近鉄百貨店の株価分析!厳しい業績で株価下落・回復には時間が必要か【8244】

「あべのハルカス近鉄本店」を中心に展開する近鉄百貨店(8244)。今後の株価と配当がどうなるのか、業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。インバウンド需要の大幅減少で業績悪化、株価も下落しています。

近鉄百貨店の株価POINT
  • 割高感は強め、配当は厳しいか
  • 厳しい業績推移・株価も下落推移
  • 復活には時間がかかる可能性も
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近鉄百貨店の株価指標と事業内容

はじめに、近鉄百貨店の株価指標と事業内容を見ていきます。

株価指標と配当利回り

株価:2,562円
予定年間配当:未定
年間配当利回り:—
予想PER:86.2倍
PBR:3.13倍
時価総額:1,036億円

2021年10月20日終値時点のデータです。
最新の株価はコチラ⇒(株)近鉄百貨店【8244】:Yahoo!ファイナンス

指標はかなり割高です。年間配当は未定ですが、厳しくなる可能性も想定されます。

近鉄百貨店(8244)とは

株式会社近鉄百貨店(きんてつひゃっかてん、英: KINTETSU Department Store Co., Ltd.)は、日本の百貨店の一つ。近鉄グループの主要企業。

親会社の近畿日本鉄道(近鉄)は三菱グループと密接な関係を持つが、近鉄百貨店は大輪会の会員企業である。2014年2月22日に「あべのハルカス 近鉄本店」として、日本最大級の店舗として全館開業した。

近鉄百貨店 – Wikipediaより一部抜粋

中期経営計画で「百貨店」から「百価店」への変化を目指しています。具体的には、あべのハルカス本店強化・自主事業の進化・EC事業の強化などを行うとしています。

近鉄百貨店の業績推移と株価チャート

次に、近鉄百貨店の業績推移と株価チャートを見ていきます。

売上高・経常利益の推移

2021年2月期はインバウンド需要の消失、自粛要請などにより大きく業績悪化。最終損益は約49.5億円の赤字。2022年2月期は「収益認識に関する会計基準」等の早期適用による影響で、売上高が大きく減少する見通しです。

参考:近鉄百貨店企業情報|主要経営指標推移

週足の株価チャート

下記は近鉄百貨店5年分の週足株価チャートです。

2020年3月に大きく株価が下落。その後は株価がやや戻っていましたが、2021年8月に立会外分売の影響で下落しています。

株価のメドについて

上昇した場合のメドは3,000円、下落した場合のメドは2,000円辺りと見ることが出来そうです。

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近鉄百貨店の配当推移と株主優待制度

次に、近鉄百貨店の配当推移と株主優待制度を見ていきます。

配当金の推移

下記は近鉄百貨店の配当金推移です。年1回、期末配当を実施しています。

業績悪化に加え、2022年2月期も厳しい業績予想のため2021年2月期は無配に。2022年2月期は未定としています。

利益配分の方針を確認

配当方針は「業績や経済情勢などを総合的に勘案し、安定的な配当を目指す。」としています。また、2022年2月期の配当は未定ですが、早期の復配に努めるとしています。

株主優待制度について

近鉄百貨店の株主優待は「買い物優待カード」と「優待クーポン券」、権利日は2月末と8月末の年2回です。

保有株式数優待内容
100株以上買い物 10%割引 10枚
レストラン街優待券 10%割引 10枚
無料駐車1時間延長券 5枚
など

株主サービス向上のため、2021年8月末の優待から一部を拡充していますが、株価にはあまり影響していないです。

参考:近鉄百貨店企業情報|株主優待制度

近鉄百貨店の決算内容と今後について

最後に、近鉄百貨店の決算内容の確認と今後について考えてみます。

決算内容の確認

2021年10月12日の決算にて、2022年2月期2Q累計(3-8月)の連結経常損益は9.7億円の赤字と発表。あわせて通期の同損益を17億円の黒字予想から13億円の黒字予想に下方修正、期末一括配当は引き続き未定としています。赤字は縮小していますが、下方修正を行いまだまだ厳しい状況です。

今後について

インバウンド需要はまだまだ戻らず、緊急事態宣言による臨時休業、時短営業はこの先も起きてもおかしくない状況が続いています。

長期での投資計画

中期経営計画(2021年度-2024年度)にて、4年で維持更新投資90億円、成長・戦略投資に110億円の200億円の投資実施予定としています。デジタル分野への投資は大きな伸びしろがありますが、大きな投資には当然リスクも伴います。

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