コクヨの株価と配当がどうなるか業績推移・株価チャートを分析!株主優待はお得?【7984】

コクヨ(7984)が筆記具を中心とする文具販売を行っている関連会社の「ぺんてる」を買収し子会社化を行おうとしていましたが失敗が濃厚となり買収を断念しました。果たして、今後のコクヨの株価と配当がどうなるのか。業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。また、コクヨは株主優待制度を実施しているので、配当と合わせた利回りも確認していきます。

コクヨの株価POINT
  • 株価にはやや割安感があり配当利回りは高め
  • 業績は悪くないが、勢いが弱くなっている印象
  • 配当は今後も増配する可能性が高い
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コクヨの事業内容と株価指標

はじめにコクヨの事業内容と株価指標・ぺんてる買収について確認していきます。

コクヨ(7984)とは

コクヨ株式会社は、文房具やオフィス家具、事務機器を製造・販売する会社。

代表的な商品には、1975年(昭和50年)から2014年(平成26年)の39年間で累計約26億冊を出荷した「Campus(キャンパス)ノート」などがある。IT化の昨今でも広く使われているものに会計帳簿がある。独立系の企業だが、株主として三井住友銀行の資本が入っている。

wikipediaより一部抜粋

コクヨは中期経営計画にて3つの事業ドメイン(空間価値、ビジネスサプライ、グローバルステーショナリー)を設定しています。空間価値は「国内外のファニチャー事業(家具)」、ビジネスサプライは「オフィス関連用品、オフィス通販」、グローバルステーショナリーは「ステーショナリー事業(文具)」です。

参考:対応すべき課題|コクヨ公式サイト

株価指標と配当利回り

現在の株価:1,386円

予定年間配当:45円

年間配当利回り:約3.2%

予想PER:10.6倍、PBR:0.75倍

※株価は2020年3月24日終値

事務用品やオフィス家具関連銘柄として他銘柄と比較すると、ものすごく割安というわけでないですが割安感はあります。配当利回りはやや高めです。

ぺんてる買収について

2019年11月、コクヨは既に37.8%の株式を保有していた「ぺんてる」をTOB(株式公開買い付け)にて株式過半数の取得、及び子会社化を目指しました。買収目的をものすごく簡単に言うと「業務提携したいコクヨに対してぺんてるが消極的だったこと、他社と業務提携を進めていること。」という点です。

最終的には、買い付け価格を3,500円から4,200円まで引き上げ持ち株比率を45.66%まで上昇させましたが、噂となっていた他社(プラス)がぺんてる株を3,500円で買い付けておよそ30%を取得。結果、ぺんてる経営陣の持ち分などをあわせ50%を超えたため買収は実質的に失敗し、ぺんてる買収を断念しました。

参考:ぺんてる株式会社の株式の買付け方針に関するお知らせ

コクヨの業績推移と株価チャート

次にコクヨの業績推移と株価チャートを確認していきます。

売上高と経常利益の推移

売上は横ばい、経常利益は2018年12月期、2019年12月期と2期連続で減益ですが、2020年12月期は増収・増益の見通しとなっています。大きく減益となっていませんが、やや伸び悩んでいる感はあります。

株価チャートを確認

下記はコクヨ5年分の週足株価チャートです。

上昇していた株価ですが、2018年頃より下落し始めました。業績が伸び悩んでいることが影響していると考えられます。下落から抜け出す気配もありましたが、相場環境の悪化でまだ油断できない状況です。ここから更に下落した場合のメドとしては1,000円あたり、上昇した場合の一旦のメドは1,700円あたりと見ることができます。

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コクヨの配当推移と株主優待

次にコクヨの配当推移と株主優待を確認していきます。

配当金の推移

下記はコクヨの配当金の推移です。年2回、中間配当(6月)と期末配当(12月)を実施しています。

コクヨの年間配当金推移

2015年12月期:17.5円
2016年12月期:22円
2017年12月期:29円
2018年12月期:32円
2019年12月期:37円
2020年12月期:45円 (予)

配当は毎年増配しています。

中期経営計画にて株主還元方針として、「2021年までに配当性向40%を目指して安定的な増配を継続し、株主への利益還元に努めます」としています。2018年12月期の配当性向は26.6%、2019年12月期の配当性向は30.1%、2020年12月期の予想配当性向は約35%のため、まだ増配する余力が残っています。

参考:配当|コクヨ公式サイト

株主優待制度について

コクヨの株主優待ですが「自社グループ商品」です。権利日は12月末、500株以上から対象となります。

保有株式数優待内容
500株以上
1,000株未満
自社グループ商品
3,000円相当
1,000株以上自社グループ商品
6,000円相当

500株保有で3,000円相当なので優待利回りは約0.4%です。

昔は100株で2000円相当だったのを考えると、500株以上というのは若干手を出しずらいです。利回りも低いです。

参考:株主優待|コクヨ公式サイト

コクヨの決算と今後について

最後にコクヨの決算内容の確認と今後について考えていきます。

決算内容の確認

2020年2月14日の決算にて2019年12月期の連結経常利益は181億円と発表、2020年12月期は185億円に伸びる見通しとしました。同時に、2019年12月期の年間配当を37円から39円に増額修正し、2020年12月期も6円増の45円に増配する方針としました。

今後について

コクヨは2019年7月1日からオフィス家具製品などの物流費(配送費及び組立費)を20~30%アップすると発表しました。小売りでもよくあるように人件費・物流コストの上昇を受けての事です。近年の売上・利益の伸び悩みの主な原因は国内市場の需要低迷、原材料価格の高騰、物流費の増加などです。

多少値上げしてもその影響で大きく売り上げが減少することは考えにくく、利益の改善が望めますが、一方まだまだ国内市場の需要は低迷すると考えられます。国内は落とさず、海外でどれだけ伸ばせるかがカギとなりそうです。

ぺんてるとの業務提携・子会社化失敗は今の業績に大きな影響を与えるものではないですが、将来への成長投資として考えた場合、良くない結果となってしまったと考えられます。そのため、この先は新たな方法を模索すると考えられます。

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