近鉄百貨店の株価分析!厳しい業績も株価は下落から抜けてやや戻り【8244】

「あべのハルカス近鉄本店」を中心に店舗展開する近鉄百貨店(8244)。インバウンド需要の大幅減少で業績悪化。果たして今後の株価と配当がどうなるのか。業績推移や株価チャート・配当推移を分析してみました。また、拡充した株主優待制度を確認していきます。

近鉄百貨店の株価POINT
  • 割高感は強め、配当は厳しい
  • 厳しい業績推移も株価はやや持ち直し
  • 復活には時間がかかる可能性も
スポンサーリンク

近鉄百貨店の株価指標と事業内容について

はじめに、近鉄百貨店の株価指標と事業内容を見ていきます。

株価指標と配当利回り

株価:3,115円
予定年間配当:未定
年間配当利回り:—
予想PER:74倍
PBR:3.81倍

2021年7月19日終値時点のデータです。
最新の株価はコチラ⇒(株)近鉄百貨店【8244】:Yahoo!ファイナンス

株価指標はかなり割高。年間配当は未定ですが、厳しくなる可能性も想定されます。

近鉄百貨店(8244)とは

株式会社近鉄百貨店(きんてつひゃっかてん、英: KINTETSU Department Store Co., Ltd.)は、日本の百貨店の一つ。近鉄グループの主要企業。

親会社の近畿日本鉄道(近鉄)は三菱グループと密接な関係を持つが、近鉄百貨店は大輪会の会員企業である。2014年2月22日に「あべのハルカス 近鉄本店」として、日本最大級の店舗として全館開業した。

近鉄百貨店 – Wikipediaより一部抜粋

中期経営計画では「百貨店」から「百価店」への変化を目指しています。あべのハルカス本店強化・自主事業の進化・EC事業の強化などを行うとしています。

近鉄百貨店の業績推移と株価チャート

次に、近鉄百貨店の業績推移と株価チャートを見ていきます。

売上高・経常利益の推移

2021年2月期はインバウンド需要の消失、自粛要請などにより大きく業績悪化。最終損益は約49.5億円の赤字。2022年2月期は大きく売り上げが減少する見通しですが、「収益認識に関する会計基準」等の早期適用による影響です。

参考:近鉄百貨店企業情報|主要経営指標推移

週足の株価チャート

下記は近鉄百貨店5年分の週足株価チャートです。

2020年2月-3月に大きく株価が下落しましたが、短期では底値から抜けて以前のレンジの下限水準で推移しています。厳しい業績を考えると株価はやや戻っているという見方が出来ます。

株価のメドについて

上昇した場合のメドは3,500円、下落した場合のメドは2,800円辺りと見ることが出来そうです。

スポンサーリンク

近鉄百貨店の配当推移と株主優待制度

次に、近鉄百貨店の配当金推移と株主優待制度について見ていきます。

配当金の推移

下記は近鉄百貨店の配当金の推移です。年1回、期末配当を実施しています。

業績悪化に加え、2022年2月期も厳しい業績予想で2021年2月期は無配に。2022年2月期は未定としています。

利益配分の方針を確認

配当方針は「業績や経済情勢などを総合的に勘案し、安定的な配当を目指す。」としています。また、2022年2月期の配当は未定ですが、早期の復配に努めるとしています。

株主優待制度について

近鉄百貨店の株主優待は「買い物優待カード」と「優待クーポン券」、権利日は2月末と8月末の年2回です。

保有株式数優待内容
100株以上買い物 10%割引 10枚
レストラン街優待券 5%割引 5枚
無料駐車 1時間延長券 5枚
など

株主サービス向上のため、2021年8月末の優待から一部を拡充していますが、株価にはあまり影響していないです。

参考:近鉄百貨店企業情報|株主優待制度

近鉄百貨店の決算内容と今後について

最後に近鉄百貨店の決算内容の確認と今後について考えてみます。

決算内容の確認

2021年7月13日の決算にて、2022年2月期1Q(3-5月)の連結経常損益は4.2億円の赤字と発表。前年同期は23.3億円の赤字のため赤字が縮小していますが、まだまだ厳しい状況です。

今後について

短期で見るとインバウンド需要はまだまだ戻らず、緊急事態宣言による臨時休業、時短営業はこの先もいつ起きてもおかしくない状況が続いています。

長期での投資計画

中期経営計画(2021年度-2024年度)にて、4年で維持更新投資90億円、成長・戦略投資に110億円の200億円の投資実施予定としています。デジタル分野への投資は大きな伸びしろがありますが、大きな投資には当然リスクも伴います。

タイトルとURLをコピーしました