コクヨの株価分析!株価は長期下落も短期で上昇!業績はやや厳しめの推移【7984】

事務用品最大手のコクヨ(7984)。業績伸び悩みで長期株価が下落していましたが、短期では上昇しています。果たして、今後の株価と配当がどうなるのか。業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。また、株主優待制度も確認していきます。

コクヨの株価POINT
  • 株価指標に目立った割高感なし、配当利回りはやや高め
  • 業績推移はやや厳しく長期株価は下落
  • 不安材料があるが短期株価は上昇
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コクヨの株価指標と事業内容

はじめにコクヨの株価指標と事業内容・ぺんてる買収について確認していきます。

株価指標と配当利回り

株価:1,818円
予定年間配当:40円
年間配当利回り:2.2%
予想PER:18.1倍
PBR:0.95倍

2021年6月11日終値時点のデータ

株価指標に目立った割安感・割高感は無いです。年間配当利回りはやや高めです。

コクヨ(7984)とは

コクヨ株式会社は、文房具やオフィス家具、事務機器を製造・販売する会社。

代表的な商品には、1975年から2014年の39年間で累計約26億冊を出荷した「Campus(キャンパス)ノート」などがある。IT化の昨今でも広く使われているものに会計帳簿がある。独立系の企業だが、株主として三井住友銀行の資本が入っている。

コクヨ – Wikipediaより一部抜粋

コクヨは中期経営計画にて「空間価値」、「ビジネスサプライ」、「グローバルステーショナリー」の3つの事業ドメインを設定しています。

事業ドメインについて

空間価値は「国内外のファニチャー事業(家具)」、ビジネスサプライは「オフィス関連用品、オフィス通販」、グローバルステーショナリーは「ステーショナリー事業(文具)」です。

参考:コクヨの事業|コクヨ

ぺんてる買収について

2019年11月、コクヨは37.8%の株式を保有していた「ぺんてる」をTOB(株式公開買い付け)にて株式過半数の取得、及び子会社化を目指しました。買収目的を簡単に言うと「業務提携したいコクヨに対してぺんてるが消極的だったこと、他社と業務提携を進めていた。」です。

最終的には、買い付け価格を3,500円から4,200円まで引き上げ持ち株比率を45.66%まで上昇させましたが、噂となっていた他社(プラス)がぺんてる株を3,500円で買い付けておよそ30%を取得。結果、ぺんてる経営陣の持ち分などをあわせ50%を超えたため買収は実質的に失敗し、断念しました。

参考:ぺんてる株式会社の株式の買付け方針に関するお知らせ

コクヨの業績推移と株価チャート

次にコクヨの業績推移と株価チャートを確認していきます。

売上高と経常利益の推移

経常利益は2018年12月期から2020年12月期まで3期連続で減益。2021年12月期は増益予想から下方修正し横ばい見通しです。

株価チャートの推移

下記はコクヨ5年分の週足株価チャート推移です。

株価は2018年頃から下落。業績がやや伸び悩んだことなどが影響したと考えられます。2020年中旬以降の株価は上昇しています。

株価のメドについて

ここから上昇した場合のメドは2,000円、下落した場合のメドは1,400円辺りと見ることが出来そうです。

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コクヨの配当推移と株主優待

次にコクヨの配当推移と株主優待を確認していきます。

配当金の推移

下記はコクヨの配当金の推移です。年2回、中間配当(6月)と期末配当(12月)を実施しています。

コクヨの年間配当金推移

2016年12月期:22円
2017年12月期:29円
2018年12月期:32円
2019年12月期:39円
2020年12月期:39円
2021年12月期:40円(予)

配当は増配傾向です。配当性向は2019年12月期が30.1%、2020年12月期が55.6%、2021年12月期の予想は約40%です。

株主還元方針の確認

中期経営計画にて株主還元方針を「2021年までに配当性向40%を目指して安定的な増配を継続し、株主への利益還元に努めます」としています。

参考:配当|コクヨ公式サイト

株主優待制度について

コクヨの株主優待は「自社グループ商品」です。権利日は12月末で500株以上から対象です。

保有株式数優待内容
500株以上 1,000株未満自社グループ商品 3,000円相当
1,000株以上自社グループ商品 6,000円相当

500株保有で3,000円相当なので優待利回りは約0.3%です。

以前は100株保有で2,000円相当であるのを考えると、500株以上というのはやや手を出しずらく、利回りも低いです。

参考:株主優待|コクヨ公式サイト

コクヨの決算内容と今後について

最後にコクヨの決算内容の確認と今後について考えていきます。

決算内容の確認

2021年5月10日の決算にて2021年12月期1Q(1-3月)の連結経常利益は53.8億円と発表。あわせて、通期の同利益を160億円予想から142億円予想に下方修正しています。

今後について

人件費・物流コストの上昇により、2019年7月1日からオフィス家具製品などの物流費(配送費及び組立費)を20~30%アップすると発表。近年の売上・利益の伸び悩みの主な原因は国内市場の需要低迷、原材料価格の高騰、物流費の増加などです。

今後のカギ

多少値上げしても、その影響で大きく売り上げが減少することは考えにくく、利益の改善が望めますが、まだまだ国内市場の需要は低迷すると考えられます。今後は国内を出来るだけ減らさず、海外でどれだけ伸ばせるかがカギとなりそうです。

資本業務提携について

ぺんてる買収は断念しましたが、2020年11月にショウワノートと資本業務提携、2021年1月にgooddaysホールディングスと資本業務提携、2021年4月に米国のHOMMAと業務提携を開始するなど積極的な動きを見せています。

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