して安定的な増配を継続し、株主への利益還元に努めます」としています。2018年12月期の配当性向は26.6%、2019年12月期の予想配当性向は約30%のため、まだまだ増配する可能性は高いです。

参考:配当|コクヨ公式サイト

株主優待制度について

コクヨの株主優待ですが「自社グループ商品」をいただくことができます。権利日は12月末、500株以上から対象となります。

保有株式数優待内容
500株以上、1,000株未満3,000円相当の自社グループ商品
1,000株以上6,000円相当の自社グループ商品

優待利回りですが、500株保有で3,000円相当なので約0.3%です。

500株以上というのは若干手を出しずらいですね。昔は100株で2,000円相当だったのですが・・・配当と合わせた利回りでも約2.5%と微妙な水準です。

参考:株主優待|コクヨ公式サイト

最近の業績と今後の見通しについて

最後に最近の業績と今後について見ていきます。

最近の業績を確認

2019年10月28日の決算にて2019年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は156億円と発表、通期計画の184億円に対する進捗率は85.2%となりました。

1Qの決算にて下方修正を行い、2Qの経常利益は前年同期比で31.1%減とやや不安な上期でした。しかし、3Qでは前年同期比で54.9%増と復活しています。

今後について

コクヨは2019年7月1日からオフィス家具製品などの物流費(配送費及び組立費)を20~30%アップすると発表しました。小売りでもよくあるように人件費・物流コストの上昇を受けての事です。

ここ最近の売上・利益の伸び悩みの主な原因は国内市場の需要低迷、原材料価格の高騰、物流費の増加などです。

多少値上げしてもその影響で大きく売り上げが減少することは考えにくく、利益の改善が望めると考えますが、一方まだまだ国内市場の需要は低迷すると考えられます。国内は落とさず、海外でどれだけ伸ばせるかがカギとなりそうです。

ぺんてるとの業務提携・子会社化失敗は今の業績に大きな影響を与えるものではないですが、将来への成長投資として考えた場合、良くない結果となってしまったと考えられます。そのため、この先は新たな方法(別の提携先など)を模索すると考えられます。

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