キリンHD(KIRIN)の株主優待は自社商品・株価はレンジ推移も下落場面あり【2503】 

ビール類シェアが国内2位、発泡酒で首位のキリンホールディングス(2503)、株主優待制度は長期保有が条件ですが自社商品を実施。株主優待に加え、業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。

キリンホールディングスのPOINT
  • 配当は安定推移で、高めの利回り
  • 株主優待制度は長期保有の条件が追加
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株価情報と株主優待

キリンホールディングスの株価情報と配当推移・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年10月4日終値時点)

株価:2,208.5円
予想PER:15.69倍
PBR:1.39倍
予想EPS:140.76円
時価総額:2兆186億円

最新の株価参考:キリンホールディングス(株)【2503】:Yahoo!ファイナンス

株主優待について

株主優待制度は「自社グループ会社商品など」を実施しています、優待権利月は12月で1年以上の継続保有が条件です。

保有株式数優待内容
100株以上 1,000株未満自社グループ商品 500円相当(1年以上3年未満)
自社グループ商品 2,000円相当(3年以上)
1,000株以上 3,000株未満自社グループ商品 1,000円相当(1年以上3年未満)
自社グループ商品 4,000円相当(3年以上)
3,000株以上自社グループ商品 1,000円相当(1年以上3年未満)
自社グループ商品 6,000円相当(3年以上)

3年以上の継続保有の場合、上記に加えて「自社グループ特別商品・割引サービスを抽選で追加予定」としています。

優待利回り

100株保有で500円相当とした場合、優待利回りは約0.2%です。

参考:株主様ご優待|キリンホールディングス

配当金の情報

2024年12月期の予定年間配当:71円
予想年間配当利回り:3.21%

配当金の推移について

下記は配当金推移です。配当権利日は6月(中間配当)と12月(期末配当)です。

配当は増配傾向で推移、2024年12月期は据え置き予定としています。

配当性向は2023年12月期が51%、2024年12月期の予想が約50%です。

配当方針の確認

配当方針は「2019年度より連結配当性向を30%以上から40%以上に引き上げる」としています。

若干高めの配当性向方針で株主還元に積極的とも言えそうです。

参考:配当金・自己株式取得|キリンホールディングス

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業績推移と株価推移

キリンホールディングスの業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2019年12月期は消費税増税、協和発酵バイオ工場が行政処分を受けた影響などで大きく減益に。その後も厳しい業績推移でしたが、2022年12月期は大きく回復。

2023年12月期は増益、2024年12月期も増益見通しとしています。

参考:連結損益計算書|キリンホールディングス

株価のチャート

下記は5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年11月にオーストラリアの子会社を売却する方針が固まり、海外の低収益事業の整理完了による期待値から上昇も、その後下落。

2022年5月から上昇した後はレンジ気味に推移していますが大きく下落する場面も出ています。

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事業内容と財務状況

キリンホールディングスの事業内容と財務状況を確認していきます。

キリンホールディングス(2503)の概要

キリンホールディングス株式会社(英: Kirin Holdings Company, Limited)は、ビールメーカーのキリンビール、清涼飲料水メーカーのキリンビバレッジなどを傘下に持つ、キリングループの持株会社(ホールディングカンパニー)である。

三菱グループの一員であり、三菱金曜会及び三菱広報委員会の会員企業である。

キリンホールディングス – Wikipediaより抜粋

主要事業セグメントは「国内ビール・スピリッツ事業」、「国内飲料事業」です。

近年は「医薬事業」が成長しています。

キャッシュフロー

下記はキャッシュ・フローの推移です。

営業CFは比較的安定した推移です。2023年12月期は投資CFが増えています。

配当・優待について

配当は安定推移で高い利回りですが、配当性向も高めなのは気になるポイントです。

株主優待制度は長期保有の条件が追加、3年以上の継続保有で金額が増えます。

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