「あべのハルカス近鉄本店」を中心に展開する近鉄百貨店(8244)、株主優待では買い物優待カードなどを実施。株主優待に加え、業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。
近鉄百貨店の株価情報と配当・優待
近鉄百貨店の株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2023年11月27日終値時点)
株価:2,703円
予想PER:37.52倍
PBR:3.11倍
予想EPS:72.04円
時価総額:1,093億円
最新の株価参考:(株)近鉄百貨店【8244】:Yahoo!ファイナンス
配当金の情報
2024年2月期の予定年間配当:10円
予想年間配当利回り:0.37%
配当金の推移について
下記は近鉄百貨店の配当金推移です。期末(2月)の一括配当を実施しています。
業績悪化により2021年2月期、2022年2月期は連続無配。2023年2月期は復配、2024年2月期は据え置き予定としています。
配当性向は2023年2月期が21.3%、2024年2月期の予想が約14%です。
利益配分の方針を確認
配当方針は「業績や経済情勢などを総合的に勘案し、安定的な配当を目指す」としています。
株主優待について
株主優待制度は「買い物優待カード」と「優待クーポン券」、優待権利月は2月と8月です。
保有株式数 | 優待内容 |
---|---|
100株以上 | 買い物優待カード 10%割引 レストラン街優待券 10%割引 10枚 無料駐車1時間延長券 5枚 など |
株主サービス向上のため2021年8月末の優待から一部を拡充しています。
普段から利用する人には便利な優待です。
近鉄百貨店の業績推移と株価推移
近鉄百貨店の業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は近鉄百貨店の売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。
2021年2月期はインバウンド需要の消失、自粛要請などにより大きく業績悪化、最終損益は約49.5億円の赤字となりました。
2022年2月期は「収益認識に関する会計基準」等の適用による影響で、売上高が大きく減少。想定より回復が遅れたことで連続赤字に。
2023年2月期は黒字回復、2024年2月期は更に増益見通しとしています。
株価のチャート
下記は近鉄百貨店5年分の週足株価チャートです。
株価は2020年3月に大きく下落。その後は戻っていましたが、2021年8月に立会外分売の影響で再び大きく下落。
その後はレンジ推移から2023年8月末に上昇。9月中旬から下落しています。
近鉄百貨店の事業内容と財務状況
近鉄百貨店の事業内容と財務状況を確認していきます。
近鉄百貨店(8244)の概要
株式会社近鉄百貨店(きんてつひゃっかてん、英: KINTETSU Department Store Co., Ltd.)は、日本の百貨店の一つ。近鉄グループの主要企業。
系列の近畿日本鉄道(近鉄)は三菱グループと密接な関係を持つが、近鉄百貨店は大輪会の会員企業である。
近鉄百貨店 – Wikipediaより一部抜粋
中期経営計画で「百貨店」から「百価店」への変化を目指しています。
具体的には、あべのハルカス本店強化・自主事業の進化・EC事業の強化などを行うとしています。
キャッシュフロー
下記は近鉄百貨店のキャッシュ・フローの推移です。
2023年2月期は営業CFが回復しています。
近鉄百貨店の配当・優待について
株主優待の買い物優待カードなどは普段利用する人は便利な優待です。
配当は復配していますが、利回りは低いです。