衛生・雑貨関係が主軸の小林製薬(4967)、株主優待制度は自社製品を実施。株主優待に加え、株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移・株主優待を確認していきます。
- 株主優待は自社製品・配当との合計利回りは約3.7%
- 株価は割高感・警戒感から下落が強い推移
株価情報と株主優待について
小林製薬の株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2025年4月10日終値時点)
株価:5,441円
予想PER:38.52倍
PBR:1.9倍
予想EPS:141.25円
時価総額:4,247億円
最新の株価参考サイト:小林製薬(株)【4967】:Yahoo!ファイナンス
株主優待について
株主優待制度は「自社製品」、「通販割引」などを実施しています。優待権利月は6月と12月の年2回です。
保有株式数 | 優待内容 |
---|---|
100株以上 | 5,000円相当の自社商品 通販製品10%割引 |
300株以上かつ3年保有 | 復興支援選べるギフトを追加 (12月末のみ) |
優待利回り
100株保有で年間1万円相当とした場合、優待利回りは約1.8%です。
配当金の情報
2025年12月期の予定年間配当:104円
予想年間配当利回り:1.91%
配当金の推移について
下記は配当金の推移です。配当権利日は6月(中間配当)と12月(期末配当)です。

配当金は連続増配で推移し、2025年12月期も増配予定としています。
配当性向は2024年12月期が75.3%、2025年12月期の予想が約74%です。
配当方針の確認
配当方針は「安定的な配当を基本、連結業績を反映した配当」としています。
業績推移と株価推移について
小林製薬の業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

利益は比較的安定した推移でしたが、2024年12月期の最終利益が大きく減益に。
2025年12月期は営業利益・経常利益が大きく減益見通しとしています。
株価のチャート
下記は5年分の週足株価チャートです。

株価は2021年以降に割高感や業績伸び悩み警戒感などで下落。
2024年3月末には「紅麹関連商品の回収など」から下落し、その後も厳しい推移です。
事業内容と財務状況について
小林製薬の事業内容と財務状況を確認していきます。
小林製薬(4967)の概要
小林製薬株式会社(こばやしせいやく、Kobayashi Pharmaceutical Co., Ltd.)は、医薬品と衛生雑貨(トイレタリー)の企画・製造・販売をおこなう日本の企業である。
製品開発において、非常に小回りの効く企業の一つとしてその名を知られると共に、ユニークなネーミングが冠された商品を多数持つ。
小林製薬 – Wikipediaより抜粋
医薬品、芳香剤、サプリメントや日用品雑貨など多くの家庭用品を製造・販売。
定番商品もある中、新製品を生み出すスピードにも定評があります。海外展開もしていますが、メインは国内です。
キャッシュフロー
下記はキャッシュ・フローの推移です。

営業CFは比較的安定していましたが、2024年12月期は減っています。
配当・優待について
株主優待は自社製品を実施、配当との合計利回りは高めの水準です。
株価は業績の落ち着き・割高感などから下落していたのに加え、商品回収など見えにくい部分が多く警戒感があります。